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〜第5章〜 アルバム全曲解説 (18)D面-1 The Colony of Slipperman

歌詞はこちら

In The Cageとほぼ同じ演奏時間という、アルバム中最も長い曲で、かつ最もプログレっぽい体裁の曲と言って良いでしょう。曲はThe Arrival / A Visit to the Doktor / The Raven の3部構成となっており、8分を超える曲です。



【テキスト】【歌詞】とその内容

冒頭のインストゥルメンタルから、よく分からないピーターのかけ声みたいなセリフ(*1)に導かれて、バンドが一気に走り始めます。

The Arrival

I wandered lonely as a cloud
Till I came upon this dirty street
僕は雲のように孤独にさまよった
この汚い通りに出くわすまで

【歌詞】

歌詞の冒頭の "I wandered lonely as a cloud" とは、ウイリアム・ワーズワースが1804年に発表した有名な詩、"I Wandered Lonely as a Cloud" の冒頭をそのままパロディとして使ったものです。ワーズワースの詩では、水仙の群生を見つけることになるのですが、レエルは醜い姿のスリッパーマンのコロニーを見つけるわけです。

Leaving by the same door from which he had come in, he finds some sort of freaks ghetto on the other side. When they catch sight of him, the entire street of distorted figures burst into laughter. One of the colony approaches him. He is grotesque in every feature, a mixture of ugly lumps and stumps.
入ってきたのと同じドアから出ると、反対側にフリークたちのゲットーのようなものがある。彼らが彼の姿を見つけると、歪んだ人影の通り全体が爆笑に包まれる。コロニーの一人が彼に近づく。彼はあらゆる特徴がグロテスクで、醜い塊と切り株が混在している。

【テキスト】

「入ってきたのと同じドアから出る」と、すぐそこにスリッパーマンのコロニーが見えるのだそうです。【テキスト】では、レエルは全く「さまよって」ないようなのですが、まあ良いことにしましょうw もうこの世界での距離感などどうでも良いのですw そして、そこにいるスリッパーマンたちは、とてつもなくグロテスクな姿をしているのです。

His lips slip across his chin as he smiles in welcome and offers his slippery handshake. Rael is a little disillusioned, when the Slipperman reveals that the entire colony have one-by-one been through the same glorious romantic tragedy with the same three Lamia, who regenerate themselves every time, and that now Rael shares their physical appearance and shadowy fate.
歓迎の笑みを浮かべ、スリッパーマンと握手を交わすと、レエルの唇はあごに滑り落ちる。スリッパーマンが、コロニー全体が同じ3人のラミア(彼女らは毎回再生する)と同じ栄光の恋愛悲劇を経験していることを明かすと、レエルは少し幻滅した、そして今、レエルは彼らの外見と影の運命を共有している。

【テキスト】

醜い姿とは裏腹に、スリッパーマンたちは案外フレンドリーなのです。そしてレエルも、いつの間にかこのスリッパーマンの姿となってしまっていることを知らされるわけです。

"We, like you, have tasted love
Don't be alarmed at what you see
You yourself are just the same as what you see in me"
「オレたちは皆、お前と同じ、愛を味わった
お前の目に見えているものを、心配しない方がいい
お前自身が、お前が見てるオレと、全く同じだからな」

"Me? Like you? Like that?"
「僕が? 君みたいだって?」

"You better watch it, son
Your sentence has only just begun
You better run and join your brother John"
「気をつけな、若いの
お前の刑期はまだ始まったばかりだ
すぐに兄のジョンのところに行ったらどうだ」

【歌詞】

歌は、スリッパーマンのセリフ部分をピーターがちょっと声色を変えて歌っています。ここにいるスリッパーマン全員が、ラミアとの体験を経ているということ、さらに死んだと思って嘆いたラミアが、毎度再生していることを知らされたレエルはがっかりするわけです。そしてさらに、この中に、洞窟の中で別れたはずの兄ジョンがいることを告げられるのです。

A Visit to the Doktor

Amongst the contorted faces of the Slippermen, Rael recognises what is left of his brother John. They hug each other. John bitterly explains that the entire life of the Slipperman is devoted to satisfying the never-ending hunger of the senses, which has been inherited from the Lamia. There is only one escape route; a dreaded visit to the notorious Doktor Dyper who will remove the source of the problems, or to put it less politely, castrate.
スリッパーマンたちのゆがんだ顔の中に、レエルは兄ジョンがいることに気づく。二人は抱き合う。ジョンは苦々しげに、スリッパマンの全生涯は終わりのない五感の飢えを満たすことに捧げられていると説明する、それはラミアから受け継いだものだ。逃げ道はただひとつ、悪名高きドクトル・ダイパーのもとを訪れ、問題の根源を取り除くことだ。

【テキスト】

そして、その醜い姿のスリッパーマンの中に、兄ジョンがいることを発見します。ジョンも一足先にレエルと同じ体験をして、スリッパーマンになっていたというわけです。そしてスリッパーマンとは、「終わりのない五感の飢えを満たす」というラミアから受け継いだもののためだけに生きている存在であると兄に伝えられるわけです。そして、この姿から元に戻るためには、Dyper 医師を訪ね、「問題の根源」(つまり自分の性器)を取り除くことが必要だということを告げられるわけです。

You get out if you've got the gripe
To see Doktor Dyper, reformed sniper, he'll whip off your windscreen wiper
嫌なら出て行くことだ
ドクター・ダイパー、改造されたスナイパー、に会えば、彼がフロントガラスのワイパーをぶった切ってくれる

【歌詞】

ちなみに Dyper という医者の名前は、diaper【dάɪəpə】(アメリカ英語で言う「おむつ」)をもじった言葉のようです。Lilith や Lamia というヨーロッパ起源のキャラクターが立て続けに出てきたりしてちょっと忘れていましたが、久しぶりのアメリカ英語でのダジャレです。Doktor とここだけドイツ語表記なのは、やはり医学と言えばドイツということなのか、あのナチスドイツの狂気の医者をイメージさせたかったのかもしれません。ここでの windscreen wiper という言葉は、レエルの性器の事で、これを「ぶった切る」というのは、まさに去勢手術の事でしょう。ただ、せっかくアメリカ英語のダジャレを使った直後に、windscreen というイギリス英語(アメリカ英語は windshield、アルバム2曲目ではちゃんと使っていたのに…)が出てしまうというチグハグさもあります。やはりこの辺りの歌詞は本当に時間との闘いだったのでしょう。

He said, "Understand Rael, that's the end of your tail"
"Don't delay, dock the dick!" I watch his countdown timer tick
彼は言った「レエルわかったかい、これがあんたのアレの先っちょさ」
「遅れちゃダメだ、イチモツをドックに入れろ!」僕は彼のカウントダウンタイマーを見る

【歌詞】

【歌詞】ではここも Doktor Dyper のセリフをピーターがまた違う声色使って歌ってますが、それはほんのワンフレーズだけで、あっさりと去勢手術が終わります。【テキスト】ではもうちょっとくわしく語られています。

They discuss the deceptively-named escape for a long time and decide to go together to visit the Doktor. They survive the ordeal and are presented with the offensive weapons in sterile yellow plastic tubes, with gold chains. "People usually wear them around their necks," said the Doktor handing them over. "The operation does not necessarily exclude use of the facility again, for short periods, but of course when you want it you must provide us with considerable advance warning." As the brothers talk themselves through their new predicament, a big black raven flies into the cave, swoops down, grabs Rael's tube right out of his hands and carries it up into the air in his beak. Rael calls for John to go with him.
二人は長い間、偽装された逃亡劇について話し合い、一緒に博士を訪ねることにした。試練を乗り切った二人は、滅菌された黄色いプラスチックのチューブに入った攻撃用の武器と金の鎖を渡される。「これを首にかけるのが普通です」とドクトルは言った。「この手術は、短期間であれば、施設の再利用を必ずしも排除するものではない、 しかし、もちろん、利用したいときには、相当な余裕をもって事前に知らせてもらわなければなりません」

【テキスト】

切り取られた性器は、黄色いプラスチックの容器に入れられて、各自が首にかけて持ち歩く事になるわけです。そして、「事前に予約があれば、この性器を再び使うことができる」という、ちょっと不思議な説明をドクターから受けるわけです。

The Raven

ところが、そこに一羽のカラス(*2)が現れて、レエルの性器入りチューブをかっさらって飛んで行ってしまうわけです。これは一大事。さっそくレエルは兄に一緒にチューブを取り返しに行こうと言うのですが…

As the brothers talk themselves through their new predicament, a big black raven flies into the cave, swoops down, grabs Rael's tube right out of his hands and carries it up into the air in his beak. Rael calls for John to go with him.
兄弟が新たな苦境について話し合っていると、大きな黒いカラスが洞窟に飛び込んできて、急降下し、レエルのチューブを彼の手からつかみ、くちばしで空中に運んだ。レエルはジョンに一緒に行こうと呼びかける。

【テキスト】

And he replies "I will not chase a black raven. Down here you must read and obey the omens. There's disaster where the raven flies." So once more John deserts his brother.
すると彼はこう答えた。「僕は黒いカラスを追いかけない。ここではお告げを読み、それに従わなければならない。カラスが飛ぶところには災いがある」。ジョンは再び弟を見捨てた。

【テキスト】

ところが、兄ジョンは同意しません。彼は一緒に行かないと言うのです。つまりレエルは、In The Cage の洞窟内と同じように、ここで再び兄に見捨てられるわけです。

The bird leads Rael down a narrow tunnel, he seems to be allowing him to keep at a closed distance. But as Rael thinks he might almost catch hold of the bird, the tunnel opens and finishes at an enormous subterranean ravine. Casually, the raven drops his precious load into the rushing waters at the bottom. It's enough to drive a poor boy ravin' mad.
鳥はレエルを狭いトンネルに導く、まるでレエルとの距離を保たせているように。しかし、レエルがもう少しで鳥を捕まえられるかもしれないと思ったとき、トンネルが終わり、巨大な地下の渓谷が開く。そしてカラスはさりげなく、大事な荷物を底の急流に落とす。哀れな少年を狂わせるには十分な出来事だった。

【テキスト】

仕方なく、レエルは兄と別れ、チューブを加えたカラスを追いかけ、トンネルを走ると、トンネルが終わって、次は渓谷に出るわけです。すると、カラスがチューブを急流の中に落とすのが見えるのです。

But I'm running so very hard with everything that I've got
He leads me down an underpass
Though it narrows, he still flies very fast
When the tunnel stops
Catch sight of the tube, just as it drops
でも、僕は全身全霊で懸命に走っている
カラスは僕を地下道へと導く
トンネルは狭くなっても、カラスはとても速く飛ぶ
トンネルが終わると
チューブが落ちていくのが見えたんだ

【歌詞】

To watch it float away, watch it float away
Watch it float away
それが流れていくのを見ている、見ている
それが流れていく

【歌詞】

こうしてトンネルから出た場所の渓谷で、カラスが落としたチューブが渓流に流されていくのを茫然と見守るレエルのシーンで曲は終わるのです。

スリッパーマンには何が表現されているのか?

ピーター・ガブリエルは、スリッパーマンについては、このように語っています。

"The Colony of Slippermen" is about "people's attitudes towards sex,"
The Colony of Slippermenは「セックスに対する人々の態度」をテーマにしている

Genesis and The Lamb Lies Down on Broadway

さらに、

"grotesque and totally sensual beings whose entire day is spent gratifying every orifice including nose, mouth and ear"
グロテスクで完全に官能的な存在で、一日中、鼻、口、耳などあらゆる開口部を満足させることに費やされる

Genesis and The Lamb Lies Down on Broadway

つまり、スリッパーマンの醜悪さというのは、性についての人々の態度を何か象徴したものなのです。

ピーター・ガブリエルはがこの当時「性」というものにどのような考えを持っていたかは、実はあまり明らかになっていないのですが、彼のヒッピー文化への傾倒ぶりから考えると、ヒッピー時代の、フリーセックスのような文化が念頭にあったのは間違いないでしょう。実際後のインタビューでピーターは、「60年代後半の性の解放運動にもかかわらず、古い世代が押しつけた性についての規範は何も変わらなかった」的なコメントをしているそうです。ただ、このストーリーには、特に彼の何かの主張が込められているというわけでは無いような気がします。ここでは、性に対する終わりの無い「快楽」と世間一般からの「抑圧」、そして快楽の対極にある去勢による性の放棄、そして、管理された性行為(去勢してもときどき使うことができる)等の、ちょっと青臭い問題意識が寓話的に表現されているということではないかなと思います。これがラミアからスリッパーマンに続くストーリーの背後にある意識なのではないでしょうか。

そしてストーリーとしては、ラミアとの行為を経て、快楽に溺れるスリッパーマンになってしまったレエルは、自ら去勢手術を受ける選択をして、その「快楽」を捨てたのか、または自らコントロールできる「普通の人」に戻るための行動をしたという内容です。ところが、去勢手術を受けた後もときどき「快楽」のために使えるはずだった自らの性器をカラスにさらわれてしまい、これを取り戻すために追いかけて行くという、また新たな試練が始まったといういうわけです。

【音楽解説】

冒頭のインプロビゼイションぽいサウンドは、もともと Chinese Jam というワーキングタイトルで作られたもので、やはり中国をイメージしているものです。ここで何故中国なのかということなのですが、やはり74年頃のヨーロッパ人が「遠い異国」を音で表現したら、こうなったという事なのだと思います。チベット密教を意識して、チベットは中国の一部だからというのも、理由かもしれません。また、これまでのアルバム構成を考えると、フェードアウトで終わるこのパートは別の曲名が与えられて独立していた方が普通に思えるのですが、これを独立させるとアルバムが全24曲となってしまい、全23曲中12曲目のLylywhite Lilithがアルバム中央に位置するという構成が崩れるのを嫌ったのではないかという指摘もあります。

【1:49〜】ピーターのかけ声を合図にバンドが走り出すわけですが、この曲は全編にわたってトニー・バンクスが大活躍する曲です。またここでは、フィル・コリンズもかなり凝ったプレイをしているようです。後にバンクスは、フィルのドラムプレイを "a little too clever" と表現しており、「ちょっとやり過ぎだろ」的な印象を持っていたらしいです。

ちなみに、この曲のオルガンの再現動画がYouTubeにありました。

「変態」ですねえ(笑) トニー・バンクス以外の一体誰がこんなフレーズ弾くんだよ、、という感じのプレイです。このフレーズの元は、以前 Lilywhite Lilith の元ネタとして紹介した、The Light という曲の後半部分に聞くことができます。The Light自体は、フィル・コリンズ作の曲ですが、彼が作ったのは冒頭のメロディで、後半はトニー・バンクスがいろいろつけ加えて引き延ばしたのでしょうね。その中にこのフレーズに似たのがちょこっと出てきています。

そして、こういうかなり変わったフレーズを曲のベースに置くというのは、やはりピーターが描いたスリッパーマンの異形の姿、そのコロニーを表現するためだったのだろうと思えるわけです。

そして【2:58〜】最初のブレイクは、

"Me? Like you? Like that?"
「僕が? 君みたいだって?」

【歌詞】

の【歌詞】のバックで、レエルが自分もスリッパーマンになっていることに気づくシーンにキッチリと合わせてあるというわけです。

その直後から、バッキングはRMIエレキピアノのアルペジオに変わり、第2部のA Visit to the Doktorになだれ込んでいくわけです。そして次のブレイクは【4:01〜】で、ここはThe Ravenとの分岐点です。ちなみにこのブレイクもThe Lightから再利用されたものですが、トニー・バンクスは、この部分は「強い瞬間」として認識しているとのことです。

そして、【4:50〜】いよいよトニー・バンクスのソロプレイです。直前の【歌詞】でこのように歌われて、

Suddenly, a black cloud comes down from the sky
It's a supersized black bird that sure can fly!
突然黒い雲が空から降りてくる
それは、超大型の黒い鳥、もちろん飛べるやつだ!

【歌詞】

突然登場した黒い鳥(カラス)が、レエルの性器入りチューブを奪って飛んで行ってしまうシーンの直後から、トニー・バンクスのシンセサイザーのソロが入るわけです。

このソロが、後にジェネシスのライブの In The Cageメドレー などでも演奏されることになる有名なソロなのですが、こののシンセサイザーのフレーズこそ、大型の鳥が、バッサバッサと羽を羽ばたかせて飛んでいるシーンを音で表現したもの(特に【5:02〜5:10】のパート)に聞こえるんですね。これはあまり指摘されていないのですが、わたしにはどうしてもそう聞こえます(^^) そして【5:10〜】ハモンドオルガンのロングコードトーンが入ってくるのですが、これが後にカラスがチューブを落とす急流の水の表現ではないかと思ったりします。

そして曲は冒頭と同じく再びハモンドオルガンによるフレーズをバックに元のメロディに戻り、そして、【6:00〜】のブレイクで、いよいよ兄ジョンが再びレエルを見捨てるシーンになるわけです。ここで、

Now can't you see?
Where the Raven flies, there's jeopardy
分からないのか?
カラスが飛ぶところには、危険がある

【歌詞】

と歌われる兄ジョンのセリフ部分は、フィル・コリンズがソロで歌っています。続くフレーズ

We've been cured on the couch
Now you're sick with your grouch
I'll not risk my honey pouch
Which my slouch will wear slung very low
私たちはソファで治療を受けてきたのに
今、オマエは不機嫌で病気になった
私のハチミツ袋は危険にさらしたくない
私の不機嫌なポーチは低く吊るされたままだ

【歌詞】

の部分も兄ジョンのセリフですが、ここはピーターとフィルが一緒に歌っているように聞こえますが、ここもフィルですか?? このアルバムで、フィル・コリンズはかなりバッキングボーカルとしても活躍しているのですが、ここだけはソロで歌ってるんですね。こうしてジェネシスファンは、このアルバムで潜在的にかなりフィル・コリンズの歌声を聞いているわけで、これが後にフィル・コリンズが次のボーカリストとして成功する伏線と言っても良いのかもしれません。ちなみに、この【5:59〜】のブレイクについて、トニー・バンクスは、「ジェネシスの歴史上最悪のトランジションだ」と評しているそうで、彼としてはこのアルバム内で最もアレンジを変えたい部分なのだそうです。

そして【6:39〜】"some concern"(気遣ってほしい)というレエルの心の叫びの【歌詞】をバックに再びシンセサイザーのソロのブレイクがあり、曲は再びRMIのエレキピアノのアルペジオで、全力疾走でカラスを追いかけるレエルを歌います。そして最後、【7:47〜】曲は渓流を流れていくチューブを見送るレエルの絶望的な心境を表現して終わるのです。

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【注釈】

*1:この曲の冒頭のピーター・ガブリエルのかけ声みたいなセリフは、"Buh-bi-tee-bup"と言ってるみたいです。特に意味のないかけ声ですが、トニーのキーボードのリズムに合わせた言葉遊びでしょうか。AIは、"Beauty tube"(化粧品のチューブ)のダジャレかもしれないと教えてくれました。醜悪なスリッパーマンに対する皮肉なのかもしれませんね(^^;)

*2:ravenとは、北米を中心に世界中に分布するカラス科の鳥です。単に「カラス」と訳しましたが、体長60cmにもなる大型種で、日本にいるハシブトガラス、ハシボソガラス(これらは英語ではcrowと呼ばれる)とは異なるカラスです。非常に知能が高く、人間になつく性質もあるため、伝説の中でも知恵と予言の象徴とされてきたそうです。


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