LLM出願準備スケジュール+かかった費用(筆者の場合)

参考までに筆者の出願準備スケジュールと、出願のために負担した費用をご紹介したいと思います。なお、TOEFL対策についてはこちらの記事に書きました。

【留学決定~出願完了までのざっくりとしたスケジュール】
2023年1月
上司から「海外勤務か海外留学に興味はあるか?」と聞かれ、どちらであっても希望する旨を返答。

2023年2月
同月末日ごろ、留学に行くことが正式に決定。ここから本格的にTOEFL対策を開始。

2023年3月
4月にTOEFLを初受験することに決め、ひたすらTOEFL対策。また、LLM留学を経験された弁護士の先生から話を伺うなど、情報収集に努める。

並行して出願プロセスを調べるも、自力で出願を進めるのでは失敗すると確信したため、留学カウンセリングを受けることを決意。カウンセラーを探し始める。

2023年4月
TOEFL初受験。結果はTotal 81点で、目標とする100点overには遠く及ばず。留学カウンセリングに申し込み、出願書類の準備も始めた。

2023年5月~8月
5月初旬にAndy先生のTOEFL講座を受講。以降、同講座で教わった方法でTOEFL対策を続けつつ、並行して出願書類の作成やLSAC上の各種処理を進める。

2023年9月
3回目のTOEFL受験でTotal 100点を達成。

出願予定のほぼ全ての大学において100点が基準となっており、少なくとも最低点は超えたこと、これ以上TOEFLに注力するよりほかの出願書類の準備に時間を充てた方が(金銭的にも精神的にも)良いと考え、100点ちょうどでTOEFLの受験は終了。

2023年10~11月
Personal Statementを中心にひたすら出願書類の準備を行い、11月末までに8校分全ての出願を終える。


【補足】
実は、現在勤務している会社には、そもそも社費での留学制度自体が存在しませんでした。従って、昨年1月に話が出るまで自分が留学に行くことになるとは全く想像もせず、もちろんその時点では米国LLMのことはほぼ何も知らないので、完全に手探りの状態からスタートしました。

結果的に、TOEFLについては対策を始めてから半年弱でギリギリ100点に到達し、11月末には全校出願を終えるようなスケジュールで書類の作成も終えましたが、振り返ってみると、総じて運が良かったと言わざるを得ません。

特に、早い段階で自力での出願を諦めて留学カウンセリングを受け始めたこと、出願書類の作成に集中すべき10月頃までにTOEFLのスコアリングが終わっていたのがポイントだったと思います。

既に社費留学の制度が確立している企業にお勤めの方で、社費で留学する方々は社内選考の準備等々でもっと早い段階から意識して動き始めるのだと思います。個人的な感覚としても、遅くとも出願する前年の10月くらいから準備を始め、できれば出願する年の5~6月あたりまでにTOEFLのスコアリングを終わっていれば余裕をもって出願準備に取り組めると思います。


【費用の話(Application Fee除く)】
細かい費用は省いていますが、TOEFL関連(TOEFL対策費用+受験料)で35万程度、留学カウンセリングの費用や出願書類のネイティブチェック等で25万程度を負担しました(ドルで支払ったものについては、平均すると1ドル=135円ほどだったのでそのレートで計算)。

合計60万弱という金額が高いか安いかと聞かれると分かりませんが、TOEFL対策と出願サポートのみで100万を超える留学予備校もあると聞きます。出願プロセスにおいて費用負担が必須になるものはともかく、どこに投資するかについては、ご自身の経済状況や所属先の補助の有無等も踏まえて慎重に検討されるのが良いと思います。

なお、TOEFLについては必要な点数が取れるまで受け続けることになるので、TOEFLのスコアリングが早めに終われば終わるほど、トータルの費用負担は軽くなります(円安だと、1回あたり3万~3.5万くらいかかるので…)。

費用の観点からも、TOEFLのスコアリングは早期に終了できるとベストです。


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