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マンデラ効果

皆がそう言うと何だか本当にそうだったかの様に感じる。

人間の記憶は曖昧である。

という話。


マンデラ効果
事実とは異なる記憶を不特定多数の人間が共有している現象のこと。
また、多くの人が思い込む事であたかも事実だったかの様にされる風潮のこと。


心理学を勉強している多くの人からすると

マンデラ効果って何?

となるんじゃないでしょうか。


何故なら「マンデラ効果」は心理効果の一種の様ですが「ネットスラング」だからです。

実際に研究が行われている訳でもなく、実証された心理効果でもありません。

しかし、とても面白い話なので紹介したいと思います。


マンデラ効果」のマンデラは、ネルソン・マンデラさんから来ています。

マンデラさんと言えば、反アパルトヘイト運動を行い国家反逆罪で終身刑の判決を受けたものの、20数年後に釈放され、後にアフリカ民族会議の議長に就任。

その後、本格的にアパルトヘイト撤廃運動を行い、1993年にノーベル平和賞を受賞。

翌年には南アフリカ初の全人種が参加した普通選挙を経て大統領に就任した超偉人です。

(マンデラ記参照)


そのマンデラさんに対して、

「マンデラなら1980年に牢獄で死んだよ?」

という記憶を持つ人が居たのです。
普通であれば、

「いやいや、そいつ大丈夫か?」

と思いますよね。


でも同じ記憶を持つ人たちがとても多く現れたんです。

不思議ですねー。


これは一種の「虚偽記憶」によるものかと思われますが、当時ネットでは「パラレルワールド」を移動しているとか何とか言われてました。


虚偽記憶
実際には起っていない筈の出来事に関する記憶(エピソード記憶)のこと。
トラウマ等から記憶を挿げ替えてしまう事で生まれる間違った記憶のこと。


パラレルワールド
ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)のこと。


僕も「パラレルワールド」はあった方が面白いと思いますが、恐らくは前者でしょう。

芸能人の死亡説とか、根も葉もない噂なんかも同じで、誰かが本当だと思い込む事で広がっていく訳です。

人間の記憶と言うのは恐ろしく曖昧で脆いという話でした。


こちらからは以上です。

サポートして頂いた方の事は一生忘れません。 靴ぐらいなら喜んで舐めます。