見出し画像

アポロは月に行ってないって本当?

🔳 登場人物紹介 🔳

こないだ、45年前のSF映画『カプリコン・1』を観たんだ。聞いてはいたけど、やっぱりアポロは月に行っていないんじゃないかと思ったよ。アポロの月の写真って、映画とそっくりじゃん。これって、疑惑の証拠なんじゃない?偶然の一致としても、こんなに似てる事ってあるかな?ストーリーも言われてる陰謀論そのままだし。

出た〜!ザ・陰謀論アポロ疑惑キュイ!最後のアポロ宇宙飛行士が月面に降り立ったのいつだと思ってるキュイ?映画より5年も前キュイよ。映画が写真に似せて作ってるんだキュイ。

でもさぁ、映画が写真に似せたとしても、その写真が月面だとは限らないじゃん。自分でも色々調べてみて、おかしいと思ったから言ってるんだよ。例えばさ、アポロの写真には星が写っていないじゃん?月には大気がないから、太陽の光を拡散できず、空は真っ暗なはずでしょ。月ではいつでも星を見られるのに星はどこにあるの?星が写ってないのはおかしくない?

おお!すごい。ちゃんと調べたキュイね。じゃあ、ちょっと想像してみてキュイ。全てのアポロの月着陸は、月時間でいう朝に行なわれたので、太陽は常に地平線のちょっと上あたりで輝いているキュイ。
その場合、カメラはどのようにセットすべきキュイ?太陽に照らされ月面は明るく、宇宙服もめちゃくちゃ明るく見えるキュイ。つまり、明るい被写体と背景を露出オーバーせずに上手に撮影するには、露出時間を短くし、光量を絞る必要があるキュイ。そうすると、月から見える星々のみかけの明るさは、非常にかすかだから、星の像がフィルムに焼付けられるだけの十分な時間がないことになるキュイ。
つまり、ただ写真の露出時間が短かったというのが、写真に星が写っていない理由キュイ。


ふ〜ん。じゃあさ、月着陸船の写真に、ロケットの噴射でできるはずのクレーターがないのはなんで?それに着陸船の周りの地面には、塵が噴射で吹き飛ばされずに残っているのも変じゃない?着陸点近辺の塵は、ロケット噴射で完全に吹き飛ばされるはずでしょ?宇宙飛行士の足跡がくっきり残る程の塵が、なんで、着陸船からほんの数メートル先に残ってるの?

車を停車するときに、時速100キロで突っ込んでいく人はいないキュイね?宇宙飛行士たちも、月面に降りるときにはスロットルを絞って、十分に減速したキュイ。そして、真空中では、ロケットから噴射されるガスは、急速にいろいろな方向に拡散していくので、ガスの圧力はずっと低くなるキュイ。だから、実際の噴射による圧力は小さなものになったので、クレーターができなかったキュイよ。

そして、真空中では、ロケットの噴射によって吹き飛ばされる塵は、実際に噴射ガスに触れた塵と、その塵に当たった別の塵になるキュイ。結局のところ、噴射によって吹きとばされたのは、ロケットの真下かその近辺の塵だけで、着陸船から少し離れたところの塵には、まったく影響がなかったんだキュイ。

う〜ん、ホントにそうなのかなぁ。でも、他にも疑問はあるよ。宇宙飛行士が撮ったという写真に、物体の影が真っ黒じゃないのがあるでしょ。月面では光源は太陽だけで、月には空気がないから光が散乱されなく、影は完全に真っ黒になるはずじゃない?
例えば、この写真👇アポロ11号の着陸船から、はしごを伝って下りてくるエドウィン・オルドリン宇宙飛行士。着陸船の影の部分にいるはずなのに、彼の姿は影になってないのは変じゃない?ホントは月面じゃなくて、スポットライトに照らされたスタジオの中にいるんじゃないの?

Photo by NASA, 写真番号 AS11-40-5869

実は、月面の光源は太陽だけじゃないキュイ。月の砂には、光が入って来た方向に強く光を反射する傾向があるんだキュイ。なので、月面で反射された光によって、真っ暗に見えるはずの部分が明るく照らされることがあるキュイ。この写真の場合は、太陽光は着陸船の右側から入射しており、着陸船の左側に影ができているキュイ。でも、実際には太陽光は着陸船よりももっと左側の方にある月面に降り注いでいるので、その光は月面の砂に反射され、一部の光は着陸船の影の中にいる宇宙飛行士を照すことになるキュイ。だから、全然変じゃないキュイよ。

でも、それってそういう説明も出来るってだけじゃない?他にも、おかしな写真はあるし。月で撮られたという写真のうち、宇宙飛行士と月面の岩の影が平行になっていないのが何枚かあるんだ。影を作る光源は太陽だけのはずだから、平行に影が延びてないのは変じゃない?やっぱり、写真は複数のスポットライトの中で取られた作り物じゃないかな?
例えば、この写真👇アポロ14号と、手前の岩の影が、違う方向むいてるでしょ。

Photo by NASA, 写真番号 AS14-68-9487 

たしかに、影の方向が一致してないのをおかしいと思うのは、もっともキュイ。でも、もし複数のスポットライトの中で撮った写真だとしたら、複数の影が見えるんじゃないかキュイ?この写真の物体の影は1つずつなので、光源は1つでしかないはずキュイ。

まあ、実際には、地球も月面の物体に影を投げかけるはずだから、光源は2つかもしれないキュイが、太陽による影に比べると本当にかすかで写真には映らないので、ここでは無視するキュイ。

すると、唯一の光源となる太陽は遠くにあるので、遠近法により、写真の影が平行に見えないんだキュイ。太陽が低い位置にあって、この写真のように影が長く延びている場合には、異なる距離にある物体は、平行でない影を作り出すキュイよ。これは、地球上でも確認できるキュイ。機会があったら、晴れた日の太陽が低い時間帯に外へ出て、近くにあるものと遠くにあるものとの影を見比べてみるキュイ。影が平行ではなく見えるはずキュイよ。

う〜ん、よく分かんないけど、そうやって理詰めでくるかぁ。じゃあさ、よく言われるアポロ11号の旗めく星条旗の写真は?真空では旗は旗めかないはずじゃない?宇宙飛行士は旗に触っていないのに、なんで旗が波打っているの?
これこそ、月面のセットだって証拠じゃない?

Photo by NASA, 写真番号 AS11-40-5874

この旗、実は旗めいてはいないんだキュイ。
そういう風にみえるのは、旗の設置の仕方によるキュイ。月には大気がないので、風が無くてもしおれないように、この旗は水平に伸びたポールに吊るされてるんだキュイ。しかし、アポロ11号の宇宙飛行士たちはこのポールを完全に伸ばさなかったので、旗はたわんで、旗めいてるような波模様ができてしまったキュイ。なんでポールを伸ばさなかったのかというと、その方が格好良かったからキュイ。旗めいてるように見えるように、ワザとしたんだキュイよ。疑念を持つ人達は、それを真に受けちゃったキュイね。

え〜、それってNASAが言ってるだけでしょ?そのまま信じるのはねぇ。それに、月で撮影された写真って、露出や構図が完璧じゃない?カメラは宇宙服の前に取り付けられてて、ファインダーもないのに、こんな完璧な写真、撮れるはずなくない?

写真は何千枚と撮られてるキュイ。その中から上手く撮れてる写真のみが、一般に公開されるキュイ。それに、月面で撮影した写真はかつてない貴重な資料になるので、宇宙飛行士たちはどんな状況下でも、写真だけはちゃんと撮れるようにと、特に注意を払って訓練してたキュイ。簡単そうに見えても、めちゃくちゃ練習した成果なんだキュイよ。

それにもし、NASAがでっち上げたセットだったなら、風で旗が動いちゃったビデオや写真をなんで撮り直さなかったキュイ?ついでに言うと、旗が風で動いてるんなら、周りの塵が舞ってないとおかしくないかキュイ?

えっ!そう言われれば、そうかも。う〜ん、そうだね。でっち上げなら、7回も月に行かなくてもいいもんね。1回行った証拠をねつ造すれば十分だし、アポロ13号のような大事故を演出する必要はないし

仮にNASAが全てのミッションをでっち上げたとすると、地球で見つかってない鉱物を含む月の石や、数多くの科学的データも偽造しなくちゃならないキュイ。そんな手間なことするキュイ?

宇宙開発には巨額の費用が必要なので、陰謀論に結びつきやすいんだキュイ。その費用を出せるのは、十分な資金と権力を持っているごく限られた者たちであって、秘密を隠すのは容易いと思われてるから、「どこかの国が宇宙のどこかで、何かやっていてもおかしくない」という疑惑が生じるんだろうキュイね。

でも、いまや、月に惑星探査、宇宙開発でさえ国家の独占物ではなくなってきてるよね。
宇宙開発に関連した陰謀論もこれからは衰退していくのかなぁ?

いやいや、みんな大好き陰謀論キュイ。居心地いい新天地を見つけては、トンデモの種をバラまいてくだろうキュイ。先日発表された、これなんか食い付き良さそうキュイよ~👇

いいなと思ったら応援しよう!