私は極端に友人が少ないと自負している。 それは、2回目以降の会話に困るからだと思う。 初対面の時はお互い何も知らない状態で会話が始まることから、出身地や趣味、経歴などその人の情報を汲み取って会話をすればいいのだが、2回目になるともうその情報は頭の中にインプットされているので他に話すことがない。 よく雑談が得意な人の話を聞いていると、独り言を常日頃から言う癖をつけるとか、視界に入ったものを捉えて話題を振るとか聞くけど、今までそんな事をやってこなかった人間には、日常的に意識
10月に内定式が行われた。 懇親会も2回ほど出席していたので、全く知らない顔ぶれではない会である。 社長挨拶や入社までの簡単な手続きを済ませ、懇親会の会場へと向かうが、この時すでにいくつかのグループに分かれており、私もそれに続く。 場所は銀座の貸切ルームで、シャンデリアが煌びやかに光っており、あまり銀座に馴染みがない私は高級感という出立ちだけでいかにも銀座らしいなと思った。 昔から、大勢な人間が集まるいわゆる会合が苦手であった。 会合なんて、小さなグループがいくつか
20代になってから、昔馴染み深かったコンテンツや番組を見ると、子供の頃を思い出してついつい見入ることがある。 例えば、NHKなどでよく見る人形劇が幼い頃から好きだった私は、今でもたまに番組表をチェックしてやってないかなと探している時がある。 特に好きなのは、「いないいないばあ」「ざわざわ森のがんこちゃん」など、同世代の方ならお馴染みの番組が挙げられる。(筆者は2001年生まれである) NHKの人形劇は確かに幼児向けの内容である。 しかし、大人になってから改めて見ると、
大学生活で1番懸念を抱いていた就活が終わった。 思い返せば就活中に興味のある分野を見つけ出し、そこに向かって直向きに努力し続けた姿勢は自分でもよくやったと思う。 結果としては思い通りにいかなかったものの、これ以上自分の精神を傷つけ、体を壊してまで就活をする気力がなく「志望系統と似ている業界」という理由で滑り止めで受けた会社で妥協することにした。 さて、就活での葛藤や苦悩を乗り越えれば、大学4年なんてものは自由時間が豊富にありすぎるくらいだ。 残りの大学生活であるモラト
腹を壊した。それも酷い下痢である。 いきなりなんだよと思うかもしれないが こうした阿保な文を書く自分にワクワクしている。 大人になってから腹痛を拗らせた。 正確には幼い頃から腹痛と密接な関係にあるはずだったが、大学入学後からは薬が必需品になってしまった。 小学校の頃は算数の時間が苦痛で腹を壊した。 思えばそれをきっかけに私の腹はおかしくなったのかもしれない。 わからない問題を当てられたら数字が回り、汗が出てくる。そんな恐怖が今で言うIBS(過敏性胃腸症候群)を発症さ