尿蛋白と血尿が出なくなったよ
「びっくり!とっても嬉しいーーー!」と喜んでいる今日のA子ちゃんは、50代の女性。
毎年大学病院で受けていた腎検診で、初めて、尿蛋白も血尿もない正常値に。
今日はそんなA子ちゃんのお話です。
体の中にいっぱい借金が
いろんな体調不良で日常生活がままならなくなってしまい、「なんとかしたい」とA子ちゃんが栄養療法を始めたのは、約1年前のこと。
その時の詳しい血液検査と解析でわかったのは、かなりの栄養不足。
体の中にいっぱい借金があるような状態でした。
借金の原因
A子ちゃんの体の借金は、食事の不足だけが原因ではなく、長年にわたっていろんなストレスがあり、栄養の必要量がものすごく高くなっていたこともあるようです。
そう、ストレスって、あなどれないのです。
もし、いま、あなたがストレスを受けていたら、あなたの体は、モーレツに、がむしゃらに働いて、あなたをそのストレスから守ってくれているということ。
守るためには、大量の栄養を使うんですよ。
援軍となる栄養をしっかりしっかり送り届けてあげて。
借金の結果
尿は腎臓で作られますが、尿のもとは血液。
血液を腎臓のフィルターに通して、要らないものを尿へ出して捨てるのが腎臓の役割の一つ。
たんぱく質や赤血球は大事なものなので、フィルターの外には出さないのが正常だけど、フィルターの目が粗かったり、機能が正常でないと、すり抜けてしまって、尿に入ってしまいます。
それが尿蛋白や血尿。
借金がかさみ、フィルターが傷んだまま修復できなくなり、目が粗くなったり、機能が落ちたりしてしまったようです。
そうなると、大事なものが出ていってしまって、さらに借金が膨らんでしまいます。
借金を返したら
A子ちゃんは、補給するようにアドバイスされた種類と量の栄養を、栄養療法用のサプリメントでしっかり摂りました。
体調の改善はゆっくりだったけれども、それでも諦めずに摂っていったら、一年経たないうちに、大学病院での腎検診の結果が正常に。
栄養で腎臓のフィルターが修復され、目の粗さがなくなり、機能が正常になったようです。
借金の返し方(A子ちゃんバージョン)
体のあらゆるものの材料はたんぱく質。
腎臓の目も、たんぱく質でできています。
なので、たんぱく質の補給はすごく大事です。
ただ、栄養療法を始めたときのA子ちゃんは、食べたものを消化して吸収する力が弱くなっていました。
こういう時は、分子の大きいたんぱく質の形ではうまく消化できず、かえって負担になります。
なので、アミノ酸という形での補給でスタート。
私たちの体は、栄養が入ってくるのを手ぐすね引いて待っていて、入ってきたら喜んで使ってくれます。
A子ちゃんの体も、そのアミノ酸をちゃんと使って、体の最優先のところから修復していきました。
そして、たんぱく質の形(プロテイン)で補給できるまでに復活。
いえい!
体ってすごい!
そして、腎臓の目も綺麗に修復。
いえい!
体ってほんとにすごい!
そうそう、たんぱく質は、体の中で使われるときにたんぱく質だけではだめ。
ほかの栄養素も一緒に働いてくれて初めて、たんぱく質は体の中で使われます。
チームで働くんですよ。
お知らせ
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