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NYCとダブリンで始まったパブリックアートを通じたリアルタイムコミュニケーション

case|事例

ダブリンとNYCの街かどにライブストリーム機能が備わった公共彫刻「the portal」が設置された。the portalは、24時間年中無休でライブストリームを行うことができ、ダブリン市民とニューヨーク市民、各都市への来訪者がそれぞれリアルタイムに交流することが可能となる。

ダブリン市のthe portalは、オコーネル通りに設置され、有名なGPOビルと尖塔が画角におさまっている。スマートツーリズムの2024年の欧州首都に選ばれたことを契機に設置され、7月以降にブラジルやリトアニアなどの都市とも接続される。また、NYCのthe portalは、サイモンズ財団とニューヨーク市交通局のアートプログラムが協働で、フラットアイアンビルに隣接するフラットアイアン・サウス・パブリック・プラザに設置された。

ダブリンとNYCは、2024年秋までthe portalを介して接続され、期間中には文化的パフォーマンスなども予定されている。このプログラムによって、それぞれの都市の住民が国境を超えて互いの都市の文化を楽しむことができることや新たな出会いが生まれることなどが期待されている。

insight|知見

  • 公共空間に設置されたパブリックアートを通してどのくらい国境を超えたコミュニケーションが起こるのかということはいまいち想像できませんが、オンラインとはいえ、リアルタイムで文化パフォーマンスが体験できるというのはとてもいいなと思いました。旅行先を決めるきっかけづくりや文化交流などと相性が良いように思います。