せをはやみの作り方 第六話〈リモート演劇〉
以下の台本とともにお楽しみいただけたら幸いです。
◆◆ 第六話用台本 ◆◆
第六話 『一本目』
ふう 【プランク中、以下吐息まじりで】
さとし 【プランク中、以下吐息まじりで】あ、今日午前中に荷物送ったから
ふう 、、、え？
さとし 、、、漫画
ふう 、、、あー、はいはい
さとし 、、、明日届くと思いますー、ちゃんとしばらく置いとくんだよ
ふう 、、、はーい
LINEの着信
ふう 【プランクをしながら返信】
さとし あ、今朝親父の手伝いしてきたよ
ふう 、、、え？漁師？
さとし 、、、うん、久しぶりだったから船酔いしっちゃったよ、帰ってきてさっきまで横になってた
ふう 、、、大丈夫？
さとし 、、、もう平気、奴らはさ、海にはいないんだって考えたらすごく爽快だったなぁ
ふう 、、、うーん
さとし 、、、早くどっか行かないかなぁ
ふう 、、、うーん
LINEの着信
ふう 【プランクをしながら返信】
さとし 友達？
ふう 、、、うん、チエ
さとし 、、、あぁ、チエちゃんか、元気だって？
ふう 【ガックガク】
さとし 【ガックガク】
負けた方 【崩れる】
勝った方 【ガッツポーズ】よっし！向こう半年のゴミ出し係●●（相手の名前）ね、約束だからね！
負けた方 【微動だにしない（息切れさえも）】
◆◆ 役者たちの思い出 ◆◆
私も一回勝ってるんです！勝ってるんです！！
魚のぬいぐるみを投げ込んだ時にヒレが敗れたのですが、
使われたのはさとし勝利ver．だったので、ヒレは破れ損でした。
ここで供養出来てよかったです。
《白井肉丸》
これ、実は、一番大変なのは『勝った時に全力で喜ぶ』ってところなんですよ。
まぁ、プランクも勿論大変なんですけど、ガチで勝ちにいくと、スマホ見る余裕がないので、勝った瞬間がわからないんです。
そして、勝った瞬間が一番疲労感がでかいんです。
マイナスからのトップギアは頭がクラックラするんですよ。
でも、なかなかオッケーがでない。
一応役者なのでね、カットがかかるまでは演技続けるんですけど、ホントに体力がもたないんです。
なので、最後の台詞はただの本音ですね。
《須藤大輔》
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