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皇の時代の羅針盤 その二十四

月刊プレジデントイーグル
                                                                                  vol,24  1996,04,05

 人間心理の戦略を活かす       
      経営者は会社を伸ばす。!      

 人生の悟りの極意を知りたいと思い、心理学、哲学、宗教(神道、禅)を学びました。また、学んでいる最中です。その中で、今の悟りについて話します。

これは、禅の悟りでもあります。世の中のことは皆、対になっているということです。陰と陽、天と地、前後、左右、上下、愛と怒り、プラスとマイナス等です。

この中には、自然の中のもの、万物の在り方、自己の本性が働きを起こすものがあります。

内なる意識が六感を通じて外に向けられて、色、声、香り、味、触れ、法、を感じます。これを、瞬時に対について判断すれば迷いがなくなります。問答も楽にできるようになります。

 この悟りの境地に立てた人が、祖師と成った人達なのです。この境地に至るとすべての事柄に感謝出来るそうです。この感謝の気持ちになると、すべての人を許すことが出来、すべての事柄が輝いて見えるそうです。

すべてのことから学ぶことも出来るそうです。このような悟りに至るには大変時間が掛かりますが、そのようになることを目標に生きて行けば、理想的な人生が送れるのではないでしょうか。

 人には、見返りを求めない愛を与え、すべての罪を許せる心をもち、積極的で前向きな考えで、明るく楽しく振る舞えれば、人も我も感謝の気持ちで溢れることでしょう。出来ない人もいることを知ることは悟りの始めなり。

《真の感謝を考えたことがあるか》


 感謝の意味、ありがたく思って礼を言うこと。心にありがたく感ずること。と辞書に出ております。良く使われる言葉ですが、本当に言葉の意味や誠の気持ちが有るか否かによって、天と地の違いが生じてしまうと思います。

すべてに感謝できれば病気をも治してしまうほど人間は、すばらしい力をもっています。

 人を古代では霊止(ひと)と表したそうです。これは、霊が止まるということです。すなわち人間とは、霊が泊まることではないかと思います。話がそれますが、肉体と霊体があるとするならば肉体に霊体が宿ることです。

これは、神霊世界だけでなく、心理学の分野でも潜在意識として認めている部分です。例えば、ユングの潜在意識はその底では繋がっているという理論があります。

その一つに、離れ島の猿が一匹芋を海水で洗うことを覚え、その島の猿がすべて芋を海水で洗うようになると、他の離れ島の猿も同じように海水で芋を洗って食べるようになるということです。

これは不思議な現象と取らえて研究している方もいます。こんな例もあります。グリセリンの結晶がどうしてもできなっかたのですが、ある時、たくさんのビンに詰めたグリセリンの一つが結晶になっていました。

突然に結晶ができたので、研究室に持って行きいろいろ調べてみたが分からないのでそのまま置いて帰ってしまったそうです。次の日に研究室に行ってみたら結晶になっていなかった、他のビンのグリセリンがすべて結晶になっていたそうです。

私の想像ですが、結晶の情報が他のグリセリンに移り結晶化したのではないかと思います。このように、科学や物理では、計り知れないことが現実に起こるのがこの世の中です。

 最近になって、鯨が音楽を歌うことが分かり、牛や豚によい音楽を聴かせると育ちがよくなるとか、草木も同様に音楽を聴かせるとよくなるそうです。このように、音と気持ちが一体になるということは肉体と霊体があっても不思議ではなくなります。

 よく、プラスの感情、マイナスの感情と云いますが感情が肉体を支配しているとすれば、当然よい感情でなければ、心が病み肉体も病んでしまうでしょう。

心が病まない方法としてよい感情やよい心構えが必要になるにはこれでお解りいただけたと思います。

それでは、どのようにしたら、よいかというと、すべての事柄に対して、受け入れ、納得し、生きていることに感謝することなのです。

生きていることに感謝できなくてよい感情は生まれて来ないのです。これは本当のことです。

 私たちは、生かされているのです。考えてみてください、水、空気、太陽、大地の恵どれを取っても欠けたら生きて行くことができないのです。地球という大自然の中で生かされているのです。生かされているからこそ、誠の感謝が生じて当たり前なのです。

そして、感謝することから一歩進んで、地上の生物の幸福を願えるのではないでしょうか。それは、人類が犯した、環境破壊や戦争をなくし一つの地球を守り、人類の幸せを作り上げることではないでしょうか。

 私たち、一人一人が真の感謝をできるようになり、天地自然の法則に則った行き方ができれば、人も動物も、共存できすばらしい世界となるでしょう。

心の時代には、どうしても先程のべた、肉体と霊体の関係が必要になって来ます。感謝や感動は霊体がするものなのです。この霊体が心理学で言う潜在意識なのです。

追記1


誰しもが見えない世界からの力で動かされているという事ならば、見えない世界を見える世界へ浮き上がらせるのが、理論と言えるでしょう。

この世界を超えた人たちの言葉の多くは、共感覚の世界という表現をすることが多い。
共感覚とは、文字が光って色がついて見えたり、風の音がメロディーになって聞こえたり、見える世界が輝いて見えたりするようです。

また、変性意識ともいいます。

波動の時代ともいわれていますが、人間は気の塊です、元気、勇気、など気の付く言葉からも想像できます。
気が合う、気の合うとか、気が使われるのは、波動が合わないとだめだと言ことです。昔は肌が合わないとも言いました。


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