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小学校で顕在化する学力格差の一例

はじめに 私はふつうの、特に大学の付属だったりしない公立小学校に通っていた。2010年、小学4年から少人数教育の流れがきたためか、算数の演習が1クラス40人足らずの学年を習熟度によらず2等分して行うこととなった。 1年生4月の時点でさえ公文で中学内容まで一通り終えた者からひらがなの読みさえ習得しきっていない者まで学力に差はあるもので、高学年にもなると塾通い含め相当な差になってくる。5年生のころに挿絵たっぷりの算数の教科書の、章末1~2ページの演習問題を解く回を例にして

    • 理科の選択

      医学部入学で最初に発生するグループ分けの一つに、大学受験時の理科の選択がある。高校の閥みたいなものもある、なんなら『てめーどこ中よ?』が定番の会話になる、ドイツ語やらフランス語やらの第二外国語が同じ人たちとは何となくまとまることもあるが、理科の選択は医学教育の導入の難易度に直結するのが特徴的だ。 化学はよほどの傾奇者でなければ、物理生物地学どれとも深く絡むので、あるいは高校のカリキュラムとして選ぶものとして、入学するまでは受験する学部が幅広く満点を比較的狙いやすい物理が好ま

      • 我がためならざる公立小学校

        塾に通って受験バトルをする人間にとって、公立小学校の授業はかなり物足りない。 1年生の最初の授業でタイルセットなるものを渡され、当時から即座に暗算で解ける足し算を1分ほどかけて丁寧に丁寧にやらされたのは今ではいい思い出である。数年したら流石にタイルセットはお払い箱になり掛け算も割り算もやるが、より1桁多い計算をするのにもう1年かかることもざらだ。高学年になっても、市販の問題集なら公式解説のすぐ次にあるような基礎の問題が教科書章末に『応用問題』として出題される。 算数以外も

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