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057. 色の奥の色

一日一描。

今日は月に一度のシュタイナーの水彩画の教室の日でした。

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私は遅れて参加。急く気持ちのままフォルメン曲線を描く。
左からやってきた線が自分の前を通って右へ去っていく。

線を描くって、呼吸そのもの。リズムそのものだ。
今日は、なんだかずっと線を描いていたいような気分だった。

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黄と青と赤の関係性。
今日は絵の具が乾くのが早いのもあったけど、お互いにあんまり交わろうとしない色たち。

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今日は色を重ねたくないのに、なぜかどんどん重ねてしまって、拭い去ろうと必死になっている自分をぽかんと眺めていた。

水彩はいじればいじるほど輪郭線がぼやけていくのでとてもわかりやすい。


今日は、
色を受け入れられない日。

無色透明でいたい日。

言葉が邪魔な日。

そんな日。

だからといって特別、機嫌が悪いわけでもないし、体調が悪いわけでもない。

内面は波一つなくしんと静まり返っている。

だけど、それを見ようとするほど心がざわつく。
自分で自分の扱い方がよくわからない。

そんな日。


次はもっと上手に描くのに。

そう思っていたら気持ち良い秋の風が吹いてきて紙がひらり。

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今の自分にぴったりな色がそこにはあった。

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