アンダーマイニング効果とエンハンシング効果
100mを10秒で走ると女子にモテるのではと気付き、彼は練習を始めた。
100mを10秒で走ったらマネージャーが付き合ってくれると聞いて、彼は練習を辞めた。
マネージャー「おい。」
「アンダーマイニング効果」
訳すと「弱体化効果」。内発的動機に対して、外発的動機付けを行うことでモチベーションが低下してしまう心理効果。
「エンハンシング効果」
外発的動機付けを行う事でモチベーションを高まるという心理効果。
勉強をする子としない子の差は、モチベーションがどこから来るかです。
その子が「報酬の為に頑張るタイプ」なのか「自発的に頑張るタイプ」なのか。
モチベーションの上げ方は人それぞれで、目標の立て方や褒め方など、人によって全く違います。
というお話。
とても長い付き合いの友人は正に「アンダーマイニング症」で、外発的な動機付けによってモチベーションが下がってしまうタイプです。
僕から「あれ一緒にやろうよ」と誘うと、一緒に初めはしますが自発的に練習したり情報を集めるという事はしません。
しかし、何かのキッカケ(例えば暇で他にやる事がなかったとか、違う角度から情報が入り興味を持った等)があると、途端に没頭していきます。
どちらかと言えば僕も同じタイプです。
ただ一つ違うのは友達に「あれ一緒にやろうよ」と言われても、僕の場合はまずやらないです。
うちの妹は正に「エンハンシング症」です。
とにかく外発的な動機がないとヤル気が起きません。
例えば受験合格したら関ジャニのライブに連れてって貰えるとか、試験に合格したらSwitchを買って貰えるとか。
車を買って貰えるから頑張って免許を取るとか。
視野に入る壁の至るところに、外発的動機付けとなる格言や目標を貼り散らかしてます。
俺の部屋にも何故か貼ってます。
ちょっと怖いです。
でも、モチベーションを上げる方法が分かっている事は良いこと。
貴方はどちらのタイプですか?
できない子や、やらない子に自分のやり方を押し付けていませんか?
何が間違いで何が正解というのは分かりません。
でも一つ言えるのは、人によってモチベーションの上げ方は違うという事。
あと、人の部屋にポスター貼るんは違うと思います。