魔が走る…負の感情も忙しい
考えてもどうにもならないことは考えてもしかたない!だけど考えたくもなるじゃないっ!
これはある人からのご相談
信頼していた友人がグループラインで自分の悪口を言い、そんな風に思われていたこと、みんなが見る場所に書かれたことにショックを受け、夜も眠れないほど落ち込んでいるそう
魔がさす
「えっなんであんなこと言っちゃったんだろう」
言った本人が「しまった!」と落ち込む瞬間、ありませんか?口に出した言葉はひっこめることも消すこともできず、相手を傷つけ、その後の信頼関係を崩壊。取り返しがつかなくなります。その上、原因が自分の口から出た言葉が原因となると悔やんでも悔やみきれない事態に。日頃思っていることを判断を誤って口に出してしまう、いわゆる魔がさすです。
魔が走る
こんな言葉はないけれど、私にはストンと腑に落ちる表現です。
自分の中にも周りにも実に様々な要素があって、その負の部分が瞬時に走り出すと否定的なことばが大きくなって口から飛び出る。走り回るんですね、すごい勢いで。だから心臓がどきどきするんです。魔が私の周りを走り回り負の感情の濁流にのみ込まれるわけですから、たまったものじゃありません。はい、私も巻き込まれた経験がある一人です。
自分が見ていたものはその人の一面だから
「もういいの、そういう人だとわかってよかったと思うことにするわ」と寂し気におっしゃる。たいていの人は素敵な一面も残念な一面も持っています。今回のことは残念な面が強調されてしまいました。大人の集まりだからそのまま活動?は続けていくけど、少し色あせてしまったそうです。
言葉は怖い!魔は怖い!
その人がどれだけそのお友だちを尊敬し、大切に思っていたかを知っている私はなぐさめ?の言葉もなく一緒になってため息をつく。言葉は本当に怖い。負の言葉はダメだ。魔のせいにしてもダメ。
忘れることが楽になる近道
一方的に私の知り合いの肩を持つわけではないです。二人の関係の中できっとお相手も思うところ、傷ついたことがあって、それをお互い飲み込みながらのお付き合いなのかなとも思います。だれの心にも魔はあって、次は立場が逆になるかもしれません。嫌なことは忘れてしまうこと。それが一番自分が楽になる方法じゃないかなと思います。
最近読んだ本から学んだこと
自分自身に対する執着とは自分の存在や自己の重要性に固執することで、他者との対立や自己中心的な行動が生じ、苦しみを招く。執着を手放せば楽に生きられる。
執着を手放すなんて難しそうでよくわからないけれど、とにかく一旦「なかったこと」と忘れるようにしようと、最近私はそう思っています。
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