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やる気なんて用いずに目的を達成する方法


「やる気」

この言葉を皆さんもいろんな場所で聞きませんか?

私は、中学・高校の時代に嫌と言うほど聞きました。
「やる気がないからだ」「やる気がない」「やる気が出たらやる」

こんな言葉を自分でも言っていたし、周りからも言われていました。

でも、この「やる気」というものは、そもそも一体なんなのでしょうか?

「やる気を出す」「やる気がない」「やる気がないからダメなんだ」

とにかく「やる気」という言葉を使って、行動の量を測ったり、意思の強さを見せたりするシーンが多いと思います。

今回はこの「やる気」というものがどういうものなのかということを
考えながら、「やる気」という言葉を用いずに行動と結果を出す方法をお伝えします。

最後までお付き合いいただけると幸いです。
それでは行きましょう。

なぜ、「やる気」という言葉を用いるのか


まず、「やる気」という言葉を用いた場合、どんなメリットがあるのでしょうか?

例えば、「やる気がない」という言葉を使う時、
人の心の働きとしては以下のようなものがあります。

「結果への責任から逃れたい」
「目の前の課題から逃げたい」
「自分の怠惰と向き合いたくない」

こういった類のものですね。


つまり、「やる気」という言葉を出す時点で、
したいことへのアクションをしない決意をしていると言うことです。

そして、結果に対して責任を取りたくないことの現れなんですね。

やる気がなかったという言い訳があれば、
逃げ道があることを人間はよくわかっています。

しかも、仮に結果が悪かったとしても全力でやった時よりも
痛手が少なくて済みます。
(全力でやり切って負けたときの屈辱感を過去に受けているともうそれを味わいたくないから無意識に逃げます)

よく学生の時にありませんでしたか?

自分「勉強した?」
同級生A「やる気全然でなくて、全然やってないよやばい」
自分「私もー」

いざ、テストが返ってきた時、「全然やってない」といったはずの相手は
テストの点数が自分よりはるかに高い事件。

結果に対して責任を取りたくないという気持ちから出る保身
「やる気がない」「やる気を出したい」といった言葉を使うんですね。

なぜ「やる気」に頼らなければならなかったのか?


これは簡単で、

「目標や叶えたいもののために必要な行動をどうしてもやりたくない怠惰な自分を超えられない」

ということです。そして同時に、

「怠惰である自分を責めている」

そういった状態でもあるんですね。

あなたが本当に成し遂げたかったことは何だったんだろう?


あなたは、「やる気」を使う前に、どんな目標や夢を描いていたのでしょうか?

テストで上位5%に入ることでしょうか。
事業で利益を出すことでしょうか。
体重を5キロ落とすことでしょうか。
親しい恋人が欲しかったんでしょうか。


アクションをできるところまで細分化する



怠惰な自分を超えて、目標や叶えたいものを叶えたいという方には、

「1つのアクションをできるところまで細分化する」

ということをおススメします。

脳内で考えていると漠然としすぎていて、大きな目標であるほど、
達成できないと不安になったり、諦めてしまう要因になります。

また、目標だけ大きくて何もしてない人は、その目標に対しての1歩1歩のアクションが取れていません。何年たっても叶っていない人はこれが該当します。

なので、紙か、マインドマップのようなものに書いていきましょう。

「これだったらやっていけば大丈夫だ」と確信が出るまでやってください。


その際、重要なことは「目標を明確に決めておく」ということです。


先ほどやる気を用いて成し遂げたかったことは何かをといたときに出てきたあなたの目標を再度使います。

なぜ、この目標が大事かというと、
「どういった目標かによって行動が変わってくるから」です。

例えば、「カレーを作って食べる」
ということを例にとりましょう。

カレーを食べるという目標に対して、ざっくりと以下の行動が必要です。

カレーを作って食べるまでに必要な行動


一方、「カレーが食べたい」ということが目標なのであれば、

カレーを食べるために必要な行動

どうでしょうか?

行動が全然違ってくることがわかりますよね?

今回はカレーに関して言いましたが、これをあらゆる行動に対して適応してください。
最初は簡単なことでいいです。慣れてくると大きなことも達成可能になってきます。

また、成し遂げたいことは、ここまで細分化して行うためのいわば旗となります。

細分化してゴールまでたどり着けば、「あとはやるしかない」「やればいける」という見えない自信にもなります。

ぜひやってみてください。


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