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【開催報告】1 Day Art Workshop 『星空のシアター』

少し時を寝かせてしまいましたが、2023年9月23日・秋分の日に1 Day Art Workshop『星空のシアター』を開催いたしました。


今年の春先に「心の中のプラネタリウムを旅しよう」というコンセプトでInner Planetarium Projectという企画を立ち上げ、5月〜8月の間、月に一回オンライン瞑想会を行なっていました。

心の構造ってプラネタリウムにそっくり。
もしそのプラネタリウムの映写機に「自分の人生」という上映プログラムを移したら、ドームには何が映し出されるんだろう?

そんなイメージを使って、誘導瞑想を通じて自分の人生を振り返っていくのですが、「人生」というテーマはあまりに大きすぎる。そこで、人間は7年ごとに発達の節目を迎えるという叡智を使い、7年ごとに区切ってそこに内在するテーマを振り返っていきました。

さらに各7年周期にはそれぞれに関係の深い惑星というものがあるので、その惑星に因んだ神話やシンボルを使って瞑想をしました。そうすることで、ただ回想するだけではわからない本質的なテーマに触れることができるのです。

9月23日は、瞑想会で得たインスピレーションや感覚を対面形式で、体を通して表現してみようという試みでした。これまで私たちはたった一人で長い長い旅をしてきたのだけれど、この日から他者と共に旅をしてみよう。そんな願いを込めて「星空のシアター」という場をひらいてみました。


準備の時間。空気を入れ替え、0の状態になって参加者さんをお迎えできるよう、おのおのが自分と場を整えるための時間を持つ。
祭壇を作りました。おうちから持ってきた鉱物やお香、この日お外を散歩した時に拾った栗や葉っぱも。


いよいよワークショップがはじまります。
望月恵子さんが丁寧にガイダンスとチェックインをしてくださり、その後、はるまやさんの方のガイドで原体剣舞連はらたいけんばいれんというとてもダイナミックな舞をみんなでしました。威勢の良い掛け声と共にドンドンと地面を踏み鳴らし、地を清め、精霊達を起こしていきます。

一歩一歩踏みしめる

これから旅に出る離陸の準備であるとともに、着陸の準備でもあり。旅をして帰ってきた後の地が柔らかくわたし達を受け入れてくれますようにと祈りを込めながら、一歩一歩に魂を込めます。

地響きが空間に響き渡る

原体剣舞連はらたいけんばいれんは、宮沢賢治が岩手県の奥州市に古くから伝わる民俗芸能の一つである原体剣舞を見た体験をもとに書き上げた詩歌。はるまやさんが選んでくださいました。この日の場にまさにぴったり。

みなさん、楽しそう!

地が清められたら、はるまやさんのオイリュトミーの時間。アストラル体をまとうワーク、各惑星を表す動作のワークを通じて、月から土星までを巡ります。

その後は恵子さんのガイドでキロンから冥王星までを体感するワークを。
まさに身も心も大きく大きく宇宙に解き放たれ、自分が生きてこなかったもう一つのわたしと再会するような時間でした。

たっぷりたっぷり味わったら、自然と「帰ろう」という声が自分の内から聞こえてきました。
最後にバトンを渡していただいて、わたしはリバーシングのワークをガイドさせていただきました。原始反射を解放ワークを応用したものです。胎児に戻って自分の体がどんどん大きくなるのを感じ、自分でここを出ようと決めます。体を伸ばし、暗い産道を通り光の元へ勇気を持って進みます。そして、もう一度自分の力でこの地球に生まれなおすのです。

帰ろう。
わたしには地球でやることがある。

産道から出ると、どの方も眉間が解けて、体の周りを祝福のエネルギーが包んでいました。ピュアで美しい空気が吐き出す息と共に広がっていきました。

最後に、はるまやさんのガイドで結びのオイリュトミーのワークを。
帰ってきた。という安堵感と共に新しい地球に出会ったかのような新鮮さを覚えました。開きと結びは同じ。この日でInner Planetarium Projectの全ての回を終えましたが、この日から本当の旅が始まったのかもしれません。

けれど、以前と違うのは、もう一人ではないということ。
旅を共にできる、仲間がいるということ。

お陰様で、最高の秋分の日を迎えられました。
オンライン瞑想会も含め、参加してくださった方、サポートしてくださった家族、そして心を寄せてくださった全ての方に心からの感謝申し上げます。

またいつか、次の旅でお会いしましょう!



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