見出し画像

山に登りたいッ!三峰神社へ行って来た記録①

ここのところ、山に登りたい欲が酷かった。
手近で本格的ではない山登りがしたかったので探していた。

そんな折、Twitterで「猫の札・御朱印がもらえる関東の寺社」というツイートが回って来る。
元々、御朱印も集めていたしということでそのツイートを参考に行く場所を決めた。

登山初心者ならギリギリかな、というところと家の近くと言うことで、小川町の笠山神社へ行くことにした。

ところが、予定日である5/3の天気が芳しくない。埼玉県全域で70%〜80%の降水確率。つまり降る事が決定していた。

今回は1人なので、雨の知らない山登りは些か不安である。
さてどうしようと調べているとなんと、和紙の里で通年授与があるとのこと。
さらに調べて見ると、あれ?この和紙の里、道の駅ってことは秩父じゃないですかー。車じゃないと無理ゲーじゃないですかー(白目)

何を隠そう酒人は運転免許を持ってない。酸素バーナー取扱資格しかないのである。

もういいよ!同じ秩父なら三峰あんじゃん!三峰神社行ってくらぁ!!という軽率な判断で、予定日前日に決定した次第である。

三峰神社とは?

埼玉県は秩父市三峯にある神社。
ヤマトタケルノミコトが碓氷峠へ向かう途中に登った山とされる場所にある。
ヤマトタケルノミコトがその美しい風景を見て、日本国を作ったイザナギとイザナミの二柱を偲び、社を建ててお祀りしたのがはじまりと言われている。
三峯とは雲取・白岩・妙法の三つの峰が秀でてるところからきた名前である。
また、この三山を信仰の対象とし、山伏達の修験の場でもあった。天台修験の総本山とされている。

ヤマトタケルノミコトを導き山に登らせたのが白い狼だとか、御神託が降りた際に狼が境内に群れていたなどのことから御眷属(神の使い)は狼とされている。
なので、ここの狛犬は全て狼であり、札にも狼が刷られている。お守りにももちろんのこと狼がいる。(お守りに関してはものによる)

日本でも有名かつ有数の霊場・パワースポットでもある。
御神木の縁結びもさる事ながら、1番有名なのは「白い氣守」だろう。
毎月1日(平成30年5月は11日に変更されている)に授与される、特別の氣守だ。
「氣守」と言うのは普段は紺・緑・桃・赤と言う色の種類があり、裏には遠吠えしている狼の絵が織られている。
白、と言うのは神道に限らず宗教にとって特別な色だ。太陽の光から連想される神聖さなどを表わす。また、穢れが無い色でもある。
こと三峰神社ではヤマトタケルノミコトを導いた狼の色としても特別視されている。
そして お守りの中にはご神木が入っており、神様やご神木から「気力」を貰えるという、霊験あらたかなお守りだ。
白氣守りのために渋滞が起こるため、GWを避けるための措置として11日になったという。

本社は神仏一体の名残かとても色鮮やかである。
摂末社が多く、ここへ来れば誰にでも参拝可能というほどである。


アクセス

沢山の方が書いているが、万が一調べた人がヒットした時のために記しておこう。

三峰神社へ参る際、方法は自家用車又は鉄道とバスという選択肢である。
私は鉄道を使ったので、自家用車はマップルなりナビタイムなりお使いのナビなりで調べて欲しい。

鉄道も2箇所ある。
行きやすい方でどうぞいらして欲しい。が、オススメは圧倒的に西武秩父駅だ。

・西武秩父線 西武秩父駅 (IC使用可能)
・秩父鉄道 三峰口駅   (IC使用不可能・現金のみ)
この二駅からバスで山頂へ向かう。

バスは始発が西武秩父駅からがほとんどであるので、出来れば西武秩父駅からの方が良い。
西武秩父→三峰口というルートをとるため、三峰口だと座れない可能性があるからだ。(時期によっては西武秩父からも座れない可能性はある)

何故座れない可能性が高いことを忌避するかと言えば、三峰口から三峰神社まで約一時間というバスにしては驚異的な距離があるため。
この時間、実に京都駅から旧嵯峨野御所・大覚寺へ向かうルートと同じである。市中から嵯峨野への距離、京都バス500円券の最端と同じなのだ!よく考えたら西武秩父駅からだともっと遠いね!
今回私は三峰口からであったがモチのロン、一時間立ちっぱなしコースである。
しかし、三峰口を過ぎればあと一時間バスで座るまたは振動に耐えるのみである。

ちなみにバスのダイヤは行きも帰りも一時間一本なので気をつけられたし。
帰りは16:30を逃すと『時速制限30の場所を走るバスで一時間の距離』を歩く羽目になる。冬は死を覚悟するレベル。
詳細は西武バスのページを参照して欲しい。
あ、バスは西武バスなのでICカード使えるので安心して欲しい。

鉄道自体は割と本数があるので、あとはバスの時間に合わせて来るといいと思われる。

あと重要なのは、西武秩父駅ならば土産屋やコンビニがあるので水分・食物その他ティッシュやハンカチ等揃うが、三峰口駅では登山客用の休憩所のようなところとトイレ、そして蕎麦屋しかないことだろうか。
秩父鉄道経由で三峰口駅へ行く場合、装備は完璧にして向かうのがオススメである。
*ただし、御花畑駅から徒歩で西武秩父駅に向かうことが出来るので、なにか食糧調達したい場合などは御花畑駅での乗り換えもオススメ。

兎に角、
・ICカードは西武鉄道・西武バスには使える
・西武秩父駅はコンビニがある
・三峰口駅にはなにもない(いい景色はある)
・バスは一時間一本なのでちゃんと調べる
を頭に入れておけばいいはずだ。

西武秩父駅に温泉があるので、帰りに入ってきてもいいかもしれない。

から旅に出るぞい。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?