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ロースクールの教科書を読んだだけでは全く分からない問題

アメリカの大学のロースクールの本は分厚く、図書館にズラッと並ぶ百科事典みたいです。


その中身も、そうそうたるもので、英語も独特の法律用語を使っているので、一度、読んだだけでは、全く意味が分かりません…

私が日本人で、英語が母国語でないということもありますが、英語が母国語のアメリカ人でも分からないようです。

このため、ロースクールでは、commercial aidsをみんな使っています。参考書みたいなものというか。

これはこれで、読むのが大変😅

ロースクールの授業では、過去の判例を読み込み、アメリカの法律のルールを学ぶという形式とっています。ですが、そもそも判例の書き方がぐちゃぐちゃしていて、何が起こったのかよく分かりません。

そこでCase Briefと呼ばれる判例の骨子をまとめたものを探し、読んでおきます。

また、授業で習うであろうルールを簡潔に表したOutlineと呼ばれる資料をみて、Black Letter Lawは何か、読んでおきます。

誰にテキストだけ読んで、なんとなく分かっているが、説明出来ないという状態で授業に臨むと、先生に当てられた時に答えられなく、苦労します。

最初は、commercial aidsを使うということを知らず、ググったり、何度も読み返したりしたのですが、どうやら公然の裏ワザ?で、commercial aidsは活用している学生がほとんどのようです。

ロースクールの入学時に、最初にテキストは1回読んでも分からないので、3回読んでいいぐらいだ、みたいな話を聞いたので、一度読んで分からなくても仕方がないのかもしれません。勉強中の身ですから〜

というわけで、テキストを読んで意味がわからずに悩んだり、参考書を読んで、あぁそうだったのか〜と思ったりすると、時間がかなり過ぎてしまいます。

そうそう、そして、調べたものは、授業前にメモを作っておきます。話がややこしくて覚えられないので、私は、Wordでメモを作っておかないと、授業に出れません😭

ロースクールを卒業するには、もちろん頭の良し悪しとか、記憶力が良いということも重要だと思いますが、こういった地道に色々調べてやるということを継続的にできるかどうかが、鍵かなとも思います。

勉強中の皆さん、一緒に頑張りましょう!

たまには、コーヒー休憩でも!

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