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生まれてはじめてケースのついたメガネを買った

仕事準備のためにデジタルタブレット作業が増えて、どうしても目が疲れる。
そこで昨日はブルーライトカットのメガネを探しに、メガネ屋さんを数件まわった。

東洋医学的にも、次のシーズンの春は「目」に負担がかかりやすい季節なので、冬から目の養生を考えておくことはとても大切だと思って。


恥ずかしながら、雑貨屋さんのおしゃれメガネぐらいしか買ったことがなくて、今回も駅ビルに入っている大手メガネチェーン店の店頭に並んでいるものを適当に買えばいいや、ぐらいにしか考えていなかった。

しかし、メガネユーザー歴の長い夫から「ちゃんとみた方がいいよ」と言われ、そのあと専門店を訪ねることにしてみた。


「度の入っていないブルーライトカットのメガネを探しているのですが・・」
おしゃれなメガネをして店頭の奥からいらっしゃいませ、と現れた店員さんに恐る恐る聞いてみる。すると、

「そういった既製品のブルーライトカットのメガネは取り扱っていないですねぇ」というお答え。ですよね。そうですよね。

さらに、「今はパソコンに貼るブルーライトカットシートもあるし、そういうブルーライトカットのアプリも出回っているので、そういうものいいですよ」と。
たしかにね。それもそうだ。


「それよりも」
と、店員さん。

「どんなに目のいい人であっても、左右差や複視などはあるものなので、そこを補正するメガネをつくることをお勧めします。眼精疲労を防ぐためにはブルーライトカットも必要ですが、両方の目できちんと見えていて、それが脳の中できちんとスムーズに像として結んでいることが大切です。左右差があったりすると、それを補正をするために脳や目に負担がかかりますからね」と。

・・なるほど〜!


私は目が良い方で、特に視えないことで困ったことはないし、視力検査を受けると大体上限まで(1.5までの検査なら1.5、2.0までの検査なら2.0)視える。
だけど、大体いつも左右差はあって、たしかに、スムーズに視える方とよくよくみないと視えない方があった。疲れているだけ、とかその日のコンディションとかあるでしょう、とか思って流してきたけれど、もしかしたら気質的なもの?傾向性みたいなもの?もあるのかもしれないな。

私にとって「視える」ということは当たり前にできている、なんなら唯一と言っても良いぐらいの身体的長所だったけれど、もしかしたら「本当は視えていない」ことがたくさんあるんだろうなぁと思った。

同時に、こういう「長所だと思い込んでいるところ」って、実は鈍感になりやすかったり、過信しやすかったりして、かなり大袈裟に不調を捉えられる状況になるまで調整するのが難しい部分なのかもしれない。これから歳を重ねるにつれて、整えた方がいいのってこういうところなのだろう。


メガネは目が悪くなってからつけるものではないのだ。
視える、ことを最大限にサポートするためにつけるものなのだ。


という、メガネを普段使いしている人にとってはごくごく当たり前であろうメガネリテラシーに今更ながら気づいて「はぁ〜」と感嘆した。


結局昨日はとりあえず専門店で既製品のブルーライトカットレンズのついたメガネを一つ買ってみた。生まれてはじめて、メガネ拭きとメガネケースがついたメガネ。ちょっとワクワクした。


これを使ってみて、次はきちんと視力検査をしてメガネを作ってみようと思います。




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