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Vol.1 ある日、フランスへいくことになって

フランス滞在記、2020年5月29日から毎週金曜日配信中。
さぁ、私と一緒に旅に出よう。

【フランス滞在記−出発編 Vo.1】
2019年某月某日。
夫の仕事の関係で、半年ほどフランスへ行くことが決まった。
夫は研究職についていて、いつかは海外に行くんだろなぁとぼんやり考えてはいたのですが、「今か!」という感じでした。

なぜならば、その時わたしにはどうしても日本でやりたいことがあったのだ。
だけど、フランスは新婚旅行にも行ったほど大好きな国。
一日でも長く居たい。

どうしよう…。
どうしよう…。

ものすごく迷って、考えに考えた末、
夫には一足先にフランス入りしてもらって、わたしは娘と後から追いかけることになった。

それはつまり、当時2歳の娘と二人で国際線に乗るということ。
まぁいけるでしょう!と勢いで決めてしまったが、わりとハードな選択である。

さて、勢いだけは良かったものの、さすがにちょっと心細い。
そんな時、娘と同じくらいの子供がいる友人とメッセージをやり取りをすることがあって「実はフランスにいくんだ。娘と二人飛行機で」と打ち明けてみた。

すると、彼女がフランス好きだと言うので、
「え?じゃあ、一緒に行かない?」なんてノリで聞いてみてしまった。
ノリで、というのは遊び半分でというより、あまり期待せず、という意味です。

なぜなら、一緒に来て欲しかったけれど、彼女にも当時4歳の娘さんがいらっしゃったのだ。
まぁ無理だろうなぁ…と。

しかし、わたしの予想に反し、
「え!?本当に行ってもいいの!?」とすごく乗り気なお返事が来た。
あの時は、スマホに後光がさしましたね…。
フットワークが軽く、しかも頭の回転が早い彼女は、あれよあれよという間に一緒に行く段取りを決めてくれた。

さらにビックリなことに、
なんと、旦那さままで乗り気になって、一緒についてきてくれることになり、
ファミリー旅行にわたしが便乗させてもらうかのような、賑やかででエキサイティングな展開となったのでした。

はじめ、娘と二人旅予定だったわたしには、
「しんどいだろうからミニマムエフォートで!」
と、フランス直航便という選択肢しかなかった。

しかし、友人が上海経由のすごく安い旅券を見つけてきてくれて、
「おぉ!そんな選択肢があったのか!」とびっくり仰天。

かくして、人生初の中華航空の飛行機でフランス入りすることになったのでした。

そして、この旅路でもまた奇跡がおこるのですが…。

それはまた次回に。

写真は滞在先のフランス・グルノーブルの夕焼け。
クリスマス前なので、広場にはメリーゴーランドが設置されていて、
なんだかノスタルジック。

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