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狭心症 私の場合(まじめなお話)2

最初の入院は2泊3日。最終日は午前10時ごろ退院で、特に処置もないことからほぼ1泊2日。

入院手続きをとり、病室へ。すぐに看護師さんがきて点滴用の針を刺していく。造影剤の時とは比べものにならないくらい、痛くない😄

午後からの検査の前に主治医から今後の予定の説明を受けます。
主治医は変わって、カテーテルの専門医です。実績も多い先生のようで、心強く、安心出来ました。
もう全てお任せです。

「カテーテル手術では、血管が細くなってる場合、一般的にはステントというものを血管の中の患部におき、内側から広げる処置をするけど、あなたの場合は患部の場所が悪い。ちょうど枝分かれしている部分で、ここにステントだけを置いちゃうと、枝分かれしている問題のない血管が閉ざされてしまう可能性が高いです。ですので、ローターブレータを使用して血管の中のプラーク(血管を細くしている脂肪の塊)を削る、またはプラークが硬くない場合は、DCAという処置で同じように内側から削る。削ったあとは、必要があればステントをおくけど、必要なければおかない。
こんな予定をしています。
カテーテル検査の結果から判断しましょう。」

※ローターブレータ
心臓カテーテル治療最先端 ―ロータブレーター | メディカルノート (medicalnote.jp)  

※DCA
狭心症のカテーテル治療−動脈硬化を削り取る「DCA」とは? | メディカルノート (medicalnote.jp)

午後からは心臓に負荷をかけての検査や心臓のガンマカメラなど。

翌日の午後からのカテーテル検査。手首からカテーテルを入れ、対象部位の状態を検査。

私は手術室に入るのは、幼稚園児の時依頼です。
やんわりと洋楽が流れている。ビートルズにしてくれないかぁ。
ドキドキして、脈も血圧も上昇が激しかったのですが、先生の声掛けや看護師さんからの声掛けにより、落ち着きを取り戻し、特に看護師さんが頻繁に肩に手を置いていただいたことで、最後まで安心感が維持できました。

手首からカテーテルが入るときは、その部分に麻酔を行うだけで、意識ははっきりしています。カテーテルの挿入も最初は少し痛みがありましたが、一度入ってしまうと、痛みは全く感じませんでした。ただ、体内を何かが動いていく~という感覚はありました。

無事に検査は終わり、カテーテルを入れた手首あたりは空気圧で固定して、徐々に圧を抜き、出血を止めていきます。
自力で歩けるのですが、固定されている腕は使えない状態。
ご飯はフォークで食べられるよう、小さい俵型にしたおにぎりを出してくれて助かりました。

夕方には先生が来られ、
「検査結果から、DCAにより血管内のプラークを取り除くこととします。目標はステントを置かない状態までもっていくこと。
しかし、プラークを取り除く時には、一時的に血管の中が著しく狭くなり、血液も流れにくくなるため、たぶん痛みが発生します。
私も頑張るので、一緒に頑張りましょう!」
と説明され、はい!頑張ります!と私も力強く答えました。😤

どれくらいの痛みがあるのか?気になるところではあります。
この後のカテーテル手術で、その痛みを経験するわけですが、
なるほど!と思うことになります。これは次の記事で。

同時に先生から心臓の状態がわかる写真もいただきました。

矢印部分が細くなっています。

3日目の朝、手首からの出血などもなく、退院となりました。
看護師さんから、次回入院時の説明を受けます。
「指定の時間までに来てください。
次回は3泊4日になります。渡している薬も忘れずもってきてください。
次回のカテーテル手術では、手首ではなく足の付け根から挿入します。
術後は下半身をテープ等でがっちり固定しますので、下半身の毛を剃ってきてください。太ももあたりまで。」
「え?自分で剃ってくるのですか?デリケートな部分も?」
「はい、そうです。」
「・・・」

なんと、初体験! すこし興奮している自分がいました(笑)

第3話へ続く・・・

#狭心症 #心臓 #カテーテル手術 #DCA

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