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ガガガ文庫「恋人以上のことを、彼女じゃない君と。」感想記事


前述

物語には必ず始まりがあり、
そして終わりが来る。

どんなコンテンツでも必ず終わりが来てしまう。
自分の納得いく終わり方だと清々しい気持ちでいれたり、
笑顔で見送れる。
だけど、終わってしまうのは悲しい。

そんな感情にいます、どうもセシル光です。

今回は、ライトノベルから
ガガガ文庫「恋人以上のことを、彼女じゃない君と。」
著者 持崎湯葉
イラスト どうしま
の全巻読了感想を綴りたいと思います。

軽いネタバレや内容に触れていくので興味があれば是非。


 

1.この作品に触れたキッカケ

この作品は、販売予告などで公開された時から、
「うわっ!絶対面白いやんw」と、即座に買うことを決断してました。
イラストも結構よくて、内容次第ではかなり自分好みだと期待してました。


2.「恋人以上のことを、彼女じゃない君と。」の感想

まず、結論から...。

自分にはかなり刺さったし、正統派ラブコメ(正統派ラブコメってなんぞ?w)よりもリアルでありそうだなって思った作品でした。

これは個人の好みになるのですが、
ギャルゲーとかエロゲとかにあるNTRとかは全然得意ではなく、
今読んでるラノベもラブコメだと8、9割が純愛のラブコメが多いです。
結局は王道が一番!
って言っておきながら、結構イチャラブしてる話も好きかなw

そんな自分がこれを読んで...
自分にもこういうことを考えた時期があったなぁとか、
なんか、自分と重なるところや登場人物たちに共感できるところがあったりでかなり面白かったです!


ただ、かなり人を選ぶかもとも思いました。
人によっては「初恋ごときに」とか「最初の彼氏彼女は…」とか考える人もいるから、この作品のテーマ的に否定的な人もいると思います。

まあ、今の時代のラノベはテーマが一定化しすぎてこういうタイプのテーマが出てくることに新鮮に思ったかも。


ここからは少しだけ内容を綴ろうと思います。
このラノベの主な登場人物は、
ブラックなゲーム会社で働く、山瀬冬と
建築会社の経理で働く、皆瀬糸の二人がメイン。
この二人は、大学生の時にお付き合いしていた関係があり、
就活を機に別れてしまう。
しかし、神様は誰に味方をしているのか、お互いの仕事しているオフィスビルが近くて、お昼休憩のタイミングで偶然にも出会ったしまう。

それを機に、二人で出かけることが増える。
時間が経過することで忘れると思っていた気持ちは、
まさかの出会いでぶり返されてしまう。
背景には糸の過去や現在の仕事へのストレスや不安などが主に描かれて、それが大まかに解決する。
までが1巻。

2巻以降は、行動自体は変わらないが
冬に異変が訪れる。
大学生時代に2年もお付き合いをしていたのだからこそ、
その恋が再燃してしまう。
おそらくだけど、糸もその気持ちが少なからずあったと思う。
3巻にて、現在と過去の出来事を行き来し、過去の思い出たちを振り返ることになる。
そして、3巻最後にて冬は糸に再度告白をする。

が、世界はそんなに生ぬるくない。
糸は告白を保留にした。
訳はいろいろあるが、最大の理由は
学生時代の別れ際に冬は、「嫌いになりたくないから別れよう」と告げた。
当時はそれを受け入れた糸であったが、時間が経つにつれて復讐心へと変わっていた。その復讐劇とは...
果たして、最後はどうなるのか?

といったのは話の内容です。
最後らへんはぜひとも読んでほしい。ここで言うのは恐れ多いのでw

3.読んでからの自分の心境

いきなりなのですが、
皆さんは、人生においての幸せって何だと思いますか?

一般的な幸せは、結婚して家庭を持つことという意見が多いと思います。
果たして、本当にそうなのでしょうか?

このお話の核心の一つともいえる質問です。

これは自分の考えなので、参考や聞き耳程度に。
結婚して家庭を持つがゴールだとは思いません。
今回のお話のように、家庭を持たずとも一緒に居たい人と過ごすこともゴールの一つ。自分は、この世に生まれたのだから何かしらで自分の名前(本名もしくはペンネーム)が残るような功績を残すこと。もしくは、努力して自分がやりたかった夢をかなえること。それが人生のゴールだと思っています。
中には、その過程やその夢が結婚という人もいるかもしれない。
自分は、しがない会社員。それでいて推し活真っ最中。
そこに結婚などは今は考えていません。

人それぞれ、人生の考え方は様々だと思います。
そういうことを改めて思わされたのはこの作品でした。

小説やライトノベルはこういうことがあるからこそやめられないんですよw

4.その他

この作品をキッカケに持崎湯葉さんの著作物を探りました。
あまり数は出していなかったものの、
ダッシュエックス文庫「その10文字を、僕は忘れない」を数年前に読みました。
さすがに内容までは覚えてませんが、読み終わってから感動した覚えはあります。
一度、その著者にハマるとしばらく漁り始めてそれしか読まなくなることがあります。そのうちの一人が持崎湯葉さんです。
分の書き方や表現に特徴があるわけではないのですが、
その本を読んで、人生観を見つめ直すような作品が多いと思っています。
これからもそういう作品を探せると思うとワクワクしますねw


おわりに

つらつらと自己満足の感想を綴ってきた自分ですが、
時たまこうやってラノベの感想も綴りたいと思います。

今正直悩んでいるのが、
自分の好きな作品や印象深い作品があるのですが、
読んだのが少し前で、作品自体も完結しています。
Twitterとかでも感想をつぶやいていたのを掘り起こそうか悩みどころです。
あとは、Twitterでやろうとしてたおススメ作品紹介。

気が向いたらやろうかなと思います!

と、いうことで
今回はガガガ文庫「恋人以上のことを、彼女じゃない君と。」の感想回でした!

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