腹を据えて堂々としていよう

暑気しょきいたりつまりたる時節じせつなればなり

暦便覧こよみべんらん

夏の盛り、一年で最も暑い「大暑」がやってきました。じっとしているだけでも汗が出てきて、活動量も自然と落ちる時ですが、自分の内にある熱にも気が付きやすい時です。

そして、大暑は夏の土用の真っ只中でもあります。土用は自分の真ん中を意識する時です。堂々としていましょう。

外の世界の熱に焼かれてしまいそうな時もあるかもしれません。そんな時は、自分の真ん中を意識して、「腹の目」で周りが変化し動いていく様を捉え、どっしりと構えていましょう。

そうしているうちに、今の自分にとって余計な贅肉的な要素が禊がれ、輪郭がクリアになっていきます。自分自身の純粋な存在感をありありと感じられるようなっていきます。

夏の山のように。海のように。
大暑の時期は腹を据えて、堂々としていましょう。