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冬の夜長 夕飯前後の記

たまに食べるとやっぱりおいしいスーパーマーケットのお惣菜が、
すっと胃袋の中に消えていった今日の夕飯時。

濃い味付けと蓋に張り付いた海苔がちょっともったいないカツ丼は、破格の299円税込み。
ありがとうディスカウントストア。
こんばんは、今日もお疲れ様です。

お酒が飲めない私には、通販で購入した静岡県のホット深蒸し茶が至福の晩酌タイム。
奮発して購入した100均じゃないフレッシュロックに、大盤振る舞いで詰め替えたティーパック100個は、瞬く間に消費されています。

今日もちゃっかり濃い目に2杯分頂いて、ご飯と晩酌タイムは終了。お行儀悪くもお箸の反対側でぎゅうぎゅうパックを押して、苦みを出す背徳感よ。
この時ほどテトラ型お茶パックの威力を感じる瞬間はありません。
偉大!
いつも濃ゆいよありがとう。
やっぱりご飯時は濃い目でなくっちゃ!

こうして、アルコールでなくても十分幸せになれる人もいます。
ふふふ。

そして欠かせぬ食後の楽しみ、低GIチョコレート。
通称高カカオチョコ。
なんでも糖質の吸収をゆっくりするとか上げにくいとかで本当は食前が推奨されていますが、
今じゃなかった感が満載なのは無視して、気にせず頬張るのです。
この味にも慣れ、我が舌は甘さを必死でキャッチしようとフル稼働を始めます。
うまうま。

あぁ、今日も1枚だけかぁ。
なんせ、
絶賛5キログラムの減量ノルマを抱える身としては、低GIチョコレートとて油断ならぬお相手です。

なんとも不思議マジックで普通のチョコレートさんとカロリーは同着ときています。
もう2週間も前にお徳用ファミリーパックを買って、今まさに2個目を手に取らんとするところに、すでにこの勝負の敗因が見え隠れしていそう。

…いそう、だなんてそんな悠長な。

さて、欲望を振り切って自室へ逃げ込みましょう。
今夜は約1時間のひとり時間確保なのです。
やったー!

茶香炉に火を入れ…る、ん?
カチカチ……カチ…
このチャッカマン君、どうも炎が弱いのよね。
ガス補充はマメにするものの、なぜか炎の力が弱く、持久力のなさが持ち主に似ています。

専用の陶器製の茶香炉は誕生日プレゼントにもらった宝物。
まあ母からなのですけれど。

地元の山奥のお茶屋さんで買った茶葉をたっぷりケチらず、ティーキャンドルで温めて香りをたのしみながら、
炎の揺らめきにもぬくもりが感じて。

そうそう、ティーキャンドルって炎の強さに製造時から個体差がある気がして、もう何年も誰にも確認せずじまい。
これまた100個入りのカメヤマさんをどんと購入した身としては、いまさら個体差があっても知りたくなかったり、なんとなく情報を確定させたくない気持ちにかられています。

さて今日はお惣菜のカツ丼をかきこんでしまったせいか、夜中の空腹との格闘がすでに目に見えるよう。
あぁ、もっとよく噛んで噛んで噛んでから食べるのだった。

たった一時間、
されど一時間。
刻々と貴重なひとり時間が、寒さと一緒に夜に消えていく感覚です。

めずらしくパソコンを引っ張り出して、キーボード操作のカタカタ音を楽しみながら打っているのですけど、
これもなかなか良いものです。
このノートパソコンのキーボードには専用シリコンカバーがついていて、得も言われぬ吸い付くような入力ごこちがよいのです。

普段はスマホのフリック入力でたぷたぷと。
世知辛い電気代請求を1円でも節約したくて、つい我慢しているエアコン。
手がかじかんでいるのか、やけにミスタイプが多い気がしますが仕方ない。

今日はキーボード入力の練習を兼ねているのだから、ちょっと自分を褒めてもあげられます。
仕事はもっぱらしゃべり仕事なので、めったにパソコン作業がないのも練習機会が重要な理由。

横目に灯るキャンドルの火が部屋の寒さに負けそうだけれど、ここはあえて頑張ってもらって、こちらも苦手なタイピングを頑張りましょうか。

すてきなエッセイのように書きたい気持ちはあるけれど。
手と心の筆が赴くままに書いていたい。
冷えた指先にほんの少し当たるキャンドルの炎の温かさが、ちょっとした希望の今夜の書斎。

さて、もう一杯。
今度は紅茶にしようかな。
やっぱり深蒸しにしようかな。


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