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オレだけの「アクションフィギュア」が欲しい 〜オモチャ語り〜


どうも、Live Terryです。

今回は、ちょっと昔の制作なんかを振り返りながら、私の好きな「アクションフィギュア」というものについてのお話です。

何を隠そう、私は生まれた頃から大のオモチャ好き。

大量のトランスフォーマーとプラレールに囲まれて毎日家族やきょうだいと楽しく遊んだ幼少期。

小学校時代の魂のオモチャは「ムゲンバイン」「ほねほねザウルス」「メタルファイトベイブレード」カスタムできるオモチャ大好き!自分の好きな組み合わせを追究したいタチも相まって、ベイブレードなんかは相当熱中しましたね。

そんなオモチャ大好きな私が、一番好きなのは……

キャラクターもののアクションフィギュア。

好きなキャラクターを自分の手の中で自由自在に動かして遊べることは、昔から本当に素晴らしいことだと思うんです。

小学生の頃は大好きだった「キン肉マン」の可動フィギュア(ミクロマンでリリースされてたやつ)を買い漁り、超人たちを自由に対決させて大ハシャギ。

中学生になってからは、そもそもこのタイミングでカスタムにのめり込み始めたのもあって、リボルテックやS.I.C辺りを頻繁に収集していました。S.H.Figuartsなんかもちょいちょい摘んだかな。

おっと、カスタムの話が出ましたね。そう、ここからが今回の本題です。


・自分のキャラクターを動かしたい


私は、アクションフィギュア大好きである以前に、創作大好き人間。自分だけのオリジナルキャラクターを創造し、絵画や立体作品を通じて表現したいというモチベーションが昔からありました。

そんな男が行き着く先といえば……もうおわかりでしょう。

「自分のキャラクターのアクションフィギュアが欲しい」んです。

当然、私の作るキャラクターは世界的に有名な作品でもなんでもない個人の物なので、メーカーからちゃんとしたアクションフィギュアが出ることはそもそもあり得ません。

ならば…

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カスタムで作りゃエエじゃないか、と思い立ち、中学2年生の頃にリボルテックの「アルファス」を素体に改造したのがこの「ザ・キャプテン・ディープ」

※こちらの記事でキャラクターの詳細については解説しております。併せてご覧くださいませ。

初めてエポキシパテ使ったのが多分この作品です。流石に拙い出来なのですが、当時は自分だけのキャラクターフィギュア、しかもよく動くものができた、と舞い上がっていた覚えがあります。

このカスタム品、もう写真どころか実物も無いのですが、昔集めた既製品のフィギュアと一緒に遊んで楽しんだ記憶はなんとなくあります。自分のキャラクターが拙いなりにも形になって、憧れのヒーローなんかと共演できるのはフィギュアならではの楽しみ方ですからね。



・キャプテン・ディープ追究記


最初のカスタムを完成させた年から約2年後?

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現在のキャプテン・ディープ/シデン王子に直結する新たな「キャプテン・ディープ」のデザインを考案。

当時高校生の私は、変わらずオモチャ大好き人間。本当にそれでいいのか。

当然、この新デザインのキャプテン・ディープのフィギュアが欲しくなり……

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リボルテックの「Mr.アッセンブル」を素体に改造しちゃいました。これは本当に懐かしいですね。

盛ったパテを削って形を作ることを覚えたてのタイミングでこれを作った記憶があります。

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外に持ち出して写真を撮りまくるぐらいには愛着のある作品でした。(じゃあ何で今これの実物ないんだよ。)

同じ素体で再現、リメイクしようにも肝心のアッセンブルボーグシリーズの旧素体がすっかり入手困難なので、安価で同じ素体を探すのは難しいでしょうね。

ストリートファイターに登場する「セス」の「丹田エンジン」みたいに見える腹の球体関節も今ならもう少し処理のしようがありそうなので、いつかトライしたいですが……


さらに2年後?ぐらいかなあ。

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S.I.C極魂のカスタムでも作っていました。よく動いてハンドパーツもそこそこバリエーションのある響鬼シリーズ素体です。

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いっとき、4インチ帯にハマってた時期がありました。極魂は今でもリサイクルショップなんかに未開封のものが1000円以下で普通に売っており、(それが良いのか悪いのかはさておき)当時の私は大変お世話になった記憶があります。

この翌年には

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再び6インチ帯に回帰し、より脳内イメージに近いものを作ろうと頑張った記憶が。極魂素体のカスタムは今見るとやはり細すぎましたね。

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それなりによく動く作品でした。手と靴がリボルテックからの借り物なのはちょっとハズいけどね。そこと関節以外は全て自作しています。

とはいえ、カスタムからの脱却をこのタイミングに考えていたんだろうな、ということは何となく覚えているようないないような。

この翌年には、ようやくフルスクラッチでの制作に着手しました。

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関節パーツだけは扱い慣れた「関節技」様にお世話になりつつ……それ以外は全て流用無しのオリジナル造形で素体を組んだのが2020年春。

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ダイナミックに動かして遊べるフィギュアにしたかったので、可動域にはかなり気を遣った記憶があります。今ならもう少し上手い処理の仕方あるだろうけどね。

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細部を造形してパテ原型を完成させ

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最後は全身を透明樹脂に置換し、塗装して完成。自力で仕上げたオリジナルのアクションフィギュアはこの作品が最初なのかな……?流石にこの辺りより古い作品に関しては現存しないものも多く記憶が曖昧です。

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もうすぐ、2年近く経つこの作品。今の私の頭の中にある「キャプテン・ディープ」という架空の存在に対するイメージとは最早かけ離れた過去の存在になってしまいましたが、これはこれで当時の私が考えてたこと、作りたかったデザインや造形を示すものとして、大事にすべき………なんかな〜、コレ………。


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ちなみに、自分の中のキャラクター像に対する近さで言えば昨年気まぐれに作ったマーベルレジェンド改造版の方が圧倒的に現時点でのイメージに寄ってます。

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2021年制作のイラストや版画、CG、漫画版での姿と同じですね。

以前のビジュアルに存在したヘルメットや鎧、ベルトなどの「人工的」なパーツに自分で嫌気がさし思い切ってビジュアルを一新しました。


こんな感じで………自分だけのオリジナルヒーロー「キャプテン・ディープ」のアクションフィギュアが欲しい!という一心で作り続けてきました、というお話でした。

誰しもが思い描く可能性のある「自分だけのキャラクター」

頭の中にある空想の産物が、実際に手に取れる形で現実の世界に召喚されたなら……

そんな発想を原動力に、これからも作り続けていきたいですね。初心忘るべからず。


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ほな、またね。



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