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副作用・ムーンフェイスとの付き合い方②

2010年秋、前の記事であげた写真の頃、私の体脂肪とムーンフェイスは最高潮に達しておりました。

私のプレドニン量が一気に増えたのが2008年ですので、2年間副作用も脂肪も溜まりに溜まっていた状態だった訳です。

いやもうこんなじゃつらくて人にも会えない!!と思い、2010年の秋に戦うことを決意しました。

戦う方法はスポーツジム。

とは言っても2008年の急な体調変化から2年、家の中に籠るような生活をしていたものですから、笑っちゃう位体力がありませんでした。


冗談じゃなく2分からスタート

最初は椅子に座るタイプで背もたれがあるエアロバイクをチョイス。
なるべく体が楽でいられるものからスタートしないといけないほど、私の体力、筋肉はヘロヘロだったんです。

なので今から思うと嘘みたいですが、最初の日、漕いだ時間は2分。

少な過ぎだろ!って感じですが、私の病気は過度な疲労やストレスがあると病状が悪化することがあるので無理はしちゃいけなかったのです。

実際、たった2分でも家に着くと玄関先で突っ伏して30分ほどの休憩を必要とする程、体にとっては負担でした。

その2分を続けて数回、帰宅してから玄関で突っ伏すことがなくなったら、時間を1分伸ばします。
そしてまた数回通った後に、大丈夫そうなら4分・・・1分ずつ増やしていく日々が続きました。

でもそれを続けて行くうちに30分きっちり漕ぐことが出来るようになり、その頃には他の筋トレ用のマシンを使うように。

本当に年単位でしたがそうこうしているうちに


はとバスの猿島ツアー

ジム通いをし始めて数年後、はとバスの猿島観光ツアーに参加したのですが、猿島は軍事施設だった小山のある島で、コースはかなりの高低差のある山道、ところがガイドのおじさんの後、先頭をきって歩けるようにまでになりました。

参加者はヤングが多かったのですが(映えを意識する世代)、ヤング達を遠く後ろに見ながらスタスタ歩きつつ、嗚呼、こんなに体力ついたんだぁ・・・と感慨深く自分の足を眺めたものです。

ちなみに数年ジム通いをしているうちに当然顔の脂肪はすっきりと落ちてきて、手足に筋肉がついたのは勿論ですが、代謝がよくなったせいか体も軽くなり、風邪も引かなくなりました。熱も出なくなりましたし、あと何故か年に数回起きていた原因不明の急性胃腸炎も起こらなくなりました。

風邪を引きにくい、熱が出にくくなる、というのはSLE的には非常に大事なことでして。
体重、ムーンフェイス以前にこういう方面でも非常にいい効果があったことになります。

この間、あまり食事制限は意識しませんでした。
食事制限が一番早く効果が出るのかもしれませんが、年単位で、と考えていましたのし、食事を制限して体力が落ちてしまうのも困るので、割と好きなものを食べていた気がします。

ただ期間は本当に1年2年と年単位ではありました。

とはいてSLEは長ーい付き合いの続く病気なので、1年2年位の期間は別に気にならなかったです。

私は本当に体力も根性も無いタイプなのですが、サボりたくなる時にはいつも鏡をやや下側から見てむくむくと育った顎肉をまじまじと眺めました(苦笑)

太る薬を飲みながらの体重管理は大変ではありますが、出来なくは無いです!!
悩んでいる人には是非「諦めないで!!勝てるから!!」と伝えたいです。


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