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寒露まとめ|結晶化され内化していく

収穫の最終フェーズ

寒露は一年のエッセンスを凝縮させ、結晶化させていく季節。そのため、あらゆるところで結実した感を味わっています。

イラスト関係では仕事の依頼が来るようになり、履歴書を書く機会なんかもあって、出産・育児も含めたキャリアを大きな視点から俯瞰するような期間でした。漫画を描く、ロゴを作る、など子育てに追われてできていなかったことをどんどん形にしていき、形にするたびに構想としてストックされていたものが空っぽになっていくような、ちょっぴり物悲しい感覚があります。

100日間絵を描き続ける一日一描というプロジェクトもいよいよ終わりが見えてきたので、アナログとデジタルの融合・調和という着地点を見据えて双方の制作時間をバランスよく取り始めています。


昨年から書き続けていたフランス滞在記も少しずつ終わりが見えてきて、「そもそもなんでこれをはじめたんだっけ?」という俯瞰的な視座を持つようになってこちらも着地点を考えるようになってきました。


見失ってはいけないもの

ここ最近「仕事!」モードなので、そういう時一番気をつけないと失われてしまうのがむすめと絵を描いたり、何かを作る時間。その時間をキープするためにも水曜日にアトリエの日、をもうけています。この二十四節気の発信も忙しさの中で自分を見失わない命綱のような役割をしてくれています。


寒露の味覚

寒くなってきたので、キッチンに火を入れたくなります。煮込み料理やポタージュに、無水鍋が大活躍の季節です。家族で鍋もいいですね。


秋の土用入り

2021年10月20日から秋の土用に入りました。心身ともに養生することが必要です。来たる冬は収蔵の季節。腎にある先天の気を消耗しないよう、気を内側に蓄えるように循環を変えていきます。

今月から太極拳を習いはじめました。最近パソコン仕事が多く座りっぱなしなので良くないなぁと思って。これから寒くなってきますが、そんな時こそ足の大きな筋肉を動かして血流を回して全身を温めることが大切です。

月に一度の裏の畑Body work部でも、丹田を意識するワークを行いました。影が強まる秋分から冬至まではブレない自分の中心を意識することがとても大切。


みなさんの寒露の記事のご紹介

このnote、リビング・アトリエの画像を使って、「寒露」の記事を書いてくださったお二方をご紹介いたします。素敵な記事に添えてくださり、とても嬉しいです!


寒露のふり返りワーク

寒露は収穫も終わりにさしかかり、実りが結晶化していく時期です。
秋分から先は、春分からやってきたことの伏線が回収されていきます。春先からやってきたことが何らかの形をともなって現れてくるといえるでしょう。

そこで、秋分から先は180度反対側の節気、ちょうど半年前の時期の振り返りを合わせてやっていこうと思います。

二十四節気は円形であらわされますが、180度反対側の、ちょうど対極にある節気というのは真逆な性質を持ちつつも、本質を共有しているとわたしは考えています。混じり合うことはできないけれど、お互いに影ながら補完し合う関係です。

寒露の180度反対側は、「晴明」です。2021年は4月4日〜4月19日でした。

この時は外側に何かを発したいという衝動はあってもそれが何かわからなかったかもしれません。でも、それが実という形となり結晶化される寒露の時期には清明の時期に表現しようと思っていたものの輪郭が見えてきているはずです。

それは一体何でしょうか?

もし手帳や日記をつけている方は、ぜひ4月4日〜19日の清明の時期にどんなことを思い、どんなことをしようとしていたのか、振り返ってみてはいかがでしょうか。きっと大きな発見が得られるはずです。

寒露は清明と反対に、外側に表現されたものが一度はっきりとした形をとって、内化されていく時期です。

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