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何もしないという”策”

トラブルだらけの職場
なんとかしたい
なんとかしなきゃ
なんとかする…
業務改善や調整の提案書を作成して上司に提出しても
音沙汰はない
トラブルに手をこまねき続ける直属の上司は置いといて更に上の上司に皆で直談判をしようと誘ってみても…

全部玉砕         全部却下

それぞれの理由
それぞれの立場
それぞれの考え方
起こっているトラブルの根本は1つなのに
なぜそれにまつわる人々の見方はこうも違うものなのか
焦り憤りを抱える私に比べ 見て見ぬふりを決め込んだ他のスタッフの顔は まるで能面のようだ
イラつく私の脳裏をかすめるのは過去の自分
その時も誰かを思い“上“に直談判に行ったけど
逆に私が退職に追い込まれてしまったっけ…ひどい話し
「人事に口を出すな」 それが答えだ
仕事しない 自分勝手 文句ばかりで周囲の悪口を言う
居るだけで雰囲気を悪くするワガママスタッフが
のさばり 心優しい頑張りやの人たちが疲弊している

でも そんなワガママスタッフを糾弾すると
こちらが責められる
「人を批判するな」
辞められたら困る…常に“上“はそれしか考えない
意見を出せば却下され 抗議に行っても門前払い 
仲間を作ろうと模索すれば相手にされず 
やっと話せる人が見つかったと喜んだ矢先に
手のひらを返される…
そんな四苦八苦な私を横目にある人が言う

「何もしないことよ」

言われたことを言われたままに
言われた事だけをする
それがうまくやるコツ
誰も恨まず誰にも恨まれない
仕事なんて そんなもの
一生懸命考えたところで仕方ない

本当にそうなの?


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