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コーチとしての危機感と学び

私は自分自身を臆病者だと思っている。
だからコーチとして心配性なため、色々な書籍やビデオで勉強してきた。
今のままでいいのか、この練習でいいのか、もっと上手くやる方法はないのか・・・
素質のある選手が入部したり、大会成績がいい年は、自分がコーチでなければもっといい選手になるのではないか、チームは強くなるのではないか、彼らに最良のプログラムを提供しているのかと考えてしまう。つまり、危機感を常に感じながらコーチングしてきたことになる。
コーチングの原動力が危機感ということだ。

もう一つの原動力は、3年生の悔しさ。
毎年最後の大会で悔し涙を流す3年生を見ていると、彼らと同じ悔しさを後輩に味合わせてはならぬと思うのだ。そうやって毎年のチームでベストを尽くし、コーチングする訳だから、指導を始めて初期の頃の選手と会うと、あの頃はあんな指導しかできなくてごめんなさいという気持ちになる。だが、一方では、あれがあの時の自分のベストだったんだと胸を張って言える。

そうやって学び続けてきた。
バスケットボールもどんどん進化していく。

言い古された言葉ではあるが、
「学びをやめたらコーチを辞めなければならない」と心から思う。


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