一日一描89/100【アルビレオ観測所】

画像1 窓の外、まるで花火でいっぱいのような、天の川のまん中に、黒い大きな建物が四棟ばかり立って、その一つの平屋根の上に、眼もさめるような、サファイアとトパーズの大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていた。
画像2 銀河の、かたちもなく音もない水にかこまれて、ほんとうにその黒い観測所が睡っているように、しずかによこたわったのです。--銀河鉄道の夜より--

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