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久しぶりの外食、何食べた?

先日、無事
「ふだんの暮らしを アート de 対話」 第2回ワークショップ
「久しぶりの外食、何食べた?」
を開催しました。
参加募集定員6名満員御礼、参加してくださった方々に本当に感謝です。
ありがとうございました。

ワークショップでは、
コロナ禍が明けて久しぶりに外食したものやお店やその雰囲気などを、画用紙にクレヨンでイメージとして描いてもらい、参加者みんなで分かち合いました。

美味しそうなものがたくさん出てきましたし、みなさんのお話を聞いて、行ってみたいと思うお店もたくさんありました。そしてそこには、ひとりで堪能の外食、やっと会えた外食、これから行きたい外食、思い出をたどる外食・・・たくさんの物語がありました。

食を通して、自分が大切にしているものをあらためて感じたり、他の人が大切にしているものを知ったり、これからやっていこう、行ってみようという希望を持ったり、そんな時間を過ごしました。

なにより、全部ぜーんぶ、皆さんの思いも含めてぜーんぶが、美味しかったです!ごちそう様でした。

さて、ここでは私自身の「久しぶりの外食、何食べた?」を書いてみようと思います。

それは・・・
「ブルーチーズのポテトサラダ」です。
自宅マンションのすぐ近く、もしかしたら一番近い飲食店かも知れません。カウンター10席程度のバルとでもいうのでしょうか、夕方からお酒とカジュアルだけどとても美味しいイタリアンやフレンチがいただけるお店があります。近県から通っているマスター(シェフ?)がおひとりで営んでおられると思われます。

私はだいたいワンシーズンに1回くらい、仕事帰りに寄ります。お通しは、駅の向こう側、地元老舗の美味しいパン屋さんのフランスパン厚切り二切れ。クラフトビール4種の飲み比べセットもいいのですが、お酒の中でビールだけがちょっと苦手な私は、たいていワインをいただきます。これとブルーチーズのポテトサラダが本当に合う。美味しい!

舞茸と玉ねぎと、そしてベーコンの燻製感がブルーチーズとも相まって・・・またワインが進んでしまう。
ふわっとするくらいに軽くトーストしたお通しのフランスパンにのせても、これまたうまい!

真似して自分で作ってみたこともありそれも美味しくできたのですが、やっぱりマスターが作ってくれたものをお店でサーブされて仕事帰りに堪能する、というささやかな贅沢は、美味しさの一部だなと思うのです。

しかしコロナ禍、お店は休業となりました。助成金などの制度を利用していたと思いますが、どうか潰れないでと願うことしかできませんでした。

私はそんなに外食をする方ではないと思いますが、そのわずかなお気に入りのお店が、残念ながら閉店してしまうという経験が何度かあるからです。

あの狂牛病が流行った時、職場のみんなで、そして家族で利用したフレンチとワインとラブラドールレトリバー(営んでいたご夫婦の飼い犬で、幼かった息子がなついていました)のお店が閉店してしまいました。
その息子が成人して、初めてサシで呑んだ小さな焼き鳥屋。彼の初めてのお給料でも誘ってくれました。仕込みから焼き方まで腕のいい、焼き鳥って芸術品なんだなと思えるホントに美味しいお店でした。

そんな経験から、個人で経営されている美味しいお店は、ずっと続けて欲しいと思うならば、やっぱりお客も食べに行き続けなければいけないなぁと思っていました。

そして今回のコロナ禍。
しばらくするとそのバルはテイクアウトを始めたのです。ほんの数品でしたが、その中に「ブルーチーズのポテトサラダ」がありました。私は早速、仕事帰りに買って帰りました。

紙のカップに入ったポテトサラダを、普段使いのお気に入り、沖縄のやちむんに移し、グラスに白ワインを注ぐ。そして、いつものように好きなドラマを観ながらゆったりいただく。

んーこれはこれで、なんて贅沢なんだぁ!大好きなお店の味が、我が家のリビングでドラマを観ながら味わえるなんてぇ・・・(涙)

何度が仕事帰りにテイクアウトをして、コロナ禍を過ごしました。
「久しぶりの外食」というよりは、「外食できなかった間の中食」ですが、医療に携わり忙しく過ごしていた私にとって、緊張し制限された中でホッとしつつ贅沢を味わえるひとときでした。

もちろん、今もそのお店は元気いっぱい営業中です。よかった~!

さて、次回のファシリテーション担当は10月です。
ワークショップ名は「はじめの いーっっぽ!」
誰でもひとつくらいは、「○○はじめてみたい」とか、逆に「これ、やめたい習慣なんだよな」と思っていることがあると思います。生活の中の自分革命の小さな一歩を、応援し合あいながら踏み出せるような場になればと思います。

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