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045. 種を育む色とりどりの世界

一日一描。

本当は次、木のシリーズを描きたいと思っていたのですが、種についてもうちょっと描きたいなという気分だったので引き続き、種の世界を書いてみました。

↓前回の種についてはこちら。

そうしたらちょっとした絵本のようになりました^^
絵本を描きたい、というのが「一日一描」をはじめた衝動の一つでもあるし、長年の夢でもあるから嬉しい。

毎日毎日、小さなモチーフを紡ぐ中で、ある瞬間一つの大きな流れみたいなものが生まれてくることがあります。作品って作るんじゃなくて生まれてくるものなんだなって、最近よく思います。


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「種を育む色とりどりの世界」-タネの考察- 2020.8.8

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「世界はまるで綺麗な織物」
いろんな色で織り込まれている世界下に小さな種が植えられた。

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「根を伸ばす」
種は、まず下へ下へと根を伸ばす。
土の下の方にある、豊かな水源に手を伸ばすかのように。
種にはまだ見えていないが、世界は外の世界には美しいグラデーションが広がっている。

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「種が熱を生む」
根から種の中に抱き入れた水分をもとに、自分で熱を作るようになる。
それが発芽の原動力となる。

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「帽子を脱ぎ捨てるその時まで」
種は内側で一番初めの葉・子葉を育てる。外側の部分は内側の種を帽子のように大事に守っている。
そして、子葉が開く時がきたら帽子を脱ぎ捨てる。

子葉は外の世界を知ってグングン大きくなる。
また、脱ぎ捨てられた種の外側は、やがて土にかえりこの植物を支えるでしょう。土の下にはしっかりと根を張り植物を支える。
太陽に焼かれることなくその熱を上手に使っていけるように。
風に吹き飛ばされることなく、上手に外界と接していけるように。


さて、今日の一日一描は、素敵なBGMが寄り添ってくれていた。

今朝夫がつけてくれたラジオ番組で紹介されていたEinaudiというイタリアの現代作曲家さんの「I Giorni」、 日本語では「彩りの日々」という曲がすごく美しくて、ずっとお家の中にEinaudiの曲が流れていた。

音楽って風のようにインスピレーションを運んできてくれる。

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