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全銘柄のフル板・歩み値付き株価情報をリアルタイムに一括取得する方法(BRiSKのChrome拡張)
ブラウザベースの高速株式取引WEBアプリBRiSK、BRiSK NEXTを使用します。
BRiSKは松井証券、マネックス証券、SMBC日興証券、SBI証券で、BRiSK NEXTは立花証券e支店で使用できます。利用条件は各証券会社のWebサイトでご確認ください。
BRiSKは取引所の配信データを圧縮し、WebSocketを通じてローカルPCのメモリ上に全て格納する仕組みで、これを利用します。
まず最初に以下のChrome拡張機能を追加してください。
使い方
Chomeに拡張機能を追加したらBRiSKを起動してください。
左サイドパネル下の市場区分の全銘柄を選び、一覧画面で全選択(Ctrl+A)、コピー(Ctrl+C)します。
左サイドパネル上の[銘柄リスト追加など]から銘柄リストを追加し、ペースト(Ctrl+V)で全銘柄を追加します。
[銘柄リスト追加など]横の▶ボタンで左サイドパネルを開くとメニューが表示され、エクスポートボタンを押すと選択した登録銘柄リストの銘柄情報を一括でファイル保存(JSON形式)できます。
この時に板本数と歩み値を入れるかを選択できます。また、更新をチェックすると数秒毎に自動保存できます。
保存先フォルダを選んだ時に編集権限を求めるダイアログが表示されるので許可してください。
うまくいくと以下のようにJSONファイルが出力されます。全銘柄の銘柄情報にフル板と歩み値を入れても数秒で保存できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1675843182140-tDs0Vz7nwW.png?width=800)
以下はJSONファイルの構成とサンプルです。
(実際のファイルにはインデントがありません。)
銘柄情報
{
銘柄コード: {
"issueName": 銘柄名,
"marketCode": 市場コード(P:プライム、S:スタンダード、G:グロース、E:ETF、R:REIT、Y:東証、Pro:TOKYO PRO Market),
"industryName": 業種,
"isTaisyaku": 貸借銘柄かどうか,
"isNewListed": 新規上場かどうか,
"lotSize": 売買単位,
"volume": 出来高,
"turnover": 売買代金,
"basePrice": 前日終値,
"openPrice": 始値,
"highPrice": 高値,
"lowPrice": 安値,
"lastPrice": 現値,
"limitUp": 値幅上限,
"limitDown": 値幅下限,
"frame": フレーム(表示回数),
"timestamp": タイムスタンプ(マイクロ秒),
"askPrice": 最良売り気配値,
"askQuantity": 最良売り気配数量,
"bidPrice": 最良買い気配値,
"bidQuantity": 最良買い気配数量,
"predictClosePrice": 予想引け値(前場後場それぞれ引け注文を基に計算),
"predictCloseTurnover": 予想売買代金
}
}
板情報
{
"map": { キーのマッピング情報
"a": "ask", 売り気配
"b": "bid", 買い気配
"c": "askClose", 引け売り気配
"d": "bidClose", 引け買い気配
"o": "order", 注文数
"q": "quantity", 注文数量
"p": "price" 注文価格
},
"ita": {
銘柄コード: {
"market": {"map"}, 成行注文
"rows": [{"map"}], 板注文
"over": {"map"}, OVER注文
"under": {"map"}, UNDER注文
}
}
}
}
歩み値
{
"map": { キーのマッピング情報
"p": "price": 約定値段,
"t": "timestamp": 0時から経過したタイムスタンプ(マイクロ秒),
"f": "frame": フレーム(表示回数)
"q": "quantity": 約定数量,
"k": "kind": 約定の種類(0:板寄せ、1:売り板、2:買い板)
},
"ticks": {
銘柄コード: [{"map"}]
}
}
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