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学問と芸術とオリギ

ディヴォック・オリギの学生や若者への支援、知的な一面、学問・芸術への探求心の話。


奨学金

リヴァプール大学とのパートナーシップによる奨学金

(2021年6月、リヴァプール公式ホームページより)

2021年6月10日、リヴァプール大学とのパートナーシップによりディヴォック・オリギ奨学金を創設。

2021~22年度に2名の学生を対象として授業料年間9,250ポンドと生活費年間3,000ポンドが支給され、2022~23年度には3人目の学生に、2023-24年度には4人目そして最後の学生にも資金が提供される。

ディヴォック・オリギ

『自らが幸運にも影響力のある立場にいることを理解し、チャンスを与えられることの重要性を知ると同時に将来の世代が素晴らしい業績を達成する能力を信じている。』

リヴァプール大学副学長 ギャヴィン・ブラウン教授

『リヴァプールの若者に新たなチャンスを提供するために、ディボック・オリギが協力してくれることを嬉しく思う。彼はこの街の若者にとって刺激的な存在であり、そのサポートは地元の才能と可能性を育むという我々の目的を助けてくれるだろう。』


クアドリンガル

スワヒリ語、英語、オランダ語(フラマン語)、フランス語の4ヶ国語話者

(2018年6月、ケニアの放送局 Kenya Citizen TV のインタビューより)

スワヒリ語でインタビューに応じる動画。

ご両親の出身国ケニアの公用語はスワヒリ語と英語であり、2つの言語が使われる家庭に育ったことでどちらも習得。

お父様のマイク・オリギ氏は元ケニア代表であり、初めてヨーロッパに進出したケニア人選手。そしてオーステンデやヘンクなどベルギーのチームで活躍したストライカー。ディヴォックはお父様がオーステンデに所属していた1995年に生まれた。

5歳で KFC Zwaluw Wiemismeer のユースチームに加入すると、 B.G.G.O. Park van Genk (日本の小学校にあたる)や Sint-Jan Berchmans college(こちらは中学校)に通いながらベルギーの公用語であるオランダ語、厳密に言えばベルギーやフランス北東部で話されるオランダ語であるフラマン語を習得。

15歳でヘンクからリールに加入するとフランスで暮らすことになり、必然的にフランス語も習得。


心理学への関心

フットボーラーになっていなかったら

(2017年5月、The Guardian より)

特に関心があるのは人間の脳の働き。

『英語だったりオランダ語だったり、ほとんどが心理学に関するもの。フットボーラーになっていなかったら心理学者になっていたかもしれないね。』

『脳の働きや人々の様々な性格に興味がある。友人に性格診断テストを受けてもらって、どのタイプに似るのかを調べている。リヴァプールで言えば誰が内向的、誰が外交的と言うこともできる。心理学の勉強を始めたが(リールの)トップチームに昇格した際にやめてしまった。』

『今でも興味があって TED talks (科学等の様々な分野の最先端を走る専門家のプレゼン動画の無料配信)をよく見ている。コミュニケーションをどう取るかや自身の研究テーマついて15分程話をしているんだ。キャリアが終わったら、また勉強するかもね。』


ピアノやドイツ語への意欲

ヴォルフスブルクへのローン移籍を経験して

(2017年9月、ヴォルフスブルク公式ホームページを引用した Dailymail より)

17/18シーズンにヴォルフスブルクへローン移籍した際、ピアノレッスンやドイツ語についてコメント。

『自由な時間に学ぶことが好きなんだ。ドキュメンタリーを見たり本を読んだりね。リヴァプールでピアノを学び始めたんだ。ドイツでも一緒に続けてくれる誰かが見つかるかもしれない。』

『当然ドイツ語も話せるようになりたい。語学が好きなんだ。新しい挑戦がしたいと思ったときにヴォルフスブルクが獲得を望んでくれた。更なる成長のチャンスがあると思っている。』


おまけ

ピアノの腕前は…

(2018年3月、DW Kck off! より、48秒頃から)

ヴォルフスブルクへローン移籍している際に行われたインタビュー。

自分を表すとしたら?と聞かれ、『もちろんフットボールが好き。家族も好き。ピアノや音楽への熱意も…』と答えたところで突然キーボードでのスキルテストを振られる。

結果は…さておいて、リヴァプールでは10回ほどレッスンをしていたことやまだ先生を探しているとも答えており、まだまだ弾けるというほどではないのかも。

このインタビューから3年が経った今もピアノを続けているのか。

続けているのなら、レッスンをしてもらっていた先生がいるはずのリヴァプールにいる今の腕前やいかに…笑

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