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日々雑記 読書記録

虫たちの家
原田ひ香著
リベンジポルノ、中傷の書き込みや画像流出
様々な問題に晒される現代

個人写真や情報が出回り、親族からも離れ、名前を隠した女性たちがひっそりと暮らす家。
そこにある時、新しく同居人として現れた母親とその娘。
しだいに明らかになる過去と現在

様々な思いが交錯して穏やかな住処には、歪みと綻びが生じてくる。
先が気になってしょうがなかった、
面白く読めた一冊。

シティポップ短篇集

シティポップが生まれた1980年代の文学は、都会的でキラキラしていた。
おしゃれな男女が登場して、今読むと現実離れしているようでなんだか軽い。
頭の中には、杉山清貴や大滝詠一の歌が流れ、青空と海の映像が広がっていった。

私はその時代を生きて、確かに知っている。
自分も含め、能天気だったんだなぁと思う。



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