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ファッションの意義

皆さんはファッションに気をつけているだろうか?

私はどちらかと言えば疎い方だと思う
自分が着たいと思う服装を意識はするが
トレンドに沿っているかという点では
おおいに疑問がある

自分はモノクロファッションが好きで
黒一色のスタイルも多いが
出来る限り形状やシルエットが定番なものは避けている

最近はUVレジンを使用したアクセサリー作りも
個人的な流行りとなっている
枠型を使用したものを作成したり
レジンを重ねて成型したりと
作る過程も楽しいのだが
普段つけていないアクセサリーをつけるという
新しい習慣も自分の中での楽しみの一つである

私はとある会社で低くはあるが役職がある
オフィスカジュアル可とはいえ
真っ黒のブラウスに真っ黒のアンクルパンツを履いて
黒いスニーカーを履いていて
両手に指輪を2個はめている
そんな男を誰が役職付きだと思うだろうか?
※便宜上4つの部署の責任者である

ファッションとは信用である
環境問題の記事の際にも少し触れたのだがあ
人間は社会的な生き物であり
他者の存在を前提としてファッションを意識する

もし全世界に自分以外いないのだとしたら
どんな格好しても評価されない以上
工夫に時間を割くのはただの道楽以外にない

人は最低限 服を身にまとうことで
信用を得る

スーツを着ていればよりキチンとしていると感じるし
警備服を着ていれば威圧感を与えるだろう
企業の制服はその企業に帰属していることを意味するし
流行に合った服を着ていれば
最先端を取り入れた人なんだという評価になる

本来他者からの信頼を得ようと思えば
他者が望む姿であるべきだ

でもそれはあなた自身にとってはどうなのだろうか?

私もかつては普通にスーツを着ていた
社会人初年度は公務員であった私は
毎日スーツを着て出社していた

その後 公務員を辞め
荷物運びの仕事を始めたが
キャリアップしてスーツを着ることになった

自分が思う以上に私はスーツを着ていたように思う

しかしコロナウイルスの蔓延により
世界は隔絶され世の中のスタンダードに変化が生まれた

企業は転換期を迎え
オフィスカジュアルでも可となった

それは信用の変化だ
ビジネスの世界ではスーツを着るのがスタンダード
しかし変化した世界では多少のカジュアルも許容される

私は勤める企業がオフィスカジュアルに舵を切った段階で
すぐにスーツを着るのを止めた

周囲の男性はいまだにスーツを着ている
私はたまにジャケットは羽織るが
ほとんどシャツかブラウスを着ている

人によってはいつも黒い服を着てる人
人によっては変わっている人
陰ではダサいと思われているかもしれない

それでも私が今の服装を変える理由はない
私にとって好きな服を着て仕事をすることは
ただそれだけで生産性が上がることなのだ

もちろん社会的な人間である以上
信用を考慮する必要がある

では私がスーツ社会でカジュアルを突き詰めるのに
どんな意味があるのか?

それはそれでも私を信用する人がいるからだ
私がどんな格好をしていたとしても
私が話す言葉に
その情報に
どんな過不足もないからだ

だから最初こそ私の恰好を見て
面食らう人は多い

それでも私がそれを止めないのは
自分の信用を落とす可能性を理解しつつも
自分のスタイルを維持していたいと思うからだ

随分と勝手な話だとは思う
これでも10人以上のスタッフを抱えているのに
私の恰好を咎める者はいない

興味もないのだろうが
それでもきっとそれ以上に私が必要な役割を果たしているから
そこに踏み入る必要がないのだろう

自分の耳に聞こえないなら
それは言われていないのと同義だ
王様の耳はロバの耳?
それを言う市民がいたとしても
おとぎ話のようにその声が轟かない限り
それは罪でもなんでもない

信用とは他者とのコミュニケーションにおいて
重要な要素の一つだ
だが忘れてはいけない
あなたは他人のために生きているのか?
自分のために生きているなら
無難で着たくもないものを着て生活するより
自分に似合った着たい服を着た方が有意義だと思わないか?

失礼
あくまでも自分の信用が落ちても平気な
変人に向けての言葉だということを補足しておく

まぁ少しでも疑問に持ってみるのは良いのかもしれない
自分は周囲の信任のために服を着るのか
それとも自分の生産性を突き詰めて服を着るのか
今一度考えてみるのも楽しいのかもしれない

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