本当の願いを知る

日南にちなんの限かぎりを行もって、日ひの短みじかきの至いたりなれば也なり

- 暦便覧こよみべんらん -

クリスマスに大晦日にお正月。一年の節目となる「ハレ」の日が続く冬至は、古いにしえより太陽が死を迎え、新しく復活をすることを祝う特別な期間でした。

外の世界は段々と日常の「ケ」の世界から離れ、静けさをまといます。すると、同時に普段は気がつくことのできない心の内側やインスピレーションに触れやすくなっていきます。

新たな生命が誕生しようとする時、生きものは一度、ぴたりと動きを止めます。そして、赤ちゃんが誕生すると、その子どもが安心してこの世に根付くことができるまで、共に静かな時間を過ごします。冬至とはまさにそういう期間です。

一年に例えるならば、その新しく生まれた命は来年を照らす希望です。
未来に向けた純粋な願いです。

あなたの本当の願いは何ですか？

若く生まれたての太陽の光は、きっとあなたに本当の願いを教えてくれるでしょう。その若く純粋な光が、体の隅々、細胞のひとつひとつを、星の如く輝かせていくのを感じてみてください。