学校はエアコン付けて!!

アクティブラーニングに詳しくなるニシナカですが、教授とのやり取りが長引いております。アクティブラーニング云々限らず、授業について考えるニシナカにしようかなぁ…などと考える今日この頃。

今回は、エアコンが学力に影響するかもしれないので、学校は常に快適な温度にしてほしいなぁというお話。

エアコンと学力についてはエビデンス含めまとめましたのでどうぞ!


・エアコンがないと認知機能が落ちる!?何度に設定するのが良い?

☆エアコンと認知機能
ハーバード大学の学生44人を対象とした実験。エアコンのない寮に住む学生20人とエアコン常備の寮に住む学生24人が朝起きてすぐに2種類の認知テストを受けた。
その結果、エアコンのない寮に住む学生はエアコン付きの寮に住む学生よりも反応時間が13.4%遅くなり、テストのスコアが13.3%低下した…!!!

→エアコンがないと頭の熱を上手く処理できず、認知機能が低下したと考えられている。

☆何度に設定するのが最も効果的なのか?
2004年コーネル大学の論文より、職場の温度を20度から25度にあげたところ、被検者のアウトプットの量が150%増加して、タイピングエラーが40パーセント減少した!

→「25度に設定すべき」ではなく「部屋は快適な温度で保つことが重要で、その目安として25度に設定するのがよさそう」という結果。(年齢や性別、目的に応じて変化しうる)

☆特に数学の勉強に効果がある?逆に国語は‥?
カリフォルニア大学バークレー校のジビン教授が8003人の学生を対象に追跡調査を行い、室温が21度を超えるとスコアの低下が現れ始め、26度まで比例的に成績が悪化した。しかし、国語のテストでは室温による差がほとんど無かった。

→数学のほうが、脳が様々な情報を処理し、熱が発生しやすいからと考えられる。また、脳は思考時に大量の熱を発生させると考えられていて、気温が高いと上手く処理できずにオーバーヒート状態になるためスコアが下がったとされている。


(まとめ)
快適でない温度は認知機能や作業効率に悪影響を及ぼす。作業効率を上げるために25度くらいに設定するのが目安で、難しい問題などを取り扱う時はもう少し低い温度でもいい。


このように、快適な温度を保つことで子どもたちに良い影響が出そうだと言えるんですよね~。教師がエアコンを付けたり、付けなかったりするのはなぜなんだろ…。

ということで、私が教師のクラスはなんと言われようとエアコンは付けたいです!もちろん、子どもたちの最も納得いく形で!

というわけで、今回はここまで!ありがとうございましたー!

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