092. ハレとケ
一日一描。
今日は久々の水彩画。
いつも自分の中にあるのにちゃんと考えたことがなかった「ハレとケ」という日本の時間論。
ハレって何だろう?
ケって何だろう?
最近、食事をテーマに、夫とハレとケについて話すことがあった。
私は「外食は全てハレで、おうちのご飯は全てケ」とすっぱり分けて考えていた。外食するときは自分のおうちで出ないようなものを食べたくて、そうじゃなかったらお金の無駄だし体にも悪いから家で食べたほうがいいに決まっている、と。自分が育ってきた環境に依存しているのだと思う。
でも、「外食の中にもハレのご飯とケのご飯があるんじゃないの?」と夫に言われて、ハッとした。
何がハレで何がケなのかは人それぞれだし、絶対的なハレも絶対的なケもないのだ。
ハレの中にもケはあるし、ケの中にもハレがある。
人と生活するってことは、お互いのハレとケを分かち合っていくことなんだろうなぁ。
娘は今日もアナ雪。子供はまだハレとケなんて概念がなくて、毎瞬毎瞬を生きているんだなぁと、おんなじモチーフを毎日延々描き続ける娘を見ながら感じた。
その自然体な感じに憧れる。
だけど、ハレとケ、社会に生きるための時間感覚を知りながら、自然体でいられるのが大人なのかもしれない。
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