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皇の時代の羅針盤 その二十二

月刊プレジデントイーグル
                                                                                vol,22  1996,03,15

 人間心理の戦略を活かす       
      経営者は会社を伸ばす。!      
 
私達は、遠く離れた存在の人の話は信じるが、近くにいる人、身近な人の話についてはなかなか信じない傾向にあります。これは、よくある話で、近すぎて長所より欠点が先に目についてしまうためです。

これはよくないことなのですが、ナポレオンでさえ妻には手を焼いたと言われています。また、親がいつまでも我が子を子供扱いすることと似ています。何故このようなことを、お話しするかというと、このことを知っていないと、どうしたら人生を幸運にできるか分からなくなってしまうからです。

つまり、自分の周りの人はとてつもなく立派なことをしなければ認めてくれないのです。このとてつもなくとは、一芸に秀でることであります。秀でるとは、一つのことに打ち込み成し遂げることです。

そして自他共に認めてもらうことなのです。この自他ともの自とは、自分ではなく身内のことです。もしくは身内のような友人知人です。そしてこれができれば、あの人の言うことは間違いないということになり信用されるのです。この信用を築くためには、貫き通す信念が必要不可欠になります。

 まるで、雨垂れが石に穴を開けるように時がかかります。しかし、この繰り返しの法則を身につけておれば、どんなに大きなことも必ずやり遂げられる勇気がでてきます。この勇気こそ信念なのです。このような信念が無ければ物事を成就することは無いでしょう。

 信念の源は、小さな成功の積み重ねです。今日一日にできることを今日やる事によって明日に回さないこと。そして、今日に感謝できる自分であること。学び方を研究することです。知識を学ぶのではなく知恵を学ぶのです。意識を越えた知恵を身につけることにより、『誠の知恵のある信念』ができあがるのです。

《信念が起こす奇跡》


 成功についての講義や研修で必ず出てくるものの一つに信念が有ります。この信念について如実に表しているものが日本版のナポレオン・ヒル博士の巨富を築く13の条件の中の信念の詩です。

この詩は、わたしの研修でも参考にしています。これは、訳者が素晴らしいのです。原版は、シンクアンドグローリッチというタイトルです。当研究所の会員の中に原版を読んでいた者がおり、原文と翻訳の表現が違う事を知って感動していました。

この詩は、日本でも多くの人が知っていると思います。しかし、この詩の中身を理解し実行している人は少ないように思います。それは、信念の持つ偉大な力を発揮している人が少ないからです。また、知っているだけのことで分かったと思い込んでいるのです。

 では、『信念が持つ奇跡を起こす』その力とは、これが今回のテーマです。その前に、わたしの好きな言葉の中に『人は、良い考えを持っているからと言って銅像は建てない』と言うことです。

これは何を意味しているのか。人は考えは持っているが行動はしないということです。行動した人が結果を出し、その結果が素晴らしければ銅像が建つのです。初めから銅像を建てたくてやる人はいないのです。すなわち、思い込んでいるだけでは何にも成らないということです。

 それでは、行動を起こす信念を持つには、どうしたら良いのでしょう。そのために、いろいろ試してみました。まず、信念について学ぼうと思い、本を読みました。信念の魔術、マーフィーの本、潜在意識の本、自己実現の本、成功者の本、コンサルタントの本、成功についてのテープ、研修、そして分かったことは、知識や教養も必要であるが、最も大切なのは、
『目標に連動する信念を持ち実行することである』と。

また、成功とは『毎日挑戦者であること。』さらに、『自分の信じたものに絶対の自信と誇りを持って挑戦すること』また、このチャレンジ精神こそが信念が起こす奇跡を生むのです。

 わたしの体験を振り返ってみて、良いときと良くないときとを比べてみてもその差は歴然としています。

 悪いときは、チャレンジする気が全く失せています。そのようなとき、うまくいくと思いますか。いくはずが有りません。こんな簡単なことが分かっていてもできないのです。それは自信がなく信念がないからです。どうしてと言っても答えは出ないのです。

そしてその答えを見つけるために、また本を読みました。それでも結果は同じです。信念がなく行動していない者に結果が出る訳がない。当たり前です。この状態から抜け出すには、宣言することです。

何を宣言するか、今なくともこれから持つ理想とする自分について必ずなる、絶対にできると信じるのです。そしてそのためには、どんなことにでも挑戦し、やり遂げるんだと心に誓うのです。そして、一歩一歩実行していくことです。

 この信念がないとすぐにぐらついて、引っ込み思案になってしまいます。ここで私は、言いたい、それは環境の差は有っても能力的な差はない。それは、今まで話して来た事柄だけでも理解できると思います。

要するに、毎日の繰り返しの中で培われる行動と結果の積み重ねが、いずれ信念となるのです。この信念が本物になったとき奇跡が起こるのです。それはあたかも突然にやってくるように思いますが、そうではないのです。

 いいかげんにやっていてはいけません。できるという信念を持つことが必要なのです。奇跡が起こるまで続けることです。奇跡に思えることの殆どが諦めずに続けた結果なのです。このことを忘れずに。

追記1

パリオリンピックが始まり、盛り上がっている。その中で、明暗があった、
柔道の男子永山が判定で負けてしまっやことだ、この判定には疑問が残るだろう。

女子では角田の金メダルである。巴投げから、腕ひしぎ十字固めの連続技で
勝ち進んだ結果である。

今後、柔術の関節技が取り入れられることが予想される。
日本には文武両道という言葉があるが、これは精神世界と武術を
融合するという意味だといえる。

その理由は、武の達人は戦いを好まないからです。

追記2

皇の時代の羅針盤として、世界を見るようにすると。
世界ではオリンピックが100年ぶりにパリで行われているが、
日本では、災害が頻繁に起きている、やっと富士山噴火を
テレビで報道された。

電気、水道、ガスが途絶えた時どのように対処したらよいだろうか。

東京から人がいなくなる?
住めなくなるという事ですね。

では、水と食料が無くなってしまうような状態から、
脱出する方法はないものか?

井戸があれば、救われるが今はないと同じである。
山の湧き水や小川の水を汲むことが出来れば、
多少役立つだろうがそれもできないだろう。

簡易浄水器があれば、川の水でも飲むことが出来る可能性がある。
自作で浄水器を作っておく手もある。
次に滅菌する方法ですが、塩素が必要です。(塩素系漂白材を使えば
簡易的に滅菌できる)
1PPMくらいの濃度にしてから、飲むことが安全と言えます。
また、簡易ろ過後に煮沸しても飲めます。(カセットコンロが必要ですね)

飲料として使えるもの、超純水であるバッテリーの補充水が使えます。

自給自足的状態を強いられることを想定しておいたほうが良いだろう。

電気がないとあらゆることが出来ない状態になってしまう。
簡易発電機や蓄電池が必要でしょう。

災害が起きてから考えるのはなく、普段から考えておく必要があります。

追記3

オリンピックで、金メダルを競い合い、幾つかの審判の問題が、
出ているが批判するより、角度を変えてみてみると自立的な
判断ができるだろう。

これだけビデオ技術が発達しているわけだから、問題がある場合
自動的にビデオ判定にすることが望まれるだろう。

皇の時代では、失敗は許されないという厳しい要素があるが、
今から準備する必要があるだろう。

相撲の審判と行事のような方法を日本では長く親しんできたから
メンタル的に心が動きたくなるものですが、
圧倒的に決める技やフォーメーションを持つことも必要である。

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