雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」「FROZEN HOLIDAY」観劇日記
時折、無性に超越雪祭男子に会いたくなる瞬間がある今日このごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
昨年12/2に観た雪組公演の観劇日記です。
実は私、花組の鴛鴦以降観劇できてなくて、この時すごく久しぶりの観劇だったんですね。星組の1789と月組のフリューゲルはチケットが取れず、宙組は取れてたけど中止になってしまったので、実に4ヶ月ぶりの観劇になってしまいました。
皆さん、4ヶ月も宝塚を観ないとどうなるか分かります?生活の潤いが足りないとか、そんなレベルじゃないですよ?もうね、カラッカラに乾燥してあと少しで種🫛になるかと思いましたよ。
本当は、雪組の前半日程の中止が出た時に、もしかしたら今回もダメかもしれないと少し覚悟はしていたのですが、本当にラッキーでした。
というわけで、カンブリア記が無事に種にならなくて済んだので、観劇日記、始めます。
ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル
Happy New ミュージカルという聞いたことのないジャンルでしたが、確かに今まで宝塚で見たことがないような作品だったなあと思います。
というか、生田先生ってこんな明るい作品も作るんですね?「ひかりふる路」とはエラい違いでしたね??と思ったのは私だけではないはず。(生田先生って、私生活の状態がもろに作風に表れる芥川龍之介みたいなお人やったんやな・・・)
咲ちゃんは、シャーロックホームズの作者であるアーサー・コナン・ドイル。いわゆる二枚目じゃないんだけと三枚目までいかない、二枚目半?(使い方合ってる?)お髭が似合って奥さんのことが大好きな、なんともチャーミングなおじさんでした。
その奥さんのルイーザ役は夢白あやちゃん。ドイルを影から支えるだけでなく、途中からはぐいぐい引っ張っていくような展開が見ていて楽しかったです。
あーさは、物語から出てきたシャーロック・ホームズ。二番手男役が、こういう実態のない役をやるのって結構珍しいと思うんですが、それが新鮮で面白かったです。
あがちんは、ミロ・デ・メイヤー教授、フランスからやってきた催眠術師らしい。実は私、ドイルが心霊現象研究会に招かれる場面になったとき、「え?心霊・・・?」
って、ちょっと身構えちゃったんですね。というのも私、テレビCMでホラー映画の予告が流れるのも耐えられないくらい、大の怖がりなんですの。
なので今回も「もしかしてお化けがでる?」って心配になったのですが、イタコはただのサクラだったし、あがちんはただの可愛い霊媒師だったし、完全にお笑いの場面になってたので、大丈夫でした。指田珠子先生みたいな本気のやつじゃなかったので。怖がりも安心。
全体的に楽しいんだけど深い場面もあり、ホロッとなる場面もあり、とてもいい作品だったなあと思います。セットや衣装もすごく凝ってて、あとで何度も見返したくなりました。
それにしても、ミロ・デ・メイヤーうちの会社にもペン売りに来てくれないかなあ。
FROZEN HOLIDAY
プロローグで、FROZENホテルの支配人の咲ちゃんの前に次々と個性的なお客が現れるのが楽しかったです。
それにしても、男役を引き連れた夢白あやちゃんの美しさはすごかったですね。あまりに光り輝いてて、もしや自家発電してるんか・・?と疑うレベル。
美しいだけじゃなく、歌声も素敵で見惚れてしまいました。
中詰めの場面。久々に1階席で体験しました、客席降り。
私、今回はS席のセンターブロックで見てたのですが、客席降りの瞬間って客席にライトが当たるんですよね。で、生徒さんたちが一斉に降りてきて、気がつくと周りでタカラジェンヌたちが踊ってる状態。
「え、、何?ここ天国?
天使がいっぱいいるとか、ここ天国??」
なんてことを思いながら、うろ覚えの振りでロゼッタを振り回しておりました。
SNOW FLOWER WILL BLOOMの場面。あの歌詞は何だか泣いてしまいましたね。
フランク・ワイルドホーンさんが作曲されたそうで、もちろん宝塚が今の状態になる前にできた曲だと思いますが、
「この歌の力で雪組のみんなが元気になってくれたらいいな」と、そんなことを思いながら聞いてました。
フィナーレは、「人生のメリーゴーランド」。ここで来たかジブリ。この場面、曲も衣装もかっこよくて大好きです。最初に男役と娘役がペアで踊り、男役群舞→咲ちゃんとそらちゃんペア→咲ちゃんがソロで歌って締めるというちょっと珍しいパターン。これはあれですかね、咲ちゃんはホテルの支配人だから、最後に帰っていく客さん達を見送るという場面なんですかね?
私の勝手な解釈ですが、最後までレビューの流れを止めない、とてもステキなフィナーレだったなあと思います。
そして、次はいよいよ咲ちゃんの退団公演ですね。寂しい気持ちもありますが、咲ちゃんが最初に観て憧れたベルばらで退団するというのは、咲ちゃんにとって嬉しいことなのかも知れないな、と思ったり。退団公演の演目ってその後のプロフィールにもずっとついて回りますからね。
あとはチケット、何とか当たりますように🙏
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