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【ジャンドマウス】ジャパンオープン2024に参加してきました!【ブルームバロウ】

蒼紅杯でスタンの大会の面白さに気が付いてしまい、急遽ジャパンオープン2024に参加してきました。
フレンドリーマッチ以外でスタンダードの大会に出るのは2回目。
更に言うと、この規模の大会は初参加だったりします。
折角参加するからには、自分への備忘も兼ねて記事を投稿したいと思います。

※私があくまでカジュアル寄りのプレイヤーなので、ガチ競技勢の方には毒にも薬にもならない記事であることをご了承ください!
※アリーナの大会は、大会中にPCで対戦内容をメモすることができるので、記事にしやすかったりします。リアルの大会だと、紙のメモを手打ちで文字起こししないといけないので…


<デッキ説明>

◆使用デッキ:ジャンドマウス

蒼紅杯で使用した、グルールマウスに黒を足して改良した型。
環境トップのゴルガリミッドレンジ相手に息切れが早いのが気になったのと、相手を倒せるパターンを増やしたかったための改良。

グルール特有のブン周りムーブは担保しつつ、ミッドレンジ帯でも戦えるように以下のカードを採用しました。

◆改良点①:獰猛化

5~6枚目の<亭主の才能>枠。
毎ターン勇姿を発動してくれる偉いヤツ。
速攻+威迫の付与が地味に偉くて、手札に悪獣+バフがあれば奇襲的に大ダメージを叩き出せる。

<無謀な嵐探し>がエンチャントになって帰ってきた

◆改良点②:うろつく玉座

最後に入れた枠。
スタンはパイオニアと違い、歯車が狂えばロングゲームになることも珍しくなく、1枚で制圧力のあるアタッカーが欲しくなったので採用。
アグロプランには全く貢献しないが、ゲームが硬直してミッドレンジ帯になった時に強さを発揮する。
喉首が当たらない+護法2+4/4というスタッツのおかげで、除去体制もそれなりにある。
こいつを「ハツカネズミ」で指定して、横に「多様な鼠」を置ければ、大体ゲームが終わる。

名誉ハツカネズミ

◆改良点③:無感情の売剣/合同火葬

Discodeでアドバイスをもらい、入れてみた枠。
3キルや盤面を止められた硬直状態の打破に貢献する。
ただし、何もしない時は本当に何もしないどころか、打ちどころを間違えるとアド損まっしぐらな難しいカード。
重ね引きしたくないので、2枚投入。

本体はおまけです

◆改良点④:サイドボード

売剣を出せるように一応黒をタッチしたところ、サイドボードに黒を取れる恩恵が大きいと感じた。
トップメタのゴルガリミッドは、グリッサ+亭主の才能がグルールでは厳しすぎるので、まずは確定除去を少々。

大体はこれでOKのはず
蒼紅杯で白蒼ファクトに負けたので
トラウマ払しょくのために1枚

緊急時にキッカーで打てるようになった<羅離骨灰>もイン。
白相手に一時的封鎖をインスタントタイミングで除去できるのが偉い。

このカードで初めて知った四文字熟語

最後に、前日まで調整を付き合ってもらった結果、メガハンデス系に相性の悪さを感じたので<強情なベイロス>をイン。
こちらが選んで捨てるタイプのハンデスも多いので、今なら環境に刺さると判断しました。

4点回復がアグロにも効くと予想

<大会結果>

各ラウンド直後に残したメモとスクショから対戦内容を思い出して書いているので、微妙に違う所があるかもですがご愛嬌ということで…

◆1回戦:5C レジェンズ 2-0

1戦目(先)
先行4ターン目、強化した<騒音の悪獣>+<巨怪の怒り>で14点を一気に削って勝ち。

命が軽い

2戦目(後)
最速で<悪名高い残虐爪>を出されるも<抹消する稲妻>で処理。
速攻果敢で攻め立て、盤面取るよりもライフを狙うことを優先する。
あと一歩のところで<ギックスの命令>で場を流され<生ける治療、メリーラ>で攻め立てられるが、こちらのライフが尽きる前に<心火の英雄>を立たせることができ、蓋をして勝ち。

すくすく育て

◆2回戦:ジェスカイ召集 2-1

1戦目(先)
トランプル付きの<心火の英雄>が育ち、勝ち。

2戦目(後)
<多様な鼠>で頑張るも、<イーオスのレインジャー長>を連打されてリソースを稼がれる。
<兄弟仲の終焉>で流すが、イーオスのおかげでリソースが十分に確保されており、再展開の速度が速く物量負けし、<イモデーンの徴募兵>でとどめを刺される。

これ、2ターン前に兄弟仲の終焉を打ったんだぜ…

3戦目(先)
<心火の英雄>⇒<熾火心の挑戦者>とつなげるも、<熾火心の挑戦者>が除去られる。
相手のブロッカーが立っている状態で、無理やりフルパン。
<騒音の悪獣>にバフを集中+<心火の英雄>をわざと落とさせ、トランプルの貫通4点と<騒音の悪獣>が自爆+<心火の英雄>で本体を10点削り勝利。

◆3回戦:オロゾフ毒性 2-0

1戦目(後)
2枚の<熾火心の挑戦者>を展開でき、優位に進める。
だが、お相手の除去も濃く、<失せろ>2連発。
<多様な鼠>を着地させ、地図でバンプさせて二段攻撃で高打点をたたき込む戦略を取るも、4回中3回が土地でパワーが伸びない…
最後は3~4枚目の<熾火心の挑戦者>を展開し、力押しでフィニッシュ。
結果的には地図トークンで土地をめくったお陰で、有効牌にたどり着けた形でした。

手札で玉座がうろついておる

2戦目(後)
サイド後は全除去が入ってくることを見越し、初手から大規模展開はせずに<心火の英雄>単体を<亭主の才能>と<無鉄砲>で強化。
お相手は、<スクレルヴの巣>から展開を行うが、こちらとしては勝手にライフが減ってくれるのは望むところ。
<心火の英雄>1体に<害獣駆除>を切らせた後、<熾火心の挑戦者>を場に送り出す。
<熾火心の挑戦者>にバフを集めつつ、最後はブロッカーを<ショック>で焼いて打点丁度で勝ち。

<熾火心の挑戦者>がやたら活躍するマッチでした

◆4回戦:ボロスミッドレンジ 0-2

初めて当たるアーキタイプ。
デッキリストを見る限り、単除去も全除去も非常に豊富でかなり厄介な相手だと認識。

1戦目(後)
ダブマリスタート。
お相手、隙あらばトークンを展開し<世話人の才能>でドローが加速。
逆にこちらは速攻でライフを攻めたいがうまくかみ合わず、無駄に手札を消費させられていく
<一時的封鎖>の返しに<多様な鼠>を新生込みでキャストするも、その返しで<太陽降下>。
最後は大量のウサギトークンに殴られて昇天。

2戦目(先)
こちらのハンドは悪くないものの、除去におびえて高速展開できず。
<塔の点火>を吐かせた後に<熾火心の挑戦者>+<巨怪の怒り>で攻めに出るも、<稲妻のらせん>を打ち込まれる完全な裏目を引く。
1戦目同様に<世話人の才能>から大量ドローされ、ウサギたちに押しつぶされる。
<兄弟仲の終焉>で返すも、培養トークン+<稲妻のらせん>でGG。

時すでにお寿司

◆5回戦:グルールアグロ 1-2

アグロ同士の負けられない戦いが今始まる…!

1戦目(後)
お相手の<精鋭射手団の目立ちたがり>を<ショック>で弾いてリーサルを止め、返しに<心火の英雄>+<巨怪の怒り>+<合同火葬>で勝ち

リーサルを1ターン早めてくれる偉いやつ

2戦目(後)
サイドから除去を多めにイン。
なんとかごまかしながら相手の猛攻を止めるが、土地を引きすぎて負け。

大地主タイム

3戦目(先)
クリーチャー1でキープ。これがすべての間違いだった…
<ショック>を弾こうと<巨怪の怒り>を打ったら、既に勇姿発動済みでそのまま焼かれるという圧倒的プレミ。貴重なクリーチャーを失う。
その後、大地主タイム。
お相手の場には<無鉄砲>付きの<心火の英雄>が2体。
<強情なベイロス>投入で時間を稼ごうとするも、最後は<巨怪の怒り>の連打まで加わり爆散。

せめて殴り合って負けたかった

◆6戦目:ジェスカイ召集 1-2

1戦目(後)
この大会で始めて<獰猛化>を引き、ガリガリにバフをかけていく。
返しで落とせるところまでくるも、<イモデーンの徴募兵>を投入され押し切られて負け。

2戦目(先)
相手、事故により勝ち。

3戦目(後)
相手、場に<舞い降りる見張り>がいる状態で探検から<上機嫌の解体>がデッキトップに見える。
解体を打たれると厄介なので、<騒音の悪獣>を破裂させて<舞い降りる見張り>を落とし、盤面にファクトが無い状態にするも、返しで<遠眼鏡のセイレーン>+<上機嫌の解体>でトークンが並ぶ。
続けて<イモデーンの徴募兵>投入で負け。

1体目の悪獣をもう少し我慢していたら削り切れていたか?
プレミ気味なので精進します。

自分自身、集中力が切れてしまっている感じが否めなかったのでここで10分横になった。

◆7回戦:ゴルガリミッドレンジ 2-1

やっと当たった仮想敵……
ヴラスカ+亭主の才能のコンボ搭載型。

1戦目(後)
<さまよう玉座>を投下できるも、お相手も<ファイレクシアの肉体喰らい>、<裏切りの棘、ヴラスカ>と大物を投下してくる。
最終的には<ファイレクシアの肉体喰らい>を止められず、ゲインによりライフレースの優位を失い負け。
パーマネントのスケールで負けたゲームでした。

2戦目(先)
お相手、<大洞窟のコウモリ>以降のクリーチャーを出せない状態。
こちらは<心火の英雄>、<熾火心の挑戦者>、<多様な鼠>のマウス・オールスターで盤面を制圧する。
最後は6/4二段攻撃の<心火の英雄>で殴って勝ち。

3戦目(後)
お互い2マナで土地詰まりの状態。こちらは2マナあればとりあえず動くので、攻める側の姿勢。そしてやたら<多様な鼠>がハンドに吸い付いてくる。
相手、3マナ目を引くと同時に肉体喰らいをキャスト。
返しでこちらも<獰猛化>を設置でき、3/2 二段攻撃の<多様な鼠>で食らいつく。
最後、ブロッカーを<喉首狙い>でどかして勝ち。

除去された分含めて4枚とも多様な鼠を引きました

◆8回戦:不戦勝 2-0

ここにきてまさかの不戦勝…!
対戦相手が時間内に現れませんでした。
望みを最終ラウンドに託す…!

時間が余ったので焼き芋で糖分補給+10分仮眠。

◆9回戦:ジェスカイ召集 2-1

1戦目(後)
お相手ダブマリからスタートも、<ひよっこ捜査官>+<上機嫌の解体>から2ターン目に<イーオスのレンジャー長>を出すロケットスタートが決まる。
こちらも、<心火の英雄>+<多様な鼠>で応戦するが、先手4ターンキルで負け。

絶望の布陣、再び

2戦目(先)
1戦目よりはお相手の動きが鈍く、解体によるスピードアップは無し。
<心火の英雄>+多様な鼠で今度こそライフを削り、<合同火葬>を打ち込んでとどめ。

この状態から直接本体を狙えるのは偉い

3戦目(後)
お相手、序盤から<内なる空の管理人>を育て盤面を取っていく。<上機嫌の解体>も2発うたれ、盤面を完全に制圧されるも、こちらの場には悪獣、手札にはバフと合同火葬でワンショットの準備が整う。
だが、お相手に悪獣のダメージをケアしたうえで<稲妻のらせん>を打ち込まれる。(このプレイが滅茶苦茶うまくて椅子から転げ落ちそうになった)こちらもなんとか<多様な鼠>に二段攻撃、トランプル、亭主のバフを乗せ、バットリで<巨怪の怒り>。管理人2体を道連れにすることに成功。

この盤面からトップドローにかけて、<多様な鼠>でむりやり<内なる空の管理人>を
うち取りにいきました。

しかし、返しで相手の小型クリーチャーたちに殴られ、ライフは1に。
絶体絶命の中、ドローは<兄弟仲の終焉>。即座に打ち込み盤面を更地にする。
その後はお相手は動きが無く、こちらは<精鋭射手団の目立ちたがり>に場に出ていた<ミラディンの悪断>をつけて、<亭主の才能>のバフ込みで3発殴ってGG。
残りライフが1だったので、ダメランから赤を出せず、合同火葬も熊パンチも打てないまま、ターンを返ってくることを祈って殴り続けました。

火力1発で終わりなので、毎ターン祈りながらターンを返してました

このゲームが一番冷や汗かいた……
お相手さん滅茶苦茶うまい上に、ジェスカイ召集相手に後手を踏んだのは胃が痛すぎました……

◆大会結果

総合戦績は、6-3-0。462人中83位でした!

3連勝⇒3連敗⇒3連勝の暴れっぷり

上位64人がday2進出だったのですが、惜しくもオポ差で敗退…
(6-3ラインの上位1/3がday2に行けたみたいです)
ギリギリまで夢を見れただけに、これは悔しい…精進します。

<感想>

◆活躍したカードたち

・熾火心の挑戦者
今回、打点を繋いでくれる場面が非常に多かったです。
出したターンに速攻+果敢+リソース補充と、やりたい放題。
横に<多様な鼠>がいたら二段攻撃もついて、馬鹿にならない打点を叩き出してくれました。

地味に蒼紅杯から枚数が追加された1枚

・無感情の売剣/合同火葬
私自身がビートバーンが好きなこともありますが、今回目に見えて勝ち星を稼いでくれたカード。
このカードを入れていなければ落としてしまったマッチも多かったですね。
自分のクリーチャーを対象に取るので、雄姿が誘発するのもポイントが高かったです。

クリーチャー側はいらないので、インスタントになりませんかね?

・多様な鼠
横においても良し、自分で殴っても良しの万能クリーチャー。
何なら、横にいる<心火の英雄>の避雷針として除去を吸ってくれる場面もありました。
<心火の英雄>とこいつが並んでいる盤面では、どちらを除去するかはこっちの手札とのかみ合い次第なので相手に強制的に博打を打たせることができるのも強かったです。

このデッキで一番お気に入りはこいつかもしれない

◆今一つだったカードたち

・うろつく玉座
引かなかった&仮想敵のゴルガリミッドとほぼあたらず、このカードと相性の悪いジェスカイ召集やアグロと計5回も当たってしまったからではありますが…マジで存在感がなかった。
殆どの場合、サイドをうろついてました。
とはいえ、相手次第ではできる子だと思うので引き続き要検討です。

相手によっては強いんですがね…

・黒の除去たち
こちらも仮想敵とほぼ当たらなかったことが起因しますが、<ショック>や<抹消する稲妻>で十分な場面が多かったです。
更に、黒を足したことでどうしてもダメランやファストランドが多くなり、土地の不安定さとライフへの負担が大きくなってしまっていました。
おとなしくグルールに戻すかもです。

唯一のゴルガリミッド戦でも<ファイレクシアの肉体喰らい>に当たらず…

・強情なベイロス
ハンデス全然飛んでこなかった!腐ることもあるので、3枚は多かったかもです。
ただしこれも環境次第かなぁ…
余談ですが、前日まで畠中愛さんに調整を手伝ってもらったんですが、彼女がゴリゴリのハンデス使いだったので、環境におけるベイロスの強さを見誤った感は否めないです。

唯一の活躍:対グルールアグロで時間稼ぎ

◆感想

スタンダードをまともにやりはじめたのはブルームバロウからで、対戦経験も少ない中での真剣勝負は滅茶苦茶楽しかったです!
パイオニアとは使われるカードやデッキが全然違うので、自分なりの仮説を立ててデッキ構築をし、相手のデッキの謎を解き明かしながら思考の間隙を縫って勝負を決める…といったTCGの対戦の楽しい所を全部盛りで遊べたと思います!
残念ながらday2には残れませんでしたが、これからもスタンの大会はちょこちょこ顔を出していきたいなと思いました!

最後になりましたが、対戦してくださった皆様、及び運営スタッフの方々、本当にありがとうございました!
お陰様で、楽しい時間を過ごすことができました!
この場を借りて御礼申し上げます。

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