2024年10月期第3四半期決算動画 書き起こし記事公開のお知らせ
こんにちは。ラバブルマーケティンググループ(9254)IR担当です。
2024年10月期 第3四半期の決算動画の書き起こし記事を公開いたします。
決算概要や昨今の取り組み、子会社化を決議したユニオンネット社について、代表 林よりご説明させていただいておりますので、ぜひご覧いただき当社のご理解を深めていただけますと幸いです。
↓決算短信および決算説明資料は、弊社IRサイトからご覧いただけます。
↓決算速報動画は以下よりご覧いただけます。(約18分)
※記載内容につきましては、ご理解いただきやすいよう加筆修正をさせていただいております。
株式会社ラバブルマーケティンググループ 代表取締役社長の林です。
本日は2024年10月期第3四半期の決算説明をさせていただきます。
まずはエグゼクティブサマリーです。こちらは累計の数字となります。
売上高は15億8,800万円、通期業績予想に対する進捗率は79.4%で過去最高となりました。
営業利益は進捗率155.9%で1億5,500万円となりました。
SaaS型のプロダクト契約件数は前年同期比6.2%増の568件で、主力商品のコムニコ マーケティングスイートのARR(年間経常収益)は2億8,000万円で前年同期比3.5%増となりました。
決算概要です。売上高15億8,800万円、営業利益1億5,500万円、経常利益1億6,600万円でそれぞれ前年同期を上回り、また対予想に対して売上高は順調に推移、営業・経常利益は大幅達成となりました。
四半期別の売上高推移は、前年同期比19%増でした。主な要因は海外売上の順調な拡大とSNSマーケティング事業の伸長によるものです。
原価推移は人件費の増加により総費用率は前年同期比で2.78%増加しました。また、従業員数は前年同期で11人増加しております。
売上高の内訳としては主力のSNSマーケティング事業が15億2,000万円で前年同期比20%増で順調に推移し、DX支援事業につきましても6,700万円で4.1%増となりました。
SNSマーケティング事業の売上構成は「運用の支援」「運用支援ツールの提供」「教育」と3本柱となっております。運用の支援、つまり企業のSNS運用の中の人を我々がやるというようなビジネスになりますが、こちらが1番構成比が高く78.8%、次いでSaaS型のソフトウェアのツール提供が20.4%、教育が0.8%という形になっております。
主要KPIです。我々のビジネスは半年や1年間の契約でストックするモデルになりますので、新規受注件数が今後の売上を占う上で非常に重要な数字となるため、このように発表させていただいております。今期の新規受注件数は374件、前年同期比10%増で順調に推移しております。
次はロイヤルクライアント社数です。年間の取引高が1,000万円以上の会社様をロイヤルクライアントと定義させていただき、社数及び取引高をトラッキングしております。社数に関してはほとんどの企業が期中ということもあり、40社から40社で増加はございませんでした。ただし、上位10社の平均取引高はクロスセル・アップセルの効果があり、5,157万円が5,905万円と14.5%取引高が増加いたしました。
こちらは当社の収益構造です。お客様は代理店様を通したお取引と直接企業との取引がございます。売上は運用支援とツールの利用料を月額でいただき、あとはコンテンツの量や動画、テキスト、写真 、イラストなどの内容で金額が決まってくるのがベースとしてあり、さらにファンを獲得するためのキャンペーン、広告、効果検証、インフルエンサーを使うなど、様々なアップセル・クロスセルをしていくことで売上高ができる収益構造になっております。
運用支援ツールについてご説明します。当社は3つのソフトウェアを提供しておりまして、1つ目が主力の「comnico Marketing Suite(コムニコ マーケティングスイート)」です。こちらは複数のプラットフォームに対応しており、SNSの投稿や分析、レポート作成を1つのダッシュボードで行えるツールになっております。
2つ目が「ATELU(アテル)」で、プレゼントキャンペーンをSNS上で行うためのツールになっております。
3つ目がInstagram上で動くチャットボットのツール「autou(オウトウ)」で、ダイレクトメッセージの自動応答などができるツールになっております。
運用支援ツールの主要KPIの推移です。左にありますSNS運用支援ツール契約件数は前年同期比で6.2%増の568件でした。また主力の「コムニコ マーケティングスイート」は、前クォーターで発表させていただいた時に一時的に解約率が2.7%まで上がりましたが改善し1.3%となっております。ARR(年間経常収益)は2億8,000万円で前年同期比3.5%増で、過去最高の数字になりました。
「コムニコ マーケティングスイート」の複数アカウント契約社数です。
このツールはたくさんのアカウントを使っていただくとそれだけ月額の収益が上がるため、1から3アカウントと4アカウント以上のお客様を分類してトラッキングしております。
今はどのお客様もSNSアカウントを複数運用する時代ですので、4アカウント以上のお客様が増えているのが左の図でお分かりいただけると思います。そのお客様が前年同期で27.5%増となっております。実際は右図のように、1社あたりで何アカウントもSNSアカウントを持っているというケースが結構ありまして、それらを一括管理するために当社のツールを使っていただいているというような例が多数ございます。左上の大手ITグループのアカウントは大幅に増加し、282アカウントを当社の
「コムニコ マーケティングスイート」を通じて管理運用をされています。
それ以外にも大手自動車メーカーが182アカウント、ウェディング・ホテル運営会社が64アカウント等々、たくさんのSNSのアカウントを当社のツールを使って利用いただいております。
トピックです。昨今TikTokを初めとした縦型ショート動画の需要が拡大しております。若年層向けのイメージですが、最近は年代が高い方の利用が増えていて非常に注目されています。当社はこの需要に対応するため「ショート動画制作プラン」という新しいプランを作って販売開始しました。またその中でも注目されているプラットフォームであるTikTokの専門チームも設置し、すでに複数社から受注ができております。
縦型動画の広告市場は2023年で526億円となっており、2027年には約2,000億円まで伸びると予想されており、サービスの拡充が十分に見込まれると考えております。
「教育」のSNSエキスパート検定/リスクマネジメント検定の受講者数は累計6,146人となりました。
成長戦略です。既存事業での年間成長率は19.2%で、今後も10%から20%の成長率を維持しながら育てていきたい。また、それだけでなく大きくジャンプアップできるような新しい事業への挑戦をやっております。その1つが東南アジアでの事業展開、もう1つがXR分野への投資です。これらを加速するために今期社内に専門チーム「新規事業開発室」を新設して力を入れております。
当社がターゲットとする市場規模をご説明します。主力事業のSNSマーケティングは2022年には9,300億円の市場が2027年には1兆8,000億円になると言われております。また、今後注力している東南アジアからのインバウンド市場は、2019年で6,000億円のところ2030年には1兆4,000億円に、また今後我々が投資をしていきたい分野の1つであるWeb3の市場規模は0.1兆円が2兆4,000億円になると言われておりまして、基本的には成長する市場に投資をしていく、力を入れていくという考え方でやっております。
「Japan Promotion Project(ジャパンプロモーションプロジェクト)」と当社が呼ぶ取り組みをご説明します。我々がやりたいことは、我々のマーケティングノウハウを使って日本が持っている魅力的なコンテンツ、例えば食やサービス、文化、観光などを海外にアピールして日本に来たい、日本のものが欲しいと思ってもらうことをやりたいと考えております。
特に東南アジア市場ですが、東南アジア全体の人口は日本よりも非常に多く、GDPの推移や広告費の推移も成長しております。また特徴的なのがSNSで日本でもSNSはほぼ毎日使ってる方が多いと思いますが、利用率は東南アジアの方が高く、また1日あたりのSNS利用時間も日本の約3.5倍で当社が強みとしているSNS領域のノウハウを生かして東南アジア市場のビジネスを増やしていきたいと考えております。
海外に関するトピックスです。タイの子会社であるDTK ADがフィリピンもサポートできるようになりました。これにより支援国は9カ国になりまして、訪日外客数のカバー率は78.7%となりました。
「お試し出店サービス」を合弁会社にて展開しております。海外出店を希望する日本の飲食事業者が我々が店舗として抑えているマレーシアの一角で期間限定で出店できるというサービスです。これにより会社設立の手間やリスク、従業員の就労ビザの問題、現地のマーケットなど、全てワンストップで提供して、うまくいくのかいかないのかというのを見極めていただくことができます。第1弾の「伝説のすた丼屋」が非常に盛況で、第2弾、第3弾とオープンが決定しております。このように海外出店を希望する企業様が非常に多く、引き合いが増えているため、テナントを増加していく予定でございます。
こちらは以前にも行ったタイでのイベントの様子で、XR/MRの技術を使って日本にいるVTuberとタイにいる人が直接ゴーグルを通してコミュニケーションができるという実験で、今回も大盛況でした。
先日ユニオンネットという会社の株式を取得し子会社化することを決議したという旨のリリースを出させていただきました。ユニオンネットはウェブサイトの制作や構築、またそこに集客するための広告運用といったノウハウを持っている会社です。直近の売上は1億円以上のストック収入を持っていて、その上にウェブ制作の案件が積み上がるというようなモデルです。株式譲渡の実行日は2024年11月1日の来期で、業績に対する貢献は来期からとなります。
ユニオンネットは当社グループで初めて大阪に本社を置く会社になります。強みとしてはウェブサイトの制作、広告、Webコンサルです。お客様に教育機関が非常に多いという特徴があり、取引先の42%が学校教育機関となっております。
当社グループとユニオンネットのアセット、ノウハウを共有して、新規ソリューション開発やサービス強化を行って事業拡大を目指していきます。
1番簡単なところでは、ユニオンネットのお取引先にSNSマーケティングのご提案をしたり、当社のお客様にウェブサイト制作のご提案をするなど、シナジーを作って共に成長していくことができるのではないかと思っております。
以上で第3四半期決算のご説明とさせていただきます。
最後に当社のSNSアカウントの登録のお願いでございます。当社のリリースや今後の取り組みなど様々な情報発信をしておりますので是非ご登録いただき、当社に注目していただければ嬉しいなと思います。
本日はご清聴ありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き、ラバブルマーケティンググループをどうぞよろしくお願いいたします。
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