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私がマレーシアでモナッシュ大学を進学先に選んだわけ。他大学との比較も

今回は私がなぜ数あるマレーシアの大学の中で豪モナッシュ大学を進学先として選んだのかについて書いてみようと思います(まあ正確にはまだファウンデーションですが…)。
マレーシアの大学選びの参考になればと思います。

あとおまけで、私がマレーシアの渡航前に参考にしていた情報収集サイトなども紹介しようと思います。


そもそもマレーシアに渡った理由

詳しくはこちらの記事に書いてあります。

まあ簡単に言うと、海外大学に憧れがあったんですが、マレーシアが現実的にお金を出せそうな中で一番教育レベルが高そうだったからです。
要するに、費用と大学の世界ランクを照らし合わせてみた時にコスパが良かったということです。

例えばモナッシュ大学のマレーシア分校は2024年版のQS世界ランクでは42位という高順位なのにも関わらず、理系のコンピュータサイエンスで学費は年間170万円くらいです。
たしかに日本の私立大学くらいはしますが、一か月の生活費が5万円とかそれくらいな上に学部は三年制なので、トータルで見たら日本の大学(都内国公立で一人暮らし)を卒業するのとあまり変わらないことに気が付きました。
もちろん安い値段ではないのですが、それで海外大学の名門校を卒業できるのは非常に魅力的でした。

なぜモナッシュ大学か?

結論

単純に世界ランクが一番高かったからです。

というか、モナッシュ大学に進学する日本人の99%これが理由です。周りの先輩に入学した理由を聞いてこれ以外の答えが返ってきたことがないです。
みんな学歴を重視している人がモナッシュ大学を選んでいるのだと思います。

通信制高校出身の人も結構いて、学歴で成り上がりたい!みたいな野望をもったエネルギッシュな日本人の仲間がたくさんいるので、毎日の人間関係が刺激的です。当然優秀な海外からの留学生もたくさんいます。

世界ランクについての個人的な考え方

さっきから世界ランク世界ランクうるさいなと思った人もいると思いますが、私は大学選択をするうえで世界ランクはかなり重要な指標だと考えています。

おそらく学部卒業後は日本に戻って就職する人が大半だと思うのでそれ前提で話を進めてみます。私も海外就職に興味はありますが、日本に戻る可能性もありますし。

そもそも、日本企業の人は海外大学といえばオックスフォード大学やハーバード大学以外知らないと思います。聞いた話だと、アイビーリーグのイェール大学やTHE, QSの世界ランクどちらでも20位以内に入る名門、コロンビア大学やなどですら、どこの国の大学?といったリアクションになるそうです。

そんな感じな社会で「マレーシアの大学を卒業しました」と言ったらどうなるでしょうか。
マレーシアとかいうよく分からない国のよく分からない大学を卒業している人、というイメージになるのは容易に想像ができます。そうなるくらいであれば、勉強を頑張っていい日本の大学に行った方が良いなと思いました。

でも、そこで「世界ランク50位以内のオーストラリアの大学の分校を卒業しました」と言うことができれば、海外経験も含めて説得の材料になるだろうと考えました。
こういった理由で、(もちろん世界ランクが全てではないですが)きれいごと抜きに世界ランクを重視して大学を選びました。

ノッティンガム大学との比較

世界ランクという視点でみると、同じくマレーシアにある英ノッティンガム大学も100位以内にランクインしています。私の考え方的に、こちらの大学とも迷いました。

ただ、以下の理由によって私はモナッシュ大学を選びました。

  1. モナッシュ大学のほうが世界ランクが高い

  2. モナッシュ大学のほうが立地がいい

  3. ノッティンガム大学は強制ファウンデーションがある

  4. データサイエンスについて学べるから

1.
大体世界ランキングでいうと、毎年モナッシュ大学は大体50位、ノッティンガム大学は大体100位くらいとなっています。今年は42位で、これは東大と京大の間に位置しています。

世界ランク50位以内の大学を出ていると就労ビザが下りやすくなる国もあるようですし、先述のように世界ランクが高い大学を卒業したいという思いがあったのでこちらにしました。
まあ海外大学というブランド抜きのコスパだけで言えば、年間の学費が50万円の東大のほうがいいんですけどね。

2.
また、モナッシュ大学はサンウェイシティというまあまあ都会に位置していますし、電車で簡単にクアラルンプール市内に行くことができます。しかしノッティンガム大学は大学から駅までも遠いし、駅の電車も一時間単位で本数が少ないし…とのことで不便そうでした。

別に遊びまくりたいとかそういう訳ではないのですが、私は大学生活を行う上で、折角ならいろいろな文化に触れて経験を楽しみたいという思いがありました。
特に外国に留学に来ているわけですから、そこも人生の経験値として大事にしたかったので、いろいろアクセスが良かったり便利そうな立地のモナッシュ大学のほうが魅力的でした。

3.
ノッティンガム大学はイギリスの大学なので、日本の高校を卒業した学生は強制的にファウンデーションを履修する必要があったこともちょっと嫌でした。イギリスの大学は日本の高校卒業資格を大学入学の資格として認めていないのが残念ですね。
まあ結局モナッシュのファウンデーションに入ったので関係ありませんが。

ちなみに、ノッティンガム大学のキャンパスも動画で見た感じでも少し緑が多すぎる気がしてそれも決断の要因の一つではありましたが、実はモナッシュ大学もまあまあ地味なキャンパスなのであまりそこは変わらないかもしれません。
というか、マレーシアの大学はどこも基本的に小さなキャンパスの所が多いですので、あまりキラキラキャンパスライフ自体に胸を躍らせないほうがいいと思います。

4.
ノッティンガム大学にしようか迷ったもう一つの要因として、人工知能について専門的に学べる学部があったことがあります。APU大学もそうなのですが、AIについて深く学びたい気持ちもありました。

ただ、こちらの記事で書いたように私が将来なりたいのはデータサイエンティスト方面です。なんと都合のいいことに、モナッシュ大学にはデータサイエンスについて学べる情報(CS)学部があります。
人工知能でも良かったのですが、統計をちょっと学びたい気持ちが出てきていたので、データサイエンスの興味も相まってモナッシュ大学でそれが学べるからいいかと思ってこの選択にしました。

*****

まあただ、学費という面で見るとモナッシュ大学のほうが高いので、世界ランクも重視しつつ学費を節約したいという人はノッティンガム大学がいいんじゃないでしょうか。

また、それに加えて(あまりそういうイメージはありませんでしたが)、ノッティンガム大学にも奨学金はまあまああるそうです。ノッティンガム大学の友達も奨学金を貰って年間何十万円かは節約していたので、トータルの負担で見たらさらにお財布に優しいですね。

あとはイギリスの大学の学位に興味がある人もノッティンガム大学一択ですね。

国立(マラヤ)大学との比較

その他の大学で世界ランクが高い所というと、国立のマラヤ大学が挙がってくると思います。こちらは学費も安くて世界ランクも65位と非常に魅力的でしたが、国立大学は嫌だったのでやめました。

どういうことかというと、国立大学はマレーシア人のために作られている学校なので、あまり就職のサポートなどが充実していません。また、どうしてもマレー系が多くなって、友達を作るのに英語だと周りに溶け込むのに少々苦労しそうだなと思いました。
そんな感じで、それだったらモナッシュ大学のほうが留学生としての待遇に恵まれているだろうなと考えたためやめました。

ちなみに国立大学は全校生徒に対する留学生の受け入れ比率が決まっている(10%くらい?)らしく、そもそも入るのも少し難しいです。

私もマラヤ大学は一応記念受験していたのですが、落とされました。
成績はオール5で落とされるはずはないので、多分遅めに申し込みをしたからRollingを食らったんだと思います。

その他大学との比較

その他の大学は世界ランク的にあまり名が知れているところが少なかったので特に検討していません。というか、データサイエンスが学べるということも相まってモナッシュ大学がいいなという気持ちが大きかったです。

強いて言えばアメリカの大学の編入に強いHELP大学やIT系に強いAPUなども少し考えました。
ですが、アメリカの大学編入はリスキーだなと思ったというのと、APUの就職がいくら強いとは言ってもモナッシュの交換留学などにも興味があったので、そちらのほうが魅力的でした。


ということで、今回はモナッシュ大学がいいなと思った理由について語ってみました。
といいつつ、こういった正解がいない上に現地の情報を確認しづらい問題は直感が一番だと思います。私が一番ビビっときた大学がここだったから、というのも正直あります。

他の大学もそれぞれ特色があるので悩ましいですが、やはり圧倒的なブランド力のある大学の学位が取得できるというのは私にとって魅力的でした。

今後も興味を持っていただけるような記事を書いていきたいと思いますので、よろしければサポートお願いします!