自分の性格と真逆の仕事に就いた人間が、人生もがいてる日記


この話は、自分に合わない仕事に就いてしまった20代ギリ前半の女の記録である。

興味がなく、かつ苦手な分野に就職してしまったことで、毎日毎日苦痛の連続。興味がないだけならまだいいが、『苦手』となると意欲も削がれ、その結果永遠に人並みにもこなせない&周囲に悪影響をもたらすという負の循環列車に乗っている。

なんとかしてそこから下車したくて、でもどうすればいいかわからない。仕事なのだから、苦手ならなおさら努力するべきということもわかっている。でも、勉強しても、理解しようと必死に頭を働かせても、どうしても自分の性質と合わないものは世の中にあるのだと知った。

転職はもちろん視野に入れているが、今すぐは(少なくとも年内には)業務上できない。だけどこのままだと転職する前に精神がやられてしまう。
仕事に精神を蝕まれるのは絶対イヤだ。

だから、こうやって文章にして、目に見える形にすることでどうやってこの状況をマシな方向に持っていけるかを整理したい。
これは、自分のための記録。




わたしは某IT企業で、インフラエンジニアの仕事をしている。仕事内容は、主にサーバの構築とか保守。お客様のシステムが安定に稼働するように、サーバ関連機器のバージョンアップとか、ストレージの入れ替えとかをしている。
このように書くとサラッとできるような仕事に見えるかもしれないが、実際はお客様のシステムに適用する前に行う検証作業や、何百ものテスト項目など、とにかく『地道』で『細かい』、何より『正確さ』が重要。

また、常に正常稼働しているのがあたりまえの世界で、水道とか電気、ガスなどと一緒。それらはみなインフラなので。(小泉構文)      


直接お客様と会うことはないし、特別感謝されるような仕事でもない。お客様にとっては水面下で動いているものなので、普段意識することもないでしょう。 

それが悪いとかではなく、私が時折感じるのは、『なんのために仕事をしているのか?』ということ。お金とか家族を養うためとか、そういうことではなくて、『仕事』自体に意味を見出すことが難しい。もちろん人によってはインフラ系の機器が好きで触ってるだけで楽しいとか、扱う額が大きいからやりがいがあるとか、そういった見方もできると思う。ポジティブに捉えられないのは、自分の中にある『興味がない』『苦手である』という致命的な負の感情のせいなのだ。

この2つの感情は、一度認知してしまうとなかなか払拭することができない。  じゃあ、どうすればいいのか。とりあえず『仕事 できない』  『仕事 つらい』とかの定型文で自分を肯定してくれる記事を無意識に探して検索をかけまくる。出てくるのは、仕事なんてやめていいとか、逃げたっていいとか、そういう記事。今すぐ辞められないけど、少しでも今の状況を良くしたいと思っている人に向けてのメッセージはほとんど存在しない。


そこでふと思い浮かんだのは、じゃあ自分がちょっと人よりできる、得意なことってなんだろう?ということ。
毎日自分に『仕事ができない、やる気が出ない』→『自分はダメな人間』と呪いをかけまくり、元々持っているかもしれない ”良い素質” に目を向けることができていないなと気づいた。

■自分のいいところ
・コミュニケーションが得意
・『なんとかなるだろう』と楽観視し、ノリと勢いで進める
・真面目(?)

もうこの適当な分析に性格が表れている気がする。(だから今の仕事との相性が最悪なのだが。)
最後の2つは矛盾しているかもしれないが、今は突っ込まないでおく。
思えば今の仕事も、面接はコミュニケーションで乗り切った記憶がある。『勉強すること多いよ?大丈夫?』と言われたのもめちゃくちゃ覚えている。それに対し、できます!やります!と答えたのは言うまでもない。内定欲しかったから。

つまり、今の仕事に就いたのは紛れもなく自分の意志であり、自分の性質と仕事の相性をまったく考慮できなかった結果である。自業自得極まりない(笑)


自分のいいところがコミュニケーションとノリでこなしていく、ということがわかった。(それでいいのか?)
確かに私はプレゼンが好きで、資料作成もそこまで苦ではない。人に伝えて、納得してもらえるのはとても気持ちいいことだと思える。
伝える内容が、興味ない分野でなければ最高なのだが、今の仕事を続ける以上仕方がない。
少しでも仕事の楽しみを見つけるためにこの記事を書いてみたので、今後は人に伝わるプレゼンにもっと力を入れてみようかな。システムの理解がなかなかできない自分だからこそ、わからない人の気持ちに寄り添った説明ができるかもしれない。


この考え方も、自分にとって都合がいいように考えたものかもしれない。多分そうなんだけど、転職するまでは、精神を保つために自分を鼓舞したい。どうか死なないで欲しい、精神。

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