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私の中のつぶやき姫(2)

私のつぶやき姫は、私の中にいる
幼く、小さく、自分を押さえることができない
また暴れている

その日、私は友人と喧嘩をした
私にとっては些細なことだったが、友人にとってはとても大事なこと
思い出を踏みちぎるような言葉を、つい言ってしまったのだ
「もう元には戻れないかも」と私。
つぶやき姫は、そんな私に満足そうな笑み
「どうして、意地悪するの?」私は、泣きそうになって言う
つぶやき姫はいう。「あなたが、そうしたのよ。自分の意見を先に言うからよ。わたしはあなたから離れないわ。ずっと一緒にいるんだから!」
そう言って、つぶやき姫は私の心に隠れていった

そのまま家に帰り、
「わたしどうしたらいいの」と遊びに来ていた従兄にたずねる
2歳年上の従兄。スマホを見ながら、お菓子を食べながら、愉快そうに答える。
「どうしたらって…言えばいいじゃん。ごめんね、また連絡くださいって。それだけだよ。他にあるの?」
たしかにそう。
勇気をだして、メールを送る
つぶやき姫はでてこない。

【さっきは、ごめん。また会ってくれるかな】

しばらくすると返信がきた
【いいよ。またね】

私はどうしてこうも、つぶやき姫を先にだしてしまうのか。
相手の思いはどうだろう、こう言うとどう思うかな?
柔らかく、さっぱりと自分の思いだけ、言えないのかな…すぐに、つぶやき姫が顔をだしてしまい攻撃をしてしまう。「あなたね!わたしの思い通りに動きなさいよ!ふん!」

今日、私は決心する
つぶやき姫は私
私はつぶやき姫
一緒に共存?えーっと、仲良く?するために…練習…練習する!

相手を思う気持ち
私を伝える気持ち
どちらも上手く表現したい
私の中のつぶやき姫は、まだ知らん顔をしている
だけれども、ねぇつぶやき姫、
この気持ちを上手に伝えられるようになると、気持ちよく生きれるようになると思う。

失敗ばかりの人生から
なんとか立ち直りたい
私のつぶやき姫!



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