純粋な真っ黒

汚い人間と、綺麗な人間……

私が一番訴えたかったことは、汚い人間にされたことを伝えるためには、汚いやり方をするしかないということ。
つまり、清濁合わせ飲むということ。

それをやることで、いくつかの人間に分類できること。

①自分は汚い人間と自覚している人間

①-aそんな自分を許せる人間
①-bそんな自分を許せない人間

②自分の汚さを自覚していない人間

②-a他人の汚さを許せる人間
②-b他人の汚さを許せない人間

③そもそも汚さと綺麗さの区別がない人間

④汚れを寄せ付けない純粋に綺麗(真っ黒)な人間

清濁合わせ飲むだけではただの野蛮人だ。濁水を精査し、そこから体内で純水を如何にして抽出できるか。汚水を分けて分別処理できるか。それこそが洗練された人間だ。

純粋な真っ黒……
嫌われるのを恐れず、清濁合わせ飲み、究極の純粋な真っ黒を抽出する。
そして後に残った真逆のものを、どこまでも透き通った透明なものを、純粋な真っ黒の周りに張り巡らせる。
どこまでも透き通った透明な分厚い硝子の器の中は、究極の純粋な真っ黒。
それは
宇宙だ。
自分の中に宇宙をつくれ。

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