見出し画像

Home Editの番組から学ぶ人生の優先度別!整理術〜パーソナリティは環境で変えられる①〜

 環境心理学という分野があるほど、
私たちの身の周りの空間や物は、私たちの人生に大きく関わりますね。

 Netflixで観れる片付け番組
「THE HOME EDIT〜暮らしを変える整理術〜」のシーズン2が始まりました。

 片付けのプロ集団「Home Edit」のトップ、
クレアとジョアンナという2人の女性たちが、
持ち前のクリエイティブさとチームワークで
あっという間に家の中を美しく、機能的に、
整理整頓していく過程が本当に興味深い番組です。

 顧客は、一般人からセレブまでさまざまなライフスタイルの人たちがいます。

 最も心惹かれるのは、
クライアントのパーソナリティを目的(Goals)に置き、それに合わせて提供される彼女たち整理術が、シンプルなのに画期的で美しく、多様性に富んでいるところです。

 クライアントは、「自分を変えたい、環境を変えたい」と思ってオーダーしています。
 彼女らが整理整頓をした後の部屋を見たクライアントは、心からその完成度の高さに驚き、大喜び。泣いて喜んでいるクライアントも少なくありません。

 この記事では、彼女たちがクライアントの目的(Goals)に応じて、それぞれ何を重視して整理整頓を行なっていたのか、筆者なりのまとめ、考察を書きたいと思います。


● 健康的な食生活を送りたい家族に
 (エピソード2-1から パントリーの整理術)

顧客 :父、母、子ども2人
要望 :母→在庫が分かる透明容器
          父→健康的なお菓子へのアクセス

Goals: 家族がより健康的で幸せな生活を送れるように、
          整理と健康の両方を維持するシステムを作る。



【システム】
       ・ナッツやトレイルミックスなどのヘルシーなもの 
          は透明容器に入れて目線の高さ、棚の中段に。
       ・ポテチなどの"普通のお菓子"は、棚の上段に。
          そして、バスケットで"見えにくくする"。
       ・飲料はカゴに入れて、床置き。

  このシステムから分かることは、
 理想とする生活に必要な物は
「視界に入るようにすること」。
前面に出し、「常に見えるようにすること」。

 逆に、生活から遠ざけたい物は「隠すこと」。

 全てを綺麗に整理整頓することがが美しさではなく、
生活の中心にしたいものは、
 自分に見せていくことで、その人のパーソナリティが活かされるのだと思いました。

 また、健康な生活から遠ざけたいポテチだって、
無くすのではなく、
 隠すことが、今回のシステムの素晴らしさ。

 これを見て、私もわくわくしながら、
ヨガマットと筋膜ローラーを収納から出し、
手の届く範囲に置いてみました。
 ......今は、インテリアのようになっていますが、
そのうち生活の中心になるのかも?

● 明るい自分になりたいオシャレ女子へ
   (シーズン2-6から クローゼットの整理術)

顧客  :エリカ 失恋、親族との死別、
        転職をきっかけに引っ越した。
                        スタイルは靴から決める。

要望:     明るい生活にして、新しい自分になりたい

Goals:   丸見えのクローゼットを整理して、ショップみ
            たいにする。明るい色を加えて、見るだけで自
            信がもてるように。


【システム】
    ・クローゼットの上にライトを付けて、
     照明で空間を明るく照らす。
    ・黒い服はある程度捨てる、明るい色を足す。
    ・幸せに感じる物、靴をクローゼットの中心    
     に。自分のお店のように、熱い思いが感じる
     物だけを残す。
    ・左右のエリアを仕事と遊びに分ける。

 明るい生活にしたいと思ったとき、
大切なのは、明るい照明とカラフルなカラー。
それらに囲まれた顧客は、「新しい波が来る」と
喜んでいました。

 黒い服はあったら便利だし、安定感がありますよね。しかし、新しい生活を望むのなら、捨ててしまおう!という思い切りの良さがあって素敵だと思いました。

 たくさんある服は、あえて色別にせず、
仕事、プライベートというエリアで分けることで、
持続可能な機能的なシステムにしていました。

 片付けが面倒な人に真似しやすいシステムですね。

 明るい生活を望むのなら、
まずは、「明るい照明」と「黒以外の明るいカラー」を取り入れてみてはいかがでしょうか。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?