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自分の性格と真逆の仕事に就いた人間が、人生もがいてる日記②

転職エージェントに初めて相談した。

前回の日記で『転職は年内にはできない』と言っていたが、まあ現実的にはそうなのだけど、今の仕事ではない未来に目を向けることで少しでも気持ちを上向かせたいと思った。


私が相談したのは、アパレル業界に特化した転職エージェント。
元々自分は服が好きで、給料のほとんどを服に費やしている。休日は行きつけのアパレルショップで店員さんとコーデの組み方を議論したり、お気に入りの服を部屋に飾って鑑賞しながらコーヒーを飲むのが至福の時間だったりする。


好きなことを仕事にしよう、という風潮が最近は高まっている。
この考え方は 確かにな、と思う。まさに今わたしが転職したい理由は、自分がやっている仕事に1ミリも興味が持てないからである。

仕事において、『好き』という感情を持つ人は強い。私はIT企業でインフラの仕事をしているが、休日は外部の人間と最新技術について議論したり、毎日アップデートされる記事を部内に展開し、もっとこういう取り組みをしましょうという活動を勢力的に行っている人がいる。

そういう人の顔は、生き生きと輝いて見える。感情を失ったハシビロコウのような顔をして日々キーボードを叩く自分とは違って。
また、誰に頼まれるというわけでもなく、自分が好きだからやっているんだなと感じる。
そこに義務は存在しない。


そこで、自分が興味があることを考えてみた結果、『ファッション』『音楽』『コーヒー』に辿り着いた。


話を転職エージェントに戻す。今からする話はわたしがエージェントに聞いた内容の一部であり、他にも事例があることは承知の上で記載する。
アパレル業界は経験者の採用がほとんどのようで、それは求人サイトを見ていても伝わってきた。わたしが気になる仕事は企画とか広報・PRなのだが、そういった職種は業界/業種の経験者でないと難しいようだ。

現在のキャリアを考えると、今行っているITの経歴を生かして、まずはECサイトの構築などのIT系部門に配属し、そこから希望の部門に行く方が現実的だと伝えられた。
正直なところ、私はITとは離れたかったのだが、望みの業界に入るにはそれしか方法がなさそうだと悟った。(もちろん販売などは未経験者でもOKな所はあるそうだが、アルバイトでの雇用となり、正社員は難しいらしい。)

ここで私は新卒採用の無敵さを思い知った。
新卒は、いわば何にでもなれる。よっぽど特殊な業種でもない限り、ほとんどが未経験者なのだから、企業が見るのは人柄とか学歴あたりになる。
(ちなみに私は新卒でアパレルを複数社受け、最終面接直前で無慈悲に落とされた。)

しかし、一度就職すると、その仕事の経歴が付き纏う。私の場合はITで、だからこそ今回もいまの仕事を生かして〜という方向に話が進んだ。
自分に合わない仕事を最初に選んでしまうと、なかなか先の舵取りが難しいように感じる。


今、私には選択肢が2種類あると思っている。
1つはIT人材としてアパレル業界に入り、そこからキャリアを進めていく道。もう1つは、アパレルは一旦置いておいて、他の業界も視野に入れる道。
そもそも自分が転職したいのは、今のインフラ系の仕事と離れたいからであり、いくら自分が希望する業界でもインフラの仕事に就いてしまっては意味がない。

ひとまずエージェントからは、ITだとPhotoshopやコードが書けると有利になると伝えられたので、自分でもやっていけるかを判断するために勉強してみようと思う。
また、SNSで一定の影響力があると企画などに抜擢されることもあるらしい。例えばインスタのフォロワー数、写真のセンス、魅せ方など、それらがブランドイメージとマッチしていると尚更良かったりするようだ。わたしはインスタは有名人しかフォローしない見る専のアカウントしか持っていなかったので、さっそく新しく作ってみた。
これから徐々に投稿してみようと思う。#ootdとか。(安直)


早くても転職は来年の春とかになるので、それまでにできることをやってみようと思う。
もちろんアパレル以外でも業界を探すし、世の中にどのような職種があるかをもっと見てみたいので、今の仕事に思考を囚われず、羽を伸ばしてやっていきたい。


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