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今日もていねいに。

著者 松浦弥太郎 PHP文庫

 最近の私の生活は、仕事や家庭での役割、プライベートでもテレビや雑誌、新聞、漫画、SNSなど絶えず何かをしていたり、情報を受け取ったりしている。沢山の事をこなし、情報を受動的に得ながら、機械的な習慣に追われては疲れて眠るを繰り返していた。ただ流れに身を任せた生活のため。一つ一つの事象に対して、立ち止まる時間、感じる時間が減っているのではないかと感じた。
 松浦弥太郎さんとの出会いは「愛さなくてはいけない2つのこと」の本がきっかけ。今回は、「今日もていねいに。」と自分が出来ていないことが書かれた本に出会えた。
 本を読んで
「絶対の正しさより、新しいことを見つける柔軟性」
「人生はどれだけ人に与えたか」ということ。
「モノも人間関係も壊れたときがスタート。そして、関係を育てていくこと。」
「人と繋がるためには、孤独であること」
などの考えに出会えた。
 現代の情報社会の影響なのか、何事も速く、便利に、「時間」と「お金」に関して「コスパ」ことコストパフォーマンスが良いと言われている。そんな「コスパ」がをいま振り返ってみると自分の幸せや好きなことに関しても「コスパ」が影響してしまっていたのではないかと。いま私はコーヒーをゆっくり淹れながら時間を過ごし、ガパオライスを作ろうと動いている。そんな時間を取り戻しつつ、「今日もていねいに。」過ごしていきたい。

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