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【SDGs-Workshop第3回】「LEGO®ブロック」でビジョンを可視化!ひとりひとりが思いを出し切り、全員で話し合う共創的対話の方法とは?

ラバブルマーケティンググループのSDGs推進プロジェクト「LMG’s SDGs Project」、7月20日、第3回ワークショップを開催しました!!
今回のメインテーマは、「ビジョンの可視化と共有」でした💡

立場や価値観の異なる人たちが30人も集まって、ビジョンを話し合う-、これは、なかなか難しいことだと思いませんか?
けれども今回は、大勢の多様な人たちが、多様なまま、一人残らず内なる思いを出し切って、全員で話し合う、ちょっと魔法のようなワークショップでした!!😳
どうすればそんなことができるのか、その学びをご報告します📄✨

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「LEGO®ブロック」を使って思いを可視化

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前回はカードゲームでしたが、今回は「LEGO®ブロック」!?(笑)
なぜ、ビジョンについて話し合うのに、「LEGO®ブロック」が必要なんでしょう?

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「実現したい自社の未来像は?」と聞かれても、ぱっと言語化できないメンバーもいるかもしれません。

「LEGO®ブロック」を使って思いを形にし、その作品を説明する、という方法をとることで、

1.普段なかなか言語化しづらい内なる思いをひとりひとりが表現する
2.全員で”対話”する


ことができるようになる、と言います。

これは、「LEGO® SERIOUS PLAY®」という手法で、SDGsに限らず「複雑な課題に対して、チームメンバー全員で、しっかり考えを深める」必要があるテーマを扱う際に、世界的に活用されている対話の手法だそうです。

●「LEGO® SERIOUS PLAY®」とは?
2000年頃にLEGO®社によって開発された対話の手法。MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボのシーモア・パパート教授が提唱した教育理論「コンストラクショニズム」に基づいており、NASAやGoogleを始めとした企業でも導入され、世界中で実施されているワークショップの1つ。
用いる「レゴ®ブロック」のセットや、フレームワークが規定されており、実施には、所定のトレーニングを受けたファシリテーターが必要。
(参考: 「LEGO® SERIOUS PLAY®」とは?)

今回は、当社SDGsアドバイザーの眞鍋和博先生に加えて、「LEGO® SERIOUS PLAY®」認定ファシリテーターである下田泰奈(しもだやすな)先生にご指導頂きました。

余談ですが、この認定ファシリテーターは、日本にまだ500人程度しかいないそうですよ!(2020年7月時点)

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前半のウォーミングアップで「LEGO®SERIOUS PLAY®」のコツをつかんだら、いよいよメインテーマへ!
次の3つのテーマで、作品をつくり、5人グループごとに作品を通じて、思いを話し合いました。
いくつか作品例をご紹介します✨

【1】私(個人)にとってSDGsに取り組むことの価値とは?

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(株)コムニコの黒井は、個人にとってのSDGsに取り組む価値を「自分の子供や孫の未来のため」と表現しました。
「向かって右側の矢印マークが、未来へと進むタイムラインを表しています。歩いているフィギュアが自分、そして左側の2つの黄色いブロック(目がついている)が子供と孫。
モノクロで始まった自分の世代から、子、孫と時を経るにつれて、世界がカラフルになっていく…豊かで賑やかな時代になっていくことを表しました。
今の自分が頑張ることによって、未来の子孫たちが楽しく安全に暮らせる地球をつくっていきたいという思いを込めています。」

【2】私の会社にとってSDGsに取り組むことの価値とは?

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代表の林は、「ひとりひとりでは小さな個々人の思いに、掛け算でレバレッジをかける存在が会社である」と説明しました。この作品は、「個々人の思い×会社=」という形になっています。
林は、SDGs推進プロジェクトを通じて、「個々人の思いを推進力として、変化を楽しみながら、現状の外のゴールを描く」という方針を繰り返し打ち出しています。

【3】SDGsに取り組むことで実現したい自社の未来像は?

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(株)コムニコの渡邉は、実現したい未来像をとてもシンプルに表現しました。
グループビジョンである「ラバブル(愛される)マーケティング(=ハート型のブロック)」が、社会基盤となった時、それに関わる人(=人型フィギュア)も、会社(=グリーンの旗がついているブロック)も、地球(=花)もHappyに!という未来像を表した作品です。

思いをつなげてランドスケープを共創

「実現したい自社の未来像」についての作品を、5人グループで共有した後、5人の作品に関連性を持たせて位置付けたランドスケープをデザインしました。

例えば、こんな感じです♪↓

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右(ピンクボード)が現在、左(グリーンボード)が未来です。
【1】現在から未来へ、徐々に社会課題をクリアしていくごとに視界が拓けていきます。
【2】SDGs推進企業・マーケティング企業グループとして、SDGsや社会課題について多方面に情報発信を行い、広めていきます。
【3】そのうちに、地中で根が伸びていくように、コラボレーションのネットワークが広がって、「ラバブル」な花が咲きます。
【4】その時、私たちの会社は、イノベーティブで尖った会社でありつつも、「ラバブル」なコンセプトを掲げて多様性を許容する優しい会社です。
【5】「ラバブルマーケティング(愛されるマーケティング)」が社会基盤として定着した時、それに関わる人も会社も地球もHappyになる未来が実現します。

こうして、全員の思い(作品)を関連づけて、1つのストーリーにまとめることで、誰一人取り残さず、多様な思いを多様なまま活かす、共創的な話し合いを実現できました!!

このようなランドスケープが6グループ分出来上がったら、最後は、全体での作品展&プレゼン大会♪
皆で自由に会場内を歩き回りながら、作品の説明を聞いては質問し合い、30人全員で、未来ビジョンを可視化・共有しました。

一連の様子を、1分動画にまとめていますので、ぜひご覧ください↓🎥✨

【学び1】ひとりひとりに思いがある

「LEGO®ブロック」を使って作品を作りそれを説明する、という表現手法をとることで、自然と「右脳と左脳」「抽象と具体」を行き来しながら、ひとりひとりが自分の中に眠っている思いや考えを整理し、存分に表現することができました。

そして、同じテーマでもひとりひとり表現が違っていて、とても多様な作品が出来上がったことで、「ひとりひとりに思いがある」という発見があり、皆がこのことに感動していたように思います。

例えば、チームプレイ文化を重視する当社では、「ひとりひとりの個性を活かして、音楽を奏でる」というように楽器や音楽のモチーフで表現するメンバーもいましたし、「誰一人取り残さない」という意味を込めて手持ちの全ブロックを使った作品づくりにこだわるメンバーもいました。

渡邉:言葉ではなく、形で表現する楽しさを実感しました!
山本:「LEGO®で疲れる」体験は初めてでした(笑)同じブロックを持っているにも関わらず、人それぞれ作るものや考え方が全く違うことに驚きました。作品に対する皆さんの説明が大変興味深かったです。また、自分が思っていることに対してレゴをつかって具体的に形にすることで、伝えたいことをわかりやすく整理することができたような気がします。

【学び2】多様な思いを多様なまま活かす、共創的な話し合い方

今回の最大の学びは、「共創的な話し合い方」だったように思います。

執行役員の芹沢は、「会議で議論するとしたら、自分の意見が否定されるんじゃないかと怖がって発言できないメンバーも多いように思いますが、”作品に対して意見を言う”というルールがあったことで、皆が作品に込められた意図や思いを理解しようと傾聴し、本当の意味で対話をすることができました。話し合いの仕方を改めて学んだように思います。」と話しました。

誰も否定されたり軽視されたり傷つけられる恐れのない話し合い、
誰一人取り残されず、内なる思いを出し切ることができる話し合い、
多様な思いを多様なまま活かして未来を共創する話し合い…
そんな素晴らしい話し合い方を体感することができたように思います。

前回の「SDGs推進企業に求められるSDGsマインド」の学びとしても、他者をライバルや利用する/される存在として捉えるのではなく、共創パートナーとして捉える必要がある、と書きましたが、個々人の思いや多様性を活かせれば活かせるほど、未来の可能性が広がります。

SDGs推進とは、多様性を活かしてイノベーティブに未来を共創していくことであり、そのためにはまさに、こうした話し合い方が求められるのではないでしょうか。

守屋:伝えたいことを言葉ではなく、モノにすることで、自然と1to1コミュニケーションの仕組みを作り上げることができていると実感できました。また、若手の発想を吸収する機会にもなると思いました。
増子:可視化したことで数日経っても覚えていることに気づきました。
これから作り上げていく「SDGsステートメント」も、言葉だけでなく、形やカラーで表現できたら、浸透力・実行力も増しそう!

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次回からは、いよいよ、具体的に「SDGsステートメント」策定の議論に入っていきます。
その際、今回触れたひとりひとりの多様な思い、そして、それを活かすための共創的な話し合い方をしっかり意識しながら進めていきたいと思います。

※このnoteでは、「SDGsステートメント」策定までの全6回のワークショップの過程を全てオープンに発信していきます。SDGsへの取り組みにご関心をお持ちの方へ、ご参考になることがあれば幸いです。

木下


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